【本記事はPwCあらた有限責任監査法人様からのプレスリリースです】
来春、日本で初めて誕生する「データサイエンス学部」と監査法人がタッグを組み、教育プログラム開発、ビジネス面での統計学活用について連携協定を締結
2016年11月25日
PwCあらた有限責任監査法人
国立大学法人滋賀大学
PwCあらた有限責任監査法人(東京都中央区、代表執行役:木村 浩一郎、以下、PwCあらた)と国立大学法人滋賀大学(滋賀県彦根市、学長:位田 隆一、以下、滋賀大学)は、11月25日、データサイエンス分野で共同研究を開始することを発表します。滋賀大学が新設する「データサイエンス学部」を拠点に、実践的な教育プログラムの開発と、ビジネス面での本格的なデータサイエンス活用について、互いの知見・経験を持ち寄り、産学連携で教育・研究に取り組みます。
滋賀大学は2017年4月、データ収集、分析から意思決定、さらに新たな価値創造までを担える人材の育成を目的に日本初の「データサイエンス学部」を開設します。学部長には、竹村彰通データサイエンス教育研究センター長(前東京大学大学院情報理工学系研究科教授、元日本統計学会会長)が就任を予定し、来春に第一期生を迎え入れる体制整備を急ピッチで進めています。情報通信技術が発展し、ビジネス、医療、教育、行政などあらゆる分野でデータ分析力が求められる中、より実践的なプログラムを学生に提供すべく、学外との連携にも注力しています。今回は、PwCあらたが会計監査において培った知見をもとに、データサイエンスの会計および監査を中心としたビジネスへの応用についての研究、企業会計実務データを用いた演習教材の開発などで協働します。
PwCあらたは2006年の法人設立以来、会計監査業務へのIT活用を推進しています。仕訳データを全てコンピューターに取り込み、不正の疑義のあるものを効率的にチェックするアプローチなどをすでに実施しています。滋賀大学との連携により、データサイエンスの専門家の支援を得て、分析技術をより高度化する他、ビッグデータアナリティクスによる不正会計予測モデルの開発などを計画しています。また、今年10月に設置した、法人内のR&D機関「AI監査研究所」においても、学術界から助言を受けながら、会計監査業務に人工知能(AI)を活用することによる品質向上について研究します。
滋賀大学とPwCあらたは、日本の未来を支えるデータサイエンティストの育成、ならびに監査品質の向上の実現を通じて、世の中に貢献していくことを目指します。
共同研究のテーマ
- 滋賀大学データサイエンス学部における企業会計実務データを用いた演習教材の開発
- 企業会計および監査を中心としたビジネス分野でのデータサイエンスの応用に関し、新たな手法の開発
- 会計監査における人工知能(AI)の活用
以上
PwCあらた有限責任監査法人について
PwCあらた有限責任監査法人は、卓越したプロフェッショナルサービスとしての監査を提供することをミッションとし、世界最大級の会計事務所であるPwCの手法と実務を、わが国の市場環境に適した形で提供しています。さらに、国際財務報告基準(IFRS)の導入、財務報告に係る内部統制、また株式公開に関する助言など、幅広い分野でクライアントを支援しています。
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