2015年・監査法人IPOランキング!トーマツが首位陥落、新日本がトップに!【件数・時価総額・騰落率】

監査法人IPOランキング2015年(平成27年)

2015年1月1日~12月31日までの監査法人IPOランキングをまとめました。

2015年のIPO92件を担当した監査法人を『IPO件数』『時価総額』『騰落率』の3つの指標でまとめてあります。

⇒2014年以前のランキング・その他監査法人関連ランキングはこちら

IPO件数 -トーマツが首位陥落!新日本が首位を奪取!

まずはIPO件数でのランキングです。

IPO件数ランキング

 法人名2015年2014年2013年
1位新日本有限責任監査法人26件18件6件
2位有限責任監査法人トーマツ23件28件27件
3位有限責任あずさ監査法人22件22件13件
4位東陽監査法人5件0件2件
5位太陽有限責任監査法人3件4件0件
あらた監査法人3件1件0件
優成監査法人3件1件1件
三優監査法人3件1件2件
9位京都監査法人1件1件2件
清友監査法人1件0件0件
かがやき監査法人1件0件0件
監査法人東海会計社1件0件0件
合計 92件77件54件

※鞍替え、指定替え、TOKYO PRO MARKETを含まないランキングです。

IPO件数ランキングでは新日本がトーマツから首位を奪取し、1位となっています。

2014年から2015年にかけては、IPOの総数が77件から92件に15件伸びているものの、三大法人に関しては、

  • 新日本監査法人:+8件
  • 監査法人トーマツ:-5件減
  • あずさ監査法人:±0件

と合計で3件しか伸びておらず、増加分を準大手や中小監査法人が吸収した構図となっています。

過去3年でトーマツのシェアは25%ダウン、新日本は続伸だが…

次にIPOの件数とシェアを過去3年分のデータで比較してみましょう。

三大監査法人の件数とシェアを2013年と比較すると以下のとおりです。

まずは件数の変動から。

三大監査法人のIPO件数比較(3ヶ年比較)

 2015年2014年2013年3年での増減
有限責任監査法人トーマツ23件28件27件-4件
有限責任あずさ監査法人22件22件13件+9件
新日本有限責任監査法人26件18件6件+20件
IPO総数92件77件54件+38件

2013年と2015年で比較するとIPOの総数は38件の増加となっており、うち20件を新日本が占めるなど勢いを感じさせます。あずさは9件の増加、トーマツは4件の減少となっています。

次にシェアを見てみましょう。

三大監査法人のシェア比較(3ヶ年比較) 

 2015年2014年2013年3年での増減
有限責任監査法人トーマツ25%37%50%-25%
有限責任あずさ監査法人24%29%24%+0%
新日本有限責任監査法人28%24%11%+17%

シェアに関しては、トーマツが50%から25%へと大きくシェアを落としているのが特筆されます。

このIPO監査に関しては、監査契約を結んでから数年後にクライアントのIPOが実現されるため、現在の結果というのは数年前の顧客獲得活動が影響しているとも考えられます。

そのため、新日本監査法人に関しては、2011~2012年頃にベンチャー・スタートアップ業界が再び盛り上がりの兆しを見せ始めた時期の積極的な活動が実を結んでいるという見方もできるかもしれません。

一方で、トーマツに関しても、数年前よりMorning Pitchに代表されるトーマツベンチャーサポート主催の多数の起業家向けイベントの開催など、IPOマーケットが復活する以前からベンチャー・スタートアップ業界で高い存在感を誇ってきているため、シェアが落ちているという結果に驚きも感じます。(ただし、トーマツベンチャーサポートの規模は拡大しているようですので、ここ数年でのベンチャー・スタートアップ業界全体やその政策に関わる官公庁等への影響力で言うとより大きくなっていると言えるでしょう。)

時価総額(初値) -郵政3社の担当であずさ監査法人がダントツの首位!あらたも健闘!

次に初値時価総額での比較です。

初値時価総額の合計額でのランキング

 法人名時価総額(合計)
1位有限責任あずさ監査法人16,977,645百万円
2位有限責任監査法人トーマツ365,231百万円
3位新日本有限責任監査法人299,814百万円
4位あらた監査法人220,761百万円
5位太陽有限責任監査法人43,760百万円
6位東陽監査法人35,948百万円
7位優成監査法人20,582百万円
8位三優監査法人19,264百万円
9位清友監査法人14,469百万円
10位かがやき監査法人11,928百万円

初値時価総額の合計では、郵政3社の上場を担当したあずさ監査法人がダントツでの1位となっています。

なお、郵政3社の時価総額を除いた場合は320,745百万円となり、トーマツに次ぐ2位となります。

また、特筆すべきはIPO件数3件のあらた監査法人が4位に付けており、ベルシステム24ホールディングス(初値時価総額108,046百万円)、デクセリアルズ(同97,650百万円)、ソネット・メディア・ネットワークス(15,065百万円)と比較的大型のIPO案件を担当した影響が見受けられます。

では、次に時価総額の平均(1件あたりの初値時価総額)ランキングを見てみましょう。

初値時価総額の平均額でのランキング

 法人名時価総額(平均)
1位有限責任あずさ監査法人771,711百万円
2位あらた監査法人73,587百万円
3位有限責任監査法人トーマツ15,880百万円
4位太陽有限責任監査法人14,587百万円
5位清友監査法人14,469百万円
6位かがやき監査法人11,928百万円
7位新日本有限責任監査法人11,531百万円
8位東陽監査法人7,190百万円
9位優成監査法人6,861百万円
10位三優監査法人6,421百万円

こちらに関しても、郵政3社を担当したあずさ監査法人、前述のあらた監査法人が上位となっています。

初値騰落率 -優成が1位、件数と騰落率はトーマツが安定感を発揮!

では、最後に監査法人ごとの初値騰落率の平均を見てみましょう。

騰落率の平均(1件あたり騰落率)でのランキング

 法人名初値騰落率(平均)
1位太陽有限責任監査法人217.17%
2位三優監査法人176.08%
3位かがやき監査法人130.00%
4位東陽監査法人124.93%
5位優成監査法人116.99%
6位有限責任あずさ監査法人89.28%
7位監査法人東海会計社76.47%
8位新日本有限責任監査法人73.20%
9位有限責任監査法人トーマツ71.12%
10位京都監査法人47.22%

※騰落率の平均=騰落率の合計/IPO件数で算出しています。

初値騰落率の平均では、太陽監査法人が1位となっています。太陽監査法人のIPO件数は3件でしたが、エムケイシステム(332%)、パートナーエージェント(217%)、シリコンスタジオ(102%)と高い騰落率の案件が続きました。

2016年のIPOマーケット、監査法人の勢力図はどうなる?

2015年は好調だった新日本監査法人ですが、2016年は東芝事件による業務停止やレピュテーションダメージの影響などが懸念されます。一方で、前述の通りIPO監査は上場の数年前に監査契約が始まっていることから、2016年のIPOにはそれほど大きな影響は出ず、数年後に影響が見えてくるかもしれません。

また、今年は年初より日経平均が大きく下落しましたが、今後、株価が回復、もしくは、横ばいで進むのか、再び下落局面に入るのかで、そもそものIPOマーケット自体の活況に大きく影響が出ますのでその動向にも要注目です。

2016年のIPOマーケットや監査法人ランキングはどのような結果になるでしょうか?

⇒2015年以前のランキング・その他監査法人関連ランキングはこちら

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