PwC出身の会計士・宮地俊充氏が起ち上げた「株式会社ベストティーチャー」が代ゼミグループの日本入試センターにEXITしたとのニュースが入ってきました。
本日、2016年8月2日付けで、SAPIX YOZEMI GROUPのグループ法人である株式会社日本入試センターによる完全子会社化とのことです。
ベストティーチャー・宮地俊充氏とは?-PwCあらた監査法人出身の起業家
宮地氏は2007年に公認会計士試験に合格、PwCあらた監査法人や投資銀行、ベンチャー企業のCFOを経て、2011年11月にベストティーチャーを創業しています。
公認会計士ナビの記事やイベントにも度々登場頂いており、読者の方々からも好評を博しています。
宮地氏のキャリアや、会計士からリスクをとって起業家に転じた経緯などは下記の記事をご参考ください。
- インチャージでもなく、CFOでもなく、僕は起業家への道を選んだ(前編) -ベストティーチャー 宮地俊充氏 【特別企画/インタビュー】
- インチャージでもなく、CFOでもなく、僕は起業家への道を選んだ(後編) -ベストティーチャー 宮地俊充氏 【特別企画/インタビュー】
- 会計士がスタートアップに転職する際の不安は3つ。経済合理性を考えると転職すべきでない!?公認会計士とスタートアップ:前編
ベストティーチャーの資金調達
株式会社ベストティーチャーはこれまで2回のラウンドでベンチャーキャピタルからの資金調達を行っています。
ファーストラウンドは2012年1月20日に株式会社サイバーエージェント・ベンチャーズから(金額非公開)、セカンドラウンドは2013年3月15日にGMO VenturePartners株式会社及びSMBCベンチャーキャピタル株式会社から5,110万円を調達しています。
- 株式会社ベストティーチャー、第三者割当増資を実施 ~Best Teacherは英会話レッスンを再発明します~-プレスリリース:ベストティーチャー
- GMOVP、SMBCVCから総額5,110万円の第三者割当増資を実施-プレスリリース:ベストティーチャー
会計士も利用!「オンライン英会話のベストティーチャー」とは?
ベストティーチャーは「自分が話したいことを英語にする」というコンセプトに基づいたオンライン英会話レッスンであり、通常のSkype形式のオンライン英会話と異なり、自ら作成した英文を講師が添削し、それをもとに英会話レッスンを行うことによって、自分に合った実践的な英会話力を身につけることができることができるサービスです。
ビジネスユースにも強く、例えば、下記のような資金調達関連の英会話にも取り組むことができます。
また、近年では4技能試験対策コースを強化するなど、英語教育分野でも先進的な取り組みを行っています。
公認会計士ナビでは過去にベストティーチャーを利用する公認会計士に関しても取り上げさせて頂きました。
会計士という資格に安住することなく、監査法人を飛び出し、起業。EXITという確かな成果を出した宮地氏の実績は多くの会計士に勇気を与えるものと思います。
公認会計士ナビでは、宮地氏、ならびに、ベストティーチャー社の今後のさらなる発展を祈念しております。