公認会計士の評価を決めるのは何か?:会計士のキャリア小六法 第5回

  • 2014/1/4

 

会計士のキャリア小六法・第5回は「公認会計士の評価を決めるのは何か?」です。

これまでに転職活動をしたことのある方であれば、書類選考に応募してその結果に一喜一憂されたこともあるかと思います。

一方で、自分とそれほど変わらないと思っていた同期や先輩が、自分が不合格になった企業で書類選考を通過していたり、内定をもらっていたりして、

「同期で同じ仕事をしているのに、なんでアイツだけ書類選考に通ったんだろう」とか、

「社内での評価はそれほどなのに、なんであの先輩は評価されたんだろう」

などと疑問に思ったことがある人もいるのではないでしょうか。(まだ転職活動をしたことがない人も、転職活動を始めると、おそらくこれと似たような経験をすることになると思います。)

また、転職市場においては、どんな不景気な環境下でも高い評価を得てキャリアアップを実現する公認会計士が一定数いるのも事実です。

転職市場において「評価される公認会計士」と「そうでない公認会計士」のキャリアにはどこに差があるのでしょうか?

今回から数回に渡って「転職市場で評価される公認会計士の特徴」について解説していきます。

 

“キャリアファンダメンタルズ”という考え方

転職市場で評価される公認会計士たちに共通する特徴として

「キャリアの基礎がしっかりしている」 

ということが挙げられます。

公認会計士に限らずビジネスパーソンのキャリアは主に3つのポイントからよって評価されるのですが、その中にキャリアの基礎を構成する重要なポイントが含まれています。

転職市場においてキャリアの評価につながる3つのポイントとは以下になります。

  1. ファンダメンタルズ(基礎的事項)・・・学歴、社歴、転職回数、年齢など
  2. スペシャリティー(専門性)・・・これまでの経験に基づく専門的スキルや知識など
  3. パーソナリティー(人柄・人間性)・・・人柄や性格などの人間性、受験企業の社風との相性など

転職の際は程度の差はあれ、上記の3つの点からキャリアが評価されるのですが、転職市場で評価されるビジネスパーソンには、その中でも

「ファンダメンタルズ(基礎的事項)がしっかりしている」

という共通点があります。

「スペシャリティー」や「パーソナリティー」は、志望する業界や業種、受験企業の風土によって評価される要素や程度が異なってきますが、「ファンダメンタルズ」は、その名の通り、学歴、社歴、転職回数、年齢などキャリアの『基礎』を表す要素で構成されており、いずれの業界・業種においても普遍的に評価される項目となります。

そのため、いずれの業界をターゲットにキャリアアップするにしても、このファンダメンタルズをしっかりとさせておくことが市場価値を高めることにつながると言えます。

また、「将来転職するかどうか分からない人」「転職には興味があるけど、将来の進路が決まっていない人」などは、ファンダメンタルズを意識したキャリア形成を行っておくことによって、いざ転職をしなければならなくなった際に、評価されやすいキャリアを作っておくことができるわけです。

 

公認会計士のキャリアファンダメンタルズを構成する5つのポイント

では、公認会計士の場合、キャリアファンダメンタルズ*はどのような要素から構成され、そして、どのような視点から評価されるのでしょうか?

*会計士のキャリア六法では、キャリア評価におけるファンダメンタルズをキャリアファンダメンタルズと呼びます。

公認会計士のキャリアファンダメンタルズは下記の5つの要素から構成されています。

  1. 年齢
  2. 学歴・社歴
  3. 公認会計士試験合格までの期間
  4. 修了考査(旧3次試験)の合格
  5. 英語力

「1.年齢」「2.学歴・社歴」「5.英語力」に関しては、公認会計士に限らず、ビジネスパーソン全般に当てはまる項目であり、「3.公認会計士試験合格までの期間」「4.修了考査(旧3次試験)の合格」は公認会計士特有の項目になります。

普段、あまり意識していないこの「5つのポイント」ですが、転職市場においては、これらが同期や先輩・上司など周囲の公認会計士との評価を分けることになるのです。

次回に続きます。

 

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