会計事務職が15年で100万人減少/経理部門のスキル不足がグローバル競争の敗因の2記事
興味深い2記事がリリースされています。
前者の記事の通り、会計事務職がこの15年で100万人減少しているのは、中小企業であればパソコンや会計ソフト、請求・営業管理ソフトの発展が、大企業であればERPなどの発展が大きな要因だと思います。経理の仕事はどんどん効率化が進み、現在も会計システム・ソフトのクラウド化・自動化が進んでいますので、今後も単純な事務作業員は減少していくでしょう。
一方で、税法は複雑化、会計基準も高度化、国際化が進んでおり、後者の記事のような課題が増えているのも事実です。
今後も会計事務員の減少は続きますが、会計周りの高度・複雑な課題は増えていくのかもしれません。
となると、会計人が今後生き残っていくためには…!?
と、考えさせられる2記事です。
公認会計士ナビ編集部
【手塚佳彦/公認会計士ナビ編集長・株式会社ワイズアライアンス代表取締役CEO】
神戸大学卒業後、会計・税務・ファイナンス分野に特化した転職エージェントにて約10年勤務。東京、大阪、名古屋の3拠点にて人材紹介・転職支援、支社起ち上げ、事業企画等に従事。その後、グローバルネットワークに加盟するアドバイザリーファームにてWEB事業開発、採用・人材戦略を担当するなど、会計・税務・ファイナンス業界に精通。また、株式会社MisocaのアドバイザーとしてMisoca経営陣を創業期から支え、弥生へのEXITを支援するなどスタートアップ業界にも造詣が深い。
2013年10月、株式会社ワイズアライアンス設立、代表取締役CEO(Chief Executive Officer)就任、公認会計士ナビ編集長。