みなさん、こんにちは。公認会計士ナビ編集長の手塚です。
この度、公認会計士ナビのスポンサーでもある、山田コンサルティンググループ 様から書籍を頂きましたのでご紹介させて頂きます。
頂いた書籍はこちら「だから、会計会計業界はおもしろい!~税理士・会計士・コンサルの未来~」です。
山田コンサルティンググループとは?
まず最初に山田コンサルティンググループ様を簡単にご紹介しますと、公認会計士・税理士の山田淳一郎氏によって1989年に創業されたコンサルティング会社で、現在、東証JASDAQ市場に上場、従業員778名を有する大手コンサルティング会社です。
特に、企業再生領域では、国内でも早い段階から中小企業の事業再生を手がけたコンサルティング会社としても有名であり、また、併設の税理士法人山田&パートナーズもBIG4税理士法人に継ぐ国内大手会計事務所として有名な存在です。
どんな点がお勧めですか?
誰にお勧めか
この「だから、会計会計業界はおもしろい!」ですが、
- 若手公認会計士(監査法人3年目くらいまでの若手や監査法人からの転職を考えている方)
- 公認会計士受験生(特に将来、コンサルティングや税務に携わりたい方)
- 公認会計士か税理士を目指したいと考えている方
に特にお勧めの書籍です。
公認会計士・税理士・コンサルの3業界を網羅的に解説
本書の前半部分では「公認会計士」「税理士」「(主に会計・税務・財務を中心とした)コンサルティング」の3つの業界や仕事について解説してあります。
公認会計士や税理士の試験制度、受験者数の推移から始まり、監査法人、会計事務所、会計系コンサルティングファームの主要プレーヤーやその業務内容などを網羅しています。
そのため、公認会計士や税理士を目指す受験生から会計業界で活躍フィールドを見つけたいと考えている若手の公認会計士や税理士の方々とっては、業界の全体像がつかめる内容となっています。
多様な人材による生の声
本書の後半部分では、山田コンサルティンググループに所属する公認会計士や税理士、コンサルタントの方々の仕事に対する生の声や体験談が掲載されています。
「山田コンサルティンググループに所属する方々の」と言うと、同じグループで働く方々なので「似たようなコメントが並ぶのかな」と思われるかもしれませんが、面白いのが登場している人たちの経歴の多様さです。
同じ企業でもこんなにも様々な経歴を持った人たちが働いているのかと驚きます。
例えば、
- 地方銀行と監査法人を経て、山田コンサルティンググループでM&Aや会計コンサルティングに従事する執行役員(公認会計士)
- 損害保険会社、個人税理士事務所を経て、税理士法人山田&パートナーズにて相続申告や事業承継コンサルティングに従事する女性マネージャー(税理士)
- 農林水産省のキャリアから公認会計士へと転身した監査法人のパートナー(公認会計士)
- 新卒で山田コンサルティンググループに入社し、事業再生、ODA支援、衆議院事務所に出向を経験し、現在は企業向けのコンサルティングと自治体支援を行う女性マネージャー
- 新卒で税理士法人山田&パートナーズに入所し、現在はベトナムで会計・税務・M&A業務に携わる公認会計士
などなど、様々なバックグラウンドの人達がそれぞれの経験、会計業界で携わった仕事や、会計士や税理士資格の特徴について語っているため、若手の人たちが視野を拡げるのに役立ちます。
マニアックにここに注目!
私が最も注目したのは本書の冒頭、山田淳一郎氏の担当パートです。
「山田淳一郎」氏と聞いても今の若い会計士や税理士、受験生の人たちにはピンとこない人もいると思いますが、会計業界のベテランの方々にとってみるとカリスマ的存在です。
公認会計士・税理士として「BIG4に継ぐ税理士法人」「業界TOP10に入る監査法人」「JASDAQに上場するコンサルティング会社」の3つを1代で作り上げた人物と言えば、若い方々にもそのすごさが伝わるのではないでしょうか。
その山田氏が、本書冒頭のわずか10ページ程度ですが、会計士を目指した経緯、独立までの経験、独立後11年間の売上と従業員数の推移、税理士法人の出資比率などについて赤裸々に語っています。山田氏がどのように業界を代表するコンサルティングファーム、税理士法人、監査法人の3つを作り上げてきたのかその一端を垣間見れた気がします。
みなさんも一度、手にとられてみてはいかがでしょう?
本書をきっかけに会計業界に興味を持ってくださる方がひとりでも増えるよう願っています。