本日、平成24年度修了考査の合格発表が行われました。
合格者に関する概要は下記の通りです。
合格者数と合格率
平成24年度の修了考査における合格者数は1,846名となりました。また、対受験者数合格率は71.2%と昨年の68.6%を2.6%上回る結果となっています。また、合格率は新制度移行後の修了考査とほぼ同水準であった一方で、合格者数に関しては前年度の2,378名と比較して22.37%(532名)のマイナスとなっています。
●平成24年 修了考査 合格者の概要
【受験願書提出者数】 2,814名
【受験者】 2,593名
【合格者】 1,846名
【対受験願書提出者数合格率】 65.6%
【対受験者数合格率】 71.2%
本年度の特徴と今後の傾向
今年度は前年度と比較すると合格者数が大きく減少していますが、これは受験者数自体が減少したことに起因しており、さらに遡ると、今回の主な受験対象者が2,229名が公認会計士試験に合格した平成21年(2009年)の会計士試験合格者であったことから、3,625名が合格した平成20年(2008年)とすると受験対象者の母数自体が減少したことが理由のひとつとして挙げられます。
また、本年の修了考査合格者1,846名すべてが公認会計士協会の正会員登録を行ったとすると、公認会計士(正会員)数は24,733名(2012年12月31日現在)から26,579名へと増加することとなり、約7%アップすることとなります。
なお、公認会計士試験の合格者数は、平成21年以降も減少しています(図3を参照)ので、次年度以降の修了考査合格者数も減少すると予想されます。
●図1:修了考査ならびに3次試験 過去10年間の合格者数 (平成17年までは旧3次試験のデータ)
●図2:修了考査ならびに3次試験 過去10年間の合格率 (平成17年までは旧3次試験のデータ)
※平成18年度・修了試験の「対受験願書提出者数合格率」は開示されていないため、旧3次試験を受験した51名のデータとなっております。
●図3:公認会計士試験の合格者数ならびに合格率の推移
※本文中のデータは全て公認会計士協会発表のデータより作成。
【追記 2013/5/20 11:16】
図2のグラフを「対受験者合格率」ならびに「対願書提出者合格率」を併記しているものに差し替え、ならびに、関連する文章の一部を削除・修正しました。