1,178名が合格!平成25年(2013年)公認会計士試験
本日、平成25年11月14日(金)、平成25年公認会計士試験の合格者が発表されました。
合格者の皆様、おめでとうございます!
※写真は大原簿記学園の講師&合格者のおふたり。東京の合格発表会場にて。
今年度の合格者に関する概要は下記の通りです。
平成25年 公認会計士試験 合格者の概要
【願書提出者数】13,224 名(昨年の17,849名から4,625名の大幅減)
【合格者数】 1,178名(昨年の1,347名から169名の減少)
【合格率】 8.9%(昨年の7.5%から1.4%上昇)
【合格者最高年齢】 57歳
【合格者最低年齢】 19歳
【合格者性別】男性954名、女性224名(合格者の女性比率19.0%)
※30歳未満(20代・10代)の合格者比率79.6%
※大学(および短大)在学中の合格者29.5%
※合格者の平均年齢:26.2歳
合格者数と合格率 -合格者は減少。合格率は上昇。
本年の公認会計士試験(論文式)における合格者数は1,178名となりました。また、合格率は8.9%でした。
この結果は、昨年と比較すると、合格者数は169名の減少となり、合格率は1.4%の上昇となっています。 また、合格者数は6年連続のダウンとなっていますが、合格率は2年連続で上昇する結果となっています。
過去10年間の合格者数と合格率
願書提出者数 -受験者数が大幅減。過去12年で最低に。
本年の願書提出者の総数は13,224名でした。これは昨年の17,894名から4,625名の大幅減であり、同時に3年連続の減少、平成14年以降、過去12年で最低の受験者数となっています。
これにはここ数年の公認会計士試験の合格者数が絞られ難化していることや一時期の合格者の就職難が理由と考えられますが、一方で、受験者数が大幅に減少したことから、合格者数が減少しているにもかかわらず、合格率は上昇しているという結果となっています。
過去10年間の公認会計士試験願書提出者数の推移(単位:人)
※参考:14,978名(平成15年)、13,389名(平成14年)
監査法人の採用・合格者の就職活動 -本年は売り手市場の様相
業界内の情報、ならびに、マスコミの報道などから、本年は大手監査法人が採用数を拡大し、BIG4監査法人が合計で1,000名程度(または、それ以上)を採用すると予想されています。
また、事前の予想から合格者数自体も減少する(少なくとも大幅な増加はない)と考えられていたことから、「今年の受験生の就職活動は例年と比べて余裕を感じる」(大手監査法人のリクルーター)との意見も聞かれるなど、今年は合格者の大部分が大手監査法人へ就職するのではないかと考えられます。
本年は、大手監査法人間、ならびに、大手監査法人と準大手・中小監査法人、コンサルティングファーム間での採用活動が激化することが予想されます。
※本文中のデータは金融庁の「平成25年公認会計士試験 合格者調」「平成25年公認会計士試験」を参考に作成。
※願書提出者数、合格者数、合格率等、本文中の数字は短答式試験みなし合格者、旧第2次試験合格者を含んだ数字で算出しています。