このコーナーでは、“くわえもん”こと高桑昌也氏が、厳しく、優しく、ユーモラスに公認会計士のみなさんのお悩みに答えます!
さあ、みんなくわえもんに相談してみよう!
くわえもんとは?
高桑昌也 通称“くわえもん”
公認会計士・税理士
株式会社エスネットワークス
プリンシパル
麻布高等学校・慶應義塾大学卒。大学在学中の2000年に公認会計士2次試験に合格。中央青山監査法人、金融庁への出向、都市銀行でのデリバティブ業務を経て現職。さそり座O型。秋田県男鹿半島出身。
趣味:写真、旅行、夜の麻布・六本木
【参考サイト】
今回のお悩み:会計士になりたい高校生、理系を選択しても良い!?
今回の相談者
えふえふさん
※写真はイメージです。
相談内容
こんにちは。高校1年生(女)です。
今、文理選択で悩んでいます。公認会計士になりたくて、大学は国立の経済学部を考えています。
経済学部志望の多くの方は文系に進むと思うのですが、理系に進むことを考えています。理由としては、
- 国語が大の苦手であること
- 理系の学問(医学や薬学)への興味が捨て切れていない
- 近年理系でも受験可能な経済学部が増えている、です。
数学は好きで、英語も頑張りたいと思っています。進路相談のようになってしまい、申し訳ありません。先生のご意見をお願いします。
また周りに公認会計士について詳しい方がいないので、公認会計士のお仕事、メリットやデメリットについても詳しくご教示頂ければ幸いです。よろしくお願いします!
くわえもんからの回答
こんにちは。くわえもんです。コロナウィルスの影響でこの数か月、「ステイアットホーム」でした。その中でも、毎日子育てと仕事をエンジョイしていました。気づけば2児のパパ、くわえもんです。
会計士のアドバンテージの1つに、「どこでも仕事ができる」というのがあります。
コロナの前から気づいてはいたのですが、別に物理的にオフィスに行かなくても、ミッションさえこなせば対価(お給料です)を頂ける。
専門職は数あれど、会計士はパソコンと電卓さえ手元にあれば、どこでも決算書を作成したり、コンサルティングできる(=ミッション)職業です。
コロナウィルスの「ステイアットホーム」期間で、よりそのことを実感しました。
いつでも自由に仕事ができ、今風にいうとシームレス(=継ぎ目がない、障害がない)な職業が「公認会計士」なのだと。
さて、えふえふさんは、文系か理系かでお悩みのようですが、公認会計士になるならぶっちゃけ、どちらでもいいです。
実は私高校3年まで医学部志望でした(数学好きでした)。が、医学部にご縁を頂けず、入学した商学部で簿記に出会い、公認会計士になりました。私の回りでも理系出身(農学部とか工学部とか)の会計士はゴロゴロいます。簿記というものに抵抗が無ければ、理系でも文系でもどちらでも問題ないです。
あと、会計士の経済学の試験は数学バリバリなので、数学は勉強しておいて損はありません。英語については、将来海外の仕事もいただけるかも知れませんし、出張旅行に行った際にも使いますので、スピーキングやリスニングを重視していた方が役に立ちます。
最後に会計士のメリットデメリットですが、自由に仕事ができるというのが最大のメリットと考えています。デメリットはそれほど感じられないです。長い人生を考えると、コストパフォーマンスの高い資格の1つかなと考えています。
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