このコーナーでは、“くわえもん”こと高桑昌也氏が、厳しく、優しく、ユーモラスに公認会計士のみなさんのお悩みに答えます!
さあ、みんなくわえもんに相談してみよう!
くわえもんとは?
高桑昌也 通称“くわえもん”
公認会計士・税理士
TKW M&Aファイナンス会計税務事務所
代表公認会計士
麻布高等学校・慶應義塾大学卒。大学在学中の2000年に公認会計士2次試験に合格。中央青山監査法人、金融庁への出向、都市銀行でのデリバティブ業務、コンサルティング会社(エスネットワークス)を経て現職。さそり座O型。秋田県男鹿半島出身。
趣味:写真、旅行、夜の麻布・六本木
参考サイト
今回のお悩み:元・自衛隊からの会計士試験チャレンジ、ありですか?
今回の相談者
あっきーさん(22歳)
※写真はイメージです。
相談内容
くわえもんさん、はじめまして。
私は、今年度大卒の資格がとれる税理士及び経理職を目指す4年制の専門学校を中退予定です。学年は2年です。
中退の理由は、家庭の経済的な事情及び公認会計士の魅力を再認識したからです。
経歴を簡単にお話ししますと志望大学の経済・経営学部に落ちて進路の選択肢がおまけで受けた看護学部と自衛官候補生しかありませんでした。
卒業後、陸上自衛隊に入隊し、2年間の勤務を経て任期満了退職して現在に至ります。税理士養成の専門学校に進学したのは公認会計士になる覚悟が足りなかったことです。
中退後は任期制で航空自衛隊に入隊し、貯金しつつ勉強しようかと思います。大学を継続したとしてもどちらにせよ遠回りになるので生活費がほぼかからない自衛隊が最適だと判断しました。陸から空に変えたのは空自に勤めてた同期から勧められたのと比較的頭を使う仕事をしてみたいからです。
公認会計士は学歴不問といわれていますが今後の人生切り開き方でどうにかなると思いますか?
ご回答よろしくお願いします。
くわえもんからの回答
あっきーさん、こんにちは。
くわえもんです。
さて、くわえもん、今年で公認会計士としての業歴が25周年です。
2000年に合格した頃は、「公認会計士になって20、30年したら、さぞ立派になっているに違いない?」等と思っていましたが、いまだに実務やったり、営業に行ったり、割と泥臭くやってます。
気づいたらアラフィフ。老眼も始まってきて、パワポやエクセル作業が少し辛くなってきました。でも弱音を吐かず、実務と会社経営の両輪を成していきたいと考えてます。
70代、80代(死ぬまで)まで現役で働くことが当面の目標です。今年のテーマは日々のジム通いと当社の上場です。上場についてはまた書こうと思いますので、お楽しみに。
さてあっきーさんは、専門学校を中退され、公認会計士を目指されるとのこと。その前は自衛隊にお勤めだったとのこと。日本国をお守り頂いて、ありがとうございます。
結論からすると、公認会計士は難しいだけあり、人生で目指すべき資格です。公認会計士は会計、税務、法務、経営の知識を総動員して、会社経営者の味方になれる、唯一無二の存在なのです。
弁護士は法務、税理士は税務の専門家ですが、公認会計士はオールラウンドプレーヤーです。私は経営者の端くれですが、企業の悩みを公認会計士に相談して、的を得た助言が返ってきたときのあの安心感と感動。公認会計士に相談して、良かったな、と心から思います。
しかも公認会計士って、まあまあレアキャラなんです。税理士の先生は沢山いらっしゃるのですが、公認会計士の人口はまだまだ少ないです。公認会計士を求める仕事は、監査以外も沢山あります。経営にスピードが求められ、企業の課題も多様化・複雑化するなかで、公認会計士が活躍できる場は想像以上にあります。
あと学歴ですが、昔のように学歴云々ってことはなくなりました(相当古い組織にいない限りは)。
国立大出身のニートもいる世の中です。立派な学歴があれば越したことはありませんが、学歴で食える時代はもう終わりました。
ですので、迷うことなく公認会計士を目指されて下さい。
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