2017年度の監査報酬が増加、トーマツが監査イノベーションを体験できるARアプリ配信など3件:今月の会計士業界ニュース(2018年8月その1)

  • 2018/8/8

2018年7月23日、30日、8月1日に、日本公認会計士協会、監査法人などに関する複数のニュースがリリースされています。

ファーストリテイリング柳井氏が公認会計士協会開催記念講演で登壇、IFRS導入による会計基準の変更などで監査報酬増加、トーマツが監査イノベーションを体験できるARアプリ配信開始などの記事を幅広くご紹介します。

ファーストリテイリング柳井氏が公認会計士協会開催記念講演で登壇

1948年に公認会計士法が制定され、公認会計士制度が70周年を迎えたことを記念して、日本公認会計士協会が記念式典・記念講演を開催しました。

今回、ファーストリテイリング柳井正会長兼社長が登壇した記念講演に関する記事が、日本経済新聞よりリリースされています。

ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は23日、日本公認会計士協会が開催した記念講演で、公認会計士に対して「経営者と経営課題を議論できるパートナーになってもらいたい」と語った。人工知能(AI)の発達などで会計業務が標準化される可能性について言及したうえで、会計知識の経営への活用を参加者らに呼びかけた。

引用元:ファストリ柳井氏「会計士は経営者と議論を」 (日本経済新聞 2018年7月23日付)

記事によると、柳井氏は、AIの発達などで単純な計算や分析などの監査業務が必要なくなると指摘し、公認会計士に経営者と協調してほしいと呼びかけたそうです。

この記念講演を全文文字起こししたサイトのリンクはこちらです。

公認会計士は、会議室で帳簿や証憑を突き合わせする時代から、会議室を出て経営者と向き合い、協議することが求められています。

IFRS導入による会計基準の変更などで監査報酬増加

依頼した資料が出てこなかったり、当初想定していなかったエラーが見つかったり、監査時間が増える原因は色々あります。もし会社側の原因で時間がかかったのであれば追加で報酬をもらいたいところですが、日本の監査法人が追加報酬を請求するケースは少ないのではないでしょうか。

今回、2017年度に支払った監査報酬が前年度に比べて7%増加したという記事が、日本経済新聞よりリリースされています。

2017年度に主要な上場企業が監査法人に支払った監査報酬は前の年度に比べて7%増えた。M&A(合併・買収)や海外子会社の増加に伴う国際税務などへの対応が背景にある。国際会計基準(IFRS)の導入で監査業務が複雑化し、支払額が増えた企業も目立った。会計処理に関する助言など、非監査業務での支払額も4%増と全体の水準を引き上げた。

引用元:監査報酬、17年度7%増(日本経済新聞 2018年7月30日付)

記事によると、IFRS導入による会計基準の変更や海外M&Aで報酬額は増加傾向にあるそうですが、海外と比べると日本の報酬額は依然として低い水準だと青山学院大学の町田祥弘教授は指摘します。

監査報酬が適正でなければ、必要な監査時間を確保することはできません。今回のような特別の事情による値上げだけではなく、適正な監査コストを負担してもらえるように、企業の意識改革が必要なのではないでしょうか。

トーマツが監査イノベーションを体験できるARアプリ配信開始

AIの導入で今後の監査はどのように進化するのでしょうか。

今回、監査法人トーマツが配信をスタートした監査イノベーションを体験できるARアプリについて、デロイトトーマツがニュースリリースを配信しました。

有限責任監査法人トーマツ(東京都港区、包括代表 國井泰成、以下トーマツ)は、2018年8月1日、高品質な監査を実現する重点領域のひとつとして掲げる「監査イノベーション」の各種プロジェクトを体験できるAR(拡張現実)アプリの配信を開始するとともに、監査イノベーションのスペシャルWebサイトを開設しました。

引用元:トーマツが推進する監査イノベーションを体験できるARアプリを配信開始し、Webサイトを開設(デロイトトーマツ 2018年8月1日付)

リリースによると、RPAやテキストマイニングなど、監査イノベーションが推進する10のプロジェクトをゲームとして再構築し、ARを通じて新しい監査の概念を知ることができるそうです。

将来の監査を知りたい方や不安を感じている方は、スマホにダウンロードして、体験してみてはいかがでしょうか。

(著者:大津留ぐみ / 大津留ぐみの記事一覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

公認会計士ナビが転職をサポート!

公認会計士のための転職エージェント

過去の注目記事

  1. 去る2013年11月23日(土)、山田ビジネスコンサルティグ(以下、YBC)様主催、公認会計士ナビ共…
  2. 本日、2017年10月20日(金)より弥生の新シリーズである弥生18シリーズが発売されます。 …
  3. CPAtalk2018_サムネイル
    みなさん、こんにちは。公認会計士ナビ編集長の手塚です。 去る2018年3月17日(土)、秋葉原UD…
  4. 今回から監査法人や会計事務所、コンサルティングファームにおじゃましてオフィスを見学させて頂く『オフィ…
  5. 監査法人トーマツの業績ってどうなの?トップ画像
    公認会計士の多くが所属し、会計士試験合格者の大半の就職先にもなるBIG4と呼ばれる4大監査法人(…
  6. 来る7月5日(土)に「独立・開業」「海外・グローバル!」をテーマにした第2回・公認会計士ナビon…

更新情報

公認会計士ナビの更新情報は下記よりご購読頂けます。

follow us in feedly

公認会計士ナビをフォロー
公認会計士ナビ RSS

公式サービス

公認会計士のための転職エージェント

公認会計士ナビの人材紹介サービス

公認会計士ナビのスポンサー募集

会計事務所求人名鑑

スポンサー企業

公認会計士ナビは以下の企業様をはじめとするスポンサーにサポート頂いております。

[プラチナスポンサー様]

あらた監査法人

株式会社エッサム

弥生会計

管理部門支援のプロフェッショナル集団・Bridgeグループ

青山綜合会計事務所

太陽有限責任監査法人

税理士法人平成会計社

ディスクロージャーのパイオニア 宝印刷

企業の経営支援コンサルティングは山田コンサルティンググループ

[ゴールドスポンサー様]

東京共同会計事務所

リンクパートナーズ法律事務所

グローウィン・パートナーズ株式会社

クラウドERPのビーブレイクシステムズ

企業の持続的成長を支援するエスネットワークス

海外進出支援のCaN International

全自動の会計クラウドフリー お申し込みはこちら!

自動型クラウド会計ソフト MFクラウド

レアジョブ英会話・本気塾

→スポンサー企業一覧

→スポンサープラン詳細

会計士の独立に!:PR

■税理士開業塾

税理士会業塾:公認会計士の独立支援

■クラウド・Eラーニング

会計士の税務スキル習得にクラウド・Eラーニング

■JCBの法人・事業者カード

会計士の独立にJCB法人カード

ページ上部へ戻る