
このコーナーでは、弥生のサービスを活用して、会計事務所経営を効率化した弥生PAP会員をご紹介していきます。
今回は、弥生のサービスを活用して、事務所経営の改善を実現した税理士石田和也事務所さまをご紹介いたします。
2006年に独立・開業した税理士石田和也事務所さま。2021年から弁護士法人甲本・佐藤法律会計事務所とパートナーシップを組み、会社設立支援や法人税・所得税等の申告、相続税対策、事業承継に関わる税務を専門に行っています。
「私の仕事を一言でいうと私の恩師と同じく、『町の総合内科医』。お客さまから相談を受け、適切な診断を行う。必要ならば連携する弁護士らとチームを組んで、適切な専門家をご紹介します」という税理士石田和也事務所さまは、どのように事務所の業務改善に取り組んでいるのか?また、弥生のサービスをどのように活用したのか?詳しく伺いました。
目次
- 今回ご紹介するサービス
- 今回インタビューした税理士事務所
- 向き合うべき課題「報酬額の適正化」の解決に向けて
- 使い慣れた弥生からリリースされた「ZEXT」への期待感。セットアップもスムーズに
- 行った業務内容や作業時間を可視化。弥生のきめ細かなサポートもフル活用
- 会計事務所へのメッセージ
今回ご紹介するサービス
ZEXT(ゼクスト)

ZEXT(ゼクスト)の特徴
- 顧問先との継続的な関係構築を支援する、会計事務所運営のためのクラウドサービス。
- 「顧問先管理」と「生産性向上(進捗管理、工数・生産性分析、資料回収など)」を起点に、顧問先に対する「経営支援」まで一気通貫で実践できる。
今回インタビューした税理士事務所
税理士石田和也事務所
2006年に開業。2021年、弁護士法人甲本・佐藤法律会計事務所に専門職として参画。
会社設立支援や法人税及び所得税申告などの業務を中心とし、これまでの経験を生かした相続税対策や事業承継に関わる税務を強みとして提供。
代表税理士 石田 和也(税理士・行政書士)

2011年筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業法学専攻修了。KPMGピートマーウィック東京事務所(現 KPMG税理士法人)にて国内の資産税業務を担当。その後、成田公認会計士事務所(現 税理士法人おおたか)にて企業組織再編や事業承継などに携わる。2006年税理士登録。税理士登録と同時に独立個人開業。
事務所概要
- 事務所について
- 人員数:4名(所長、アルバイト3名)
- WEBサイト:https://ksltp.com/profile/#prof_03
- 顧問先について
- 顧問先数:約125件(法人:約55件・個人事業主:約70件)
- 顧問先の売上高:数千万円~数百億円
- 顧問先の業種:サービス業、IT系を中心に、中小企業から上場企業まで幅広く担当
- 顧問先のエリア:関東地方など
- 使用している会計ソフト:弥生会計50%、その他50%
- 事務所の特徴
- 事務所が提供しているサービス
会社設立支援や法人税及び所得税申告などの業務を中心とし、勤務時代の経験を生かした相続税対策や事業承継に関わる税務を専門に行っています。 - 最も力を入れている業務
会計分野の『町の総合内科医』を目指しています。顧問先という「患者さん」に対し、まずは我々が相談を受け、適切な診断を行う。その上で、専門的な「手術」が必要であれば、連携する弁護士や他の専門家とチームを組んで、適切な専門家を紹介します。専門家とお客さまの間に入り、言葉の壁を取り払う「通訳」のような役割も、私の強みです。
- 事務所が提供しているサービス
※事務所概要は記事公開時点での情報です。また、2026年1月21日に行われたインタビューを元に執筆しています。
向き合うべき課題「報酬額の適正化」の解決に向けて

──事務所運営において、どのような課題を感じていましたか?
大きな課題として感じていたのは、報酬額の適正化です。
社会全体で物価や人件費の上昇が続く中、事務所経費も年々増加しています。スタッフの業務負担に見合った給与の支払いを含め、お客さまからいただく報酬はいくらが適正なのか、また、それをどう見直すかは、向き合うべき課題となります。
これまで、どちらかというと自分の経験から工数を想定し報酬額を決めていましたが、きちんとした実績に基づく報酬水準をお客さまに提示し、納得いただいた上で報酬改定を進めたいと考えています。
そのため、その前提として、定性的・定量的な工数データの整備が不可欠でした。
── 当初はどのような工数管理を行っていましたか?
Chatworkを使った業務連絡と報告、あとはタイムカードの勤務時間を見て、大体この業務をこのくらいの時間でやっている、とバランスを見て判断するような、ざっくりした工数管理を行っていました。
報酬の適正額算定の根拠として使えるものではなかった、というのが現実です。
──「ZEXT」を知ったきっかけは何でしたか?
弥生の営業担当が定期的に事務所を訪問してくれる中で、工数管理に関する悩みを相談したところ、紹介されたのが「ZEXT」です。
以前、弥生のセミナーに参加した際に「会計事務所運営に特化したクラウド業務管理システムがリリースされた」という話を聞いていて、事務所業務の管理に使えるかな?と気になっていたシステムだったこともあり、興味を持ちました。
- 物価上昇や業務負担に見合った給与支払いなどの観点から、お客さまからいただく報酬額の見直しは課題だった。
- 報酬額見直しの根拠として、工数データの整備が不可欠だった。
- 営業担当のアドバイスやセミナーでの情報から「ZEXT」の導入を検討。
使い慣れた弥生からリリースされた「ZEXT」への期待感。セットアップもスムーズに完了

── 最終的に「ZEXT」を選ばれた決め手は何だったのでしょうか?
「ZEXT」に限らず業務管理ツールの導入は検討していて、他のツールと比較して迷っていた部分もありました。実際に、知人税理士に依頼して、彼らが使っている管理ツールを見せてもらったこともあります。
いろいろと検討した結果、業務管理ツールだけを弥生以外の会社に委ねることは違うと感じ、「ZEXT」の導入を決断しました。
「弥生会計 Next」や「弥生給与 Next」など、慣れ親しんだ弥生製品がより使いやすくなっていく中で、事務所運営に役立つ新しいツールとして「ZEXT」がリリースされたことに対する期待感もありました。
──導入時期は2025年11月頃とのことですが、年末調整などの繁忙期を控えて不安はありませんでしたか?
むしろ、年末調整の本格作業が始まる前の11月だったからこそ、思い切ってスタートできました。営業担当の方の後押しもあり、「いつまでも先延ばしにするよりは、やるなら今だ!」という感覚でしたね。
セットアップに関しては、営業担当の方にサポートしていただきながら進めたので、特に大きな手間やトラブルもなく、スムーズに導入できました。
- 複数の業務管理ツールの中から「ZEXT」を選択。決め手は、弥生製品で統一できることと、慣れ親しんだ弥生製品がより使いやすくなる中でリリースされた「ZEXT」に対する期待感。
- 先延ばしせず、やるなら今だ!という感覚で、思いたったら吉日!
- 営業担当のサポートを受けながらスムーズにセットアップが完了。
知りたかった各スタッフの業務内容や工数時間をわかりやすく可視化。弥生のきめ細かなサポートもフル活用

──「ZEXT」の使い心地はいかがですか?
とても便利だと感じたのは、スケジュール機能ですね。誰が何をしているかが視覚的にパッとわかるので、これまでChatworkなどの報告時にまとめて把握していたスタッフの業務進捗が、知りたいときに画面を見て一目で確認できるようになりました。
スタッフもいまのところは、大きな混乱なく「ZEXT」を使っています。
紙やチャットでの業務報告から「ZEXT」へと移行しましたが、現場に混乱はなく、新しい仕組みが着実に定着していると感じます。
これからの課題は業務フローの改善です。スケジュールのコメント機能を利用して、スタッフからの報告や相談をタイムリーに確認し、事務所内で情報共有しながらスタッフに次の指示をスピーディーに出せる体制を整えていきたいですね。
──導入後、工数管理の悩みはクリアになりましたか?
まだ導入して数ヶ月なので試行錯誤の段階ですが、業務内容と時間が可視化され、データとして蓄積されるようになり、「自分たちはこれだけの仕事をしているんだ」という事実を客観的に把握できるようになりました。
これが今後のお客さまに対する適正な価格交渉や、スタッフへの給与や待遇への還元につながっていくという手応えを感じています。
──「ZEXT」を使っていて、わからないところや不便なところはどうしていますか?
営業担当の方とは、来訪時だけでなくChatworkなども活用して日々、相談をしています。
例えば「ZEXT」のスケジュールを自分のGoogleカレンダーと連携する機能があることを教えてもらい、実際の連携も支援いただきました。
また、使いながら「こういう機能があれば、もっと業務効率が上がりそうだな」という点についても、すぐに営業担当に相談して、開発チームにフィードバックしていただいています。
これまでに、スマホを活用した機能や、Google以外のカレンダーへの連携機能の強化などをお願いしました。
「こうした機能があれば便利だな、業務改善につながるのでは?」といった、ちょっとした気づきやアイデアを、営業担当に気軽に相談できる関係性は、ビジネスの現場では決して当たり前ではありません。
弥生のサポート体制は、単なる問い合わせ対応にとどまらず、より使いやすい機能改善の相談まで視野に入れた手厚さがありますね。
- 「ZEXT」のスケジュール機能を活用して、業務の進捗を視覚的に把握。スタッフも大きな混乱なくすぐに使いこなしている。
- 業務内容と時間の可視化が実現された。早くも、価格交渉やスタッフへの給与や待遇への還元につながる手応えを感じている。
- 単なる問い合わせ対応だけでなく、より使いやすい機能改善の相談まで視野に入れた弥生のサポートの手厚さを実感。
会計事務所へのメッセージ

── 最後に、「ZEXT」の導入を検討されている会計事務所の方へメッセージをお願いします。
「ZEXT」は、担当するスタッフの業務内容を把握するためのツールとして非常に有効だと実感しています。特に、スタッフ数が多い事務所ではより効果を発揮するのではないでしょうか。
業務を「見える化」し、記録として残すことは、適正な報酬を得るための重要な裏付けになります。
スタッフに適正な給与を支払い、事務所を健全に発展させていくためにも「ZEXT」のようなツールを活用して工数管理に取り組む価値は十分にあると思います。
── 本日は貴重なお話をありがとうございました。
取材・執筆 ライター山崎実由貴


























