会計士試験の合格者は1,305名!平成30年(2018年)公認会計士試験合格発表!とその考察

公認会計士試験合格発表・2018年

東京の合格発表会場にて。大原の講師&合格者のみなさん

本日、平成30年11月16日(金)、平成30年公認会計士試験の合格者が発表されました。

合格者の皆様、おめでとうございます!

※写真は東京の合格発表会場にて。毎年恒例、大原の講師&合格者のみなさんです!おめでとうございます!

 

さて、今年度の合格者に関する概要は下記の通りです。

平成30年公認会計士試験 合格者の概要

【願書提出者数】 11,742名(昨年の11,032名※1から710名の増加)

【合格者数】1,305名(昨年の1,231名から74名の増加)

【合格率】 11.1%(昨年の11.2%から0.1%の減少)

【合格者最高年齢】55歳

【合格者最低年齢】18歳

【合格者の平均年齢】25.0歳

【合格者性別】男性1,039名、女性266名(合格者の女性比率20.4%)

●30歳未満(20代・10代)の合格者比率:84.1%
●大学(および短大)在学中の合格者比率:43.1%

(注記)※1:本年の金融庁発表資料「平成30年公認会計士試験合格者調」では11,033名となっておりますが、昨年の同資料ならびに本年の「平成30年公認会計士試験の合格発表の概要について」では11,032名となっておりますので、本記事ではそちらを採用してあります。 

合格者数と合格率

合格者数は1,300名超え!合格率はわずかに減少も11%台をキープ

本年の公認会計士試験(論文式)における合格者数は1,305名となりました。また、合格率は11.1%でした。

この結果は、昨年と比較すると、合格者数は74名の増加となり、合格率は0.1%の減少となっています。 

合格者数に関しては、平成27年(2015年)に1,051名で底を打って以来、3年連続の増加で今年は1,300名を超える1,305名となりました。

また、合格率は昨年の11.2%より0.1%のダウンとなりましたが、ここ5年は10~11%で安定的に推移しています。

近年、監査法人業界は全体的に人不足が続いていますので、3年連続で合格者数が増加に転じているのは幸いと言えるでしょう。

【図1:過去16年間の合格者数と合格率】

平成30年(2018年)公認会計士試験の合格者数・合格率とその推移※クリックすると拡大します。

願書提出者数

会計士人気も回復!?願書提出者数も順調に増加!

本年の願書提出者の総数は11,742名でした。

これは昨年の11,032名と比較すると710名の増加であり、3年連続の増加となります。

減少トレンドにあった願書提出者数が3年連続で増加していることで、一時期低迷していた会計士人気も復調してきたと言って良いのではないでしょうか。

【図2:過去16年間の公認会計士試験 願書提出者数の推移】

平成30年(2018年)公認会計士試験の願書提出者数とその推移※クリックすると拡大します。

合格率と平均年齢

合格者の平均年齢は25歳!学生合格者の増加と下がる平均年齢

一時期難化していた公認会計士試験の合格率ですが、ここ数年は10~11%で安定的に推移するようになりました。

また、本年は合格者の84.1%が30歳未満での合格、合格者の平均年齢が25.0歳、大学在学中の合格者の比率が43.1%ということで、若い年齢での合格者比率が高くなっています。

特に合格者の平均年齢は昨年の26.3歳から大きく下がっています。

本年と昨年の比較

  • 合格者の平均年齢:25.0歳 →昨年度は26.3歳
  • 合格者最高年齢:55歳 →昨年度は62歳、例年60歳以上で推移
  • 合格者最低年齢:18歳 →昨年度は19歳
  • 30歳未満の合格者比率:84.1% →昨年は77.0%、20歳~25歳未満が52.6%→59.9%と大幅増
  • 大学(および短大)在学中の合格者比率:43.1% →昨年は38.4%

 

合格年齢の低下によって、若い会計士の活躍や露出が増え、より若者への会計士人気が高まるという好循環ができれば、会計士業界全体へのプラスにもなると考えられます。

また、公認会計士試験は合格できなかった場合のリスクがありますが、大学在学中など早いタイミングからチャレンジしていれば、合格できなかった場合にも早期に軌道修正を行うことができます。

そういった点からも合格者の平均年齢が下がることによって、若者がチャレンジしやすい資格とのイメージも強くなるかもしれません。

試験合格者に占める女性人数・比率

20%前後で安定してきた女性合格者の比率

試験合格者に占める女性人数と女性比率の推移は以下の通りです。

長期トレンドでは、合格者に占める女性比率は10%台後半で推移していますが、直近では4年連続で20%前後となるなど、やや上昇しその数字も安定してきている傾向が見られます。

また、女性合格者数に関しては、近年は200名強で推移しており、合格者総数が3,000名を超え、女性も600~700名が合格していた時期と比較すると見劣りはしますが、4年連続で増加という傾向も見られます。

近年は、会計士協会の会長も女性であり、また、監査法人での女性の勤務環境も整ってきていますので、今後、女性の受験者や合格者がさらに増えていくことも期待されます。

【図3:過去13年間の合格者に占める女性人数と女性比率の推移】

平成30年(2018年)公認会計士試験の女性合格者数・女性比率とその推移※クリックすると拡大します。

監査法人の採用・合格者の就職活動

今年も合格者優位の売り手市場の予想!

会計士試験に合格された方々は次は就職が気になるところかと思いますが、本年も監査法人業界では人材不足が続いており、例年同様に監査法人は積極的に人材を採用していくと予想されます。合格者にとっては就職活動を行いやすい環境だと言えるでしょう。

一方、本年も「売り手市場」(就職希望者が優位の市場)であることから、採用側である監査法人サイドから見ると、ここ数年同様に厳しい採用環境となることが予想されます。

近年の採用難を意識して、中小から大手まで各監査法人が採用活動や合格者向けPRに力を入れるようになっていますので、合格者の就職活動が容易な反面、監査法人にとっては今年も厳しい採用環境となる可能性が高いと言えるでしょう。

なお、監査法人の採用状況や業界の人材状況は、今後の会計士試験の合格者数にも影響を与える可能性があります。緩やかながら会計士試験合格者の数が増加しているのは、監査法人業界の人手不足を考慮した金融庁側の意向もあるのかもしれません。

業界の今後を予想する上でも今年の就職・採用状況は要注目だと言えます。

※本文中のデータは金融庁の平成30年公認会計士試験 合格者調」「平成30年公認会計士試験の合格発表の概要についてを参考に作成。

※願書提出者数、合格者数、合格率等、本文中の数字は短答式試験みなし合格者、旧第2次試験合格者を含んだ数字で算出しています。

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