公認会計士にとって、「独立・開業」はキャリアの選択肢のひとつです。しかしいざ独立・開業をしてみると、名刺交換の場で「自分が何者か」を伝えることの難しさに直面することが多くなってきます。
相手先が大手になるほど、企業に所属する一員として活動している時には問われなかった「個人としての実力や信頼性」を重視されるようになるためです。
しかし、名刺交換のわずかな時間では、これまでの経歴や、どんな仕事を得意としているかといったバックグラウンドを伝えることが難しいケースもあるでしょう。
今回は、同様の悩みを「ホームページをつくる」ことで解決したという公認会計士の方に、お話を伺ってみました!
目次
お話を伺った公認会計士はこちら!
今回は、お話を伺った公認会計士の方は、1年前の2020年に東京で独立した小林 拓矢(こばやし たくや)さんです。
ベンチャー企業向けの会計コンサルティングをメインに、税務顧問や監査対応など、幅広く活動しています。
小林 拓矢(こばやし たくや)
小林会計事務所 代表
公認会計士・税理士
大学在学中の2009年に公認会計士試験に合格。大手監査法人での会計監査に従事後、 事業会社、会計コンサルを経て独立。 事業会社ではIPO準備責任者・管理部長として従事(うち1社上場済)。 会計コンサルではIPO支援、PMI業務、財務デューデリジェンス、株式価値評価業務等に従事。
単なるアドバイスにとどまらず、会社の現状に即した解決策を模索し、クライアントと共に解決に向け汗をかいて取り組むことをモットーとしている。青森県出身。
参考:小林会計事務所WEBサイト https://plxc.net/
独立開業を考えたきっかけと、開業後の道のり
コロナ禍をきっかけに独立を決めたという小林さん。まずは、開業に至るまでの道筋についてお伺いしました。
―独立開業については、いつごろから考えていたのでしょうか?
資格を取る前からなので、大学生くらいからになりますが、いつかは独立したいと考えていました。具体的にイメージするようになったのは、コロナ禍に入ってからです。
当たり前のことが当たり前でなくなってしまった時期に「せめて仕事くらいは自分がやりたいようにやりたい」と考えるようになって、それが一歩踏み出すきっかけになりました。
独立の直前にはベンチャー企業に所属して、資格を生かした業務だけでなく、半分くらいは泥臭い仕事をしていましたね。もともと大企業のサポートをするよりも、手ざわり感のある仕事をしたいという気持ちが強かったので、ベンチャー企業を選んだという経緯です。
―昨年独立されて、ちょうど1年ほどが経過した形ですが、今はどのような仕事をされていますか?
独立したてのころは、それまでのつながりで持っていた顧客もありましたが、そこに頼りすぎてはいけないと思っていました。今は、独立してから契約をとった案件だけを走らせています。
ただ、自分で集客したわけではなく、100%紹介案件です。
知人や同業の先輩、紹介サービスなどを利用しながら、なんとかやっています。
―企業に所属していたときと、今の仕事とで大きく変わった部分はありますか?
組織に所属していると、どうしても自分の評価が気になったりする部分がありますし、評価をする立場になることもありますよね。
全員が全員、納得できる状況にするのは難しいと感じていたので、そういう部分のしがらみから解放されたというのは、非常にありがたいです。
目先のやるべきことなども変わり、組織に所属しているころよりお客様に集中できるようになりました。
―コロナ禍が独立のきっかけということですが、事前に開業資金など準備されていたのでしょうか?
お恥ずかしい話、若いころは貯めこむよりも使ってしまえ、という発想で過ごしていたので、資金面はあまり準備できていませんでした。
そんなわけで、私の場合は、案件が途絶えないように気を配っています。「収入はゼロだけど、とりあえず3ヶ月がんばろう」という風にはせず、案件を動かしながら、新規のお客さんを開拓するために人に会ったりして動き回る形です。
事務所は借りていないので、キャッシュアウトという面での資金の動きは少なかったのですが、独立直後はキャッシュインがなくなるので、生活資金の確保という面では少し心もとなさはありますね。
今になって思うと、もう少し独立後の運転資金を貯めておくと安心できたかなと思います。
ホームページの必要性に気づいてから開設するまで
―開業直後は、ホームページを持たずに活動されていたということですが、いつごろから必要性を感じるようになりましたか?
開業後、色々な方と話す機会が増えたのですが、名刺交換の場などで、直接は言われないまでも「ホームページもないの?」というような雰囲気が漂うことがありました。
デジタル化が進む時世でもありますし、コロナ禍で長時間のやりとりも難しく、名刺代わりになるようなホームページを作る必要があるな、と実感するようになりました。
とくに私の場合、法人をお客様にしているので、個人のお客様を相手にする場合よりも、ある程度「信用力」が求められる、という部分があります。
ホームページを作ることで、それがどれくらいプラスに働くかはわかりませんが、個人事業主でも、それくらいの「規模感」の演出は必要だと感じました。
―今回は、新設サービス「Beanstalk(ビーン・ストーク)」を利用してホームページを制作されたということですが、発注してみてどう感じましたか?
価格感を含め、こういった領域には詳しくないのですが、出来上がったものを見た時に「10万円でこんなにできるんだ!」と、感心しました。
当初は「どこで作ったらいいのか」「予算はいくらくらいあればいいのか」手探り状態だったので、知り合いから紹介してもらうか、ホームページを制作する企業でバーターとして仕事をさせてもらうか、などと考えていました。
明朗会計かつ、満足できる仕上がりの「Beanstalk」にお願いできて良かったと思います。
また、メールアドレスやサーバーの設定など「こんなことまでお願いしていいのか?」と驚くくらいのフォロー体制があり、ITの知識レベルが高くない私としては、非常に助かりました。
正直、メールアドレスやサーバーを自分で用意しなければならないシステムだったら、どうしたらいいかわからなくなって発注を取りやめていたかもしれません。
―今ではホームページアドレスを入れた名刺で自己紹介ができるようになったわけですね。今の感触や、今後ホームページを活用してやってみたいことはありますか?
今のところ、ホームページから直接集客ができたことはないんですが、名刺交換の際に安心感のようなものは生まれましたね。
目先が忙しくて手が回っていませんが、余裕ができたら記事を書くなどホームページから情報発信をして行きたいです。検索順位なども上がってくるでしょうし。
人を増やす、採用するというタイミングが来るまでに、もう少しホームページの内容を充実させられたらいいだろうとは思っています。
とはいえ、現状は作って満足、という部分でいったん終わらせています。
―小林さん、貴重なお話をありがとうございました。
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実績のない独立開業直後は、信頼感・安心感の演出が大切です。
名刺の情報を補完するホームページがあれば、短時間では伝えきれない「これまでの経歴」や「どんな仕事を得意としているか」といったバックグラウンドも、相手に誤解なく伝えることができます。
しかし、ホームページならどんな体裁でも良い、というわけでもありません。
無料で作成できるブログや、素人の手作り感満載のホームページでは相手に信頼感や安心感を与えることが難しく、ある程度のクオリティは必要です。
ホームページの制作経験がない場合、予算感や仕上がりへの不安から、発注に戸惑いを覚えることも多いでしょう。
クオリティにこだわると、予算がかさむのではないか…という心配もありますね。
「Beanstalk」なら、最初に提示した予算から、不明朗な項目が加算されることはありません。サンプルページで仕上がりイメージも確認できるため安心です。
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