新型コロナウイルスの影響で、経済環境はかつて経験したことがないほど厳しさを増しています。スタートアップ業界においても売上や資金調達活動に大きな影響を受けている企業も少なくないでしょう。
そのような中、ベンチャーキャピタルや事業会社の投資部門などの投資家向け投資管理ツール「FUNDBOARD」(ファンドボード)を運営する株式会社ケップルが、スタートアップの資金調達活動をオンラインで行えるオンラインIRサービスをリリースしました。
新型コロナウイルスへの感染防止の観点から、資金調達活動においても、ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家と起業家が直に会ってピッチを行ったり、意見交換をしたりすることが難しくなっており、資金調達で苦労されているスタートアップの方は多いのではないでしょうか。
今回ご紹介するスタートアップ向けIRサービス『FUNDBOARD for Startups(β版)』では、オンラインでベンチャーキャピタルやエンジェル投資家にピッチ資料を公開したり、オンラインで投資家との意見交換会を開催したりと、現在の新型コロナの感染拡大防止の状況下で行いにくい対面での活動部分をオンラインでカバーしてくれるサービスになっています。
では早速、ご紹介しましょう。
記事目次
- スタートアップ支援の株式会社ケップルとは?
- オンラインで投資家とコンタクト!『FUNDBOARD for Startups(β版)』とは?
- 今なら『FUNDBOARD for Startups(β版)』が無料で利用できる!
スタートアップ支援の株式会社ケップルとは?
ケップルは、あずさ監査法人出身の公認会計士である神先孝裕(かんざきたかひろ)氏によって起ち上げられ、スタートアップに特化した会計事務所からスタートしました。
ケップルでは、「Create New Industries」をビジョンに掲げ、スタートアップや投資家のバックオフィス業務を支援してきており、2018年8月に未上場株管理ツール「FUNDBOARD」を、2019年8月にスタートアップと投資家向け教育サービス「KEPPLE ACADEMY」をリリースし、日本国内の著名なベンチャーキャピタルやエンジェル投資家、事業会社の投資部門などとのネットワークを築いています。
オンラインで投資家とコンタクト!『FUNDBOARD for Startups(β版)』とは?
株式会社ケップルでは、スタートアップと投資家のファイナンス実務をサポートするツール「FUNDBOARD(ファンドボード)」をリリースしています。
- 会計士が開発!スタートアップの資本政策や株主管理を助けるツールFUND BOARD(ファンドボード)がβ版リリース(公認会計士ナビ)
- 公認会計士が開発した投資家・起業家向けサービス「FUND BOARD」が資金調達!(公認会計士ナビ)
「FUNDBOARD」はベンチャーキャピタルや事業会社などの投資家、資金調達をしたスタートアップをユーザーとし、WEB上で投資先管理を効率的に行えるサービスとして、これまでにミクシィやドローンファンド、delight venturesなど、50社を超える投資家や事業会社に導入されています。
今回、このFUNDBOARDで新たにリリースされたのが、スタートアップの資金調達を支援するサービス「FUNDBOARD for Startups(β版)」です。
スタートアップは「FUNDBOARD for Startups」に登録すると、その後簡単な審査を経て、FUNDBOARDを利用する投資家や事業会社に自社のIR資料を配信することができます。配信した資料に投資家から反応があった場合、FUNDBOARD事務局が当該投資担当者の紹介まで行います。
ケップル代表の神先氏は、今回の「スタートアップ向けオンラインIRサービス」について以下のようにコメントしています。
コロナによりスタートアップの資金調達環境は激変しています。事業会社を中心に一時的に投資が絞られ、また一時的に業績が落ち込んでいるスタートアップも出てきており、以前よりスタートアップの資金調達ニーズが増大しております。そんな状況下で、ケップルは50社以上の投資家に使われているFUNDBOARDを運営しており、FUNDBOARDへスタートアップが自社のIR情報を発信し、投資家にアピールできる場を作ることで、少しでもスタートアップの資金調達に貢献出来るようにと考え、これまで急ピッチで準備を進めてきました。
新型コロナウイルスの影響で、対面での面談が難しい状況ですが、「FUNDBOARD for Startups」を利用することによって、スタートアップはIR活動をオンラインで行うことができるため、緊急事態宣言発令下でも資金調達の機会を確保することができます。
また、より多くの投資家にIR情報を配信することができるため、コロナ収束後も、今後の資金調達手段の一つとして期待が持てるサービスです。
今なら『FUNDBOARD for Startups(β版)』が無料で利用できる!
FUNDBOARDでは、5月6日まで以下2つのサービスが無料でご利用いただけます。
1つ目は、本記事で紹介した投資家が利用しているFUNDBOARDへ、資金調達を希望しているスタートアップが自社のIR資料を配信することができます。
そしてもう1つ、特定の投資家や事業会社との相談会(審査制)をオンラインで定期開催しています。こちらの投資家相談会にも無料でご参加いただけます。
逆風下にあるスタートアップの企業の皆様のために、少しでも力になれば幸いです。皆様のご登録、ご参加をお待ちしています!