太陽有限責任監査法人と優成監査法人が、2018年7月を目処に合併するという報道が日本経済新聞より出ています。
業界内では一部にて囁かれていた話題ではありますが、大手メディアから報道されたのは初めてではないでしょうか。
日本経済新聞によると、存続法人ならびに合併後の法人名も太陽監査法人となる模様であり、合併に伴い上場企業の監査クライアント数では、PwCあらたを抜いて、合併後の法人が4位*に浮上するとのことです。
総人員数では、PwCあらたが2,858名、太陽&優成で645名と引き続きPwCあらたが4位となります。(2017年10月2日12:47追記/PwCあらた・太陽は2017年6月末、優成は2017年9月1日現在)
それぞれが所属する国際ネットワークに関しては、触れられていませんが、太陽監査法人が存続会社となるとのことから、Grant Thornton International(グラントソントン・インターナショナル)がネットワークとしても継続されると思われます。
一方で、優成監査法人の所属するCrowe Horwath International(クロウ・ホーワス・インターナショナル)が日本では空席となるのか、新たなメンバーが加わるのかも注目されます。
また、国内の監査法人業界では、国際ネットワークであるPwC傘下での「PwCあらた有限責任監査法人と京都監査法人」、BDO傘下での「三優監査法人と東陽監査法人」とふたつのメンバーファームが併存している状況も見受けられます。
今回の太陽監査法人と優成監査法人の合併に伴い、これらの関係にも影響が出てくるかもしれません。今後の業界動向に要注目です。
なお、現時点では、両法人のWEBサイト上では合併に関する情報はリリースされておりません。(2017年10月2日9:20現在)