去る2019年12月3日(火)、「財務・経営支援での独立事例から学ぶ」と題し、公認会計士、税理士の方々を対象とした独立・開業勉強会が開催されました。本記事では、同勉強会の模様をお届け致します。
公認会計士・税理士のための独立・開業勉強会 ~財務・経営支援での独立事例から学ぶ~
勉強会の概要
【開催日】2019年12月3日(火)19:00~21:30
【場所】エッサム神田ホール1号館7階701
【参加者】独立に興味のある、または、独立間もない公認会計士や税理士の方々
【勉強会URL】https://cpa-navi.com/archives/42508
【プログラム】
- 第1部 勉強会
- 公認会計士や税理士の独立動向20年
- 株式会社わかば経営会計とは?
- 独立のタイミングはいつか?(1)経験
- 独立のタイミングはいつか?(2)資金
- 独立のタイミングはいつか?(3)顧客
- 独立と仲間
- 中小企業の事業再生や財務・経営支援のノウハウ
- 総括:独立のメリット・デメリット
- 質疑応答
- 第2部 交流会
主催
税理士開業塾(運営:株式会社エッサム)と公認会計士ナビ(運営:株式会社ワイズアライアンス)の共催によって開催されました。
この共催での勉強会は2015年より毎年開催され、今年で5回目となります。(過去の勉強会はこちら)
講師&モデレーター
本年の講師は、2015年に独立され、中小企業向けの企業再生や経営・財務支援を専門として活躍する、株式会社わかば経営会計の中山昌則氏(公認会計士・税理士・中小企業診断士)に務めて頂きました。
講師
中山 昌則
株式会社わかば経営会計 代表取締役
公認会計士・税理士・中小企業診断士
2007年、公認会計士試験合格。新日本有限責任監査法人、国際部にて一部上場製造業、小売業、建設業、不動産ファンド等の多様な業種の会計監査に従事。
2010年より税理士法人高野総合会計事務所にて中小企業を中心に数十件の企業再生・M&Aのコンサルティング業務に従事。2013年からは千葉県中小企業再生支援協議会に出向し、統括責任者補佐として千葉県内の数多くの中小企業の再生支援業務(経営改善支援、金融調整業務等)に従事。2015年4月、株式会社わかば経営会計 代表取締役就任。
1986年生まれ、千葉県松戸市出身、慶應義塾大学経済学部経済学科卒業。
【参考】
また、モデレーターは、公認会計士ナビ編集長の手塚佳彦が務めました。
モデレーター
手塚 佳彦
公認会計士ナビ 編集長
株式会社ワイズアライアンス 代表取締役CEO
神戸大学卒業後、会計・税務・ファイナンス分野に特化した転職エージェントにて約10年勤務。東京、大阪、名古屋の3拠点にて人材紹介・転職支援、支社起ち上げ、事業企画等に従事。その後、グローバルネットワークに加盟するアドバイザリーファームにてWEB事業開発、採用・人材戦略を担当するなど、会計・税務・ファイナンス業界のキャリアに精通。また、株式会社MisocaのアドバイザーとしてMisoca経営陣を創業期から支え、弥生へのEXITを支援するなどスタートアップ業界にも造詣が深い。2013年10月、株式会社ワイズアライアンス設立、代表取締役CEO就任、公認会計士ナビ編集長。
当日の様子
当日は公認会計士と税理士合わせて20名以上の皆様にお集まりいただき、講師の中山氏とモデーレーターの手塚氏の軽快なトークのもと勉強会が進められました。
講師の中山氏からは、
- 共同創業者の大磯氏とはふたりでの独立に向けてどういった点を事前共有したのか
- 独立後のライフスタイルや苦労したこと
- 組織づくりで意識していること
などが語られました。
また、
- 独立時に用意した資本金や借入額
- 初年度の売上や利益
- 業務で使っている数十ページに及ぶ事業デューデリジェンスレポートや経営改善計画書サンプル
などリアルな情報が包み隠さず公開され、参加者の皆様はその具体的でインパクトある話に引き込まれました。
勉強会終了後には、講師と参加者による交流会も開催され、講師のみならず独立を目指す参加者同士でも親交を深めるなど、盛り上がる勉強会となりました。
なお、公認会計士ナビでは、普段、詳細なイベントレポートをお届けしておりますが、今回の勉強会は有料の勉強会のため、レポートは本記事のみとなります。予めご了承ください。
公認会計士ナビでは、定期的に独立に関する勉強会やイベントを開催しておりますので、ご興味のある方はぜひ実際にご参加の上、その雰囲気や内容を体験頂ければと思います。
次回以降のイベントにもご期待ください!