IPOに向けて内部統制強化。月次決算早期化や人材教育にも効果を発揮 – マネーフォワード クラウド 導入事例【PR】



IPOに向けて内部統制強化。月次決算早期化や人材教育にも効果を発揮

株式会社トリドリ

株式会社トリドリ 取締役CFO財務経理部 部長 森田様、財務経理部 枝廣様

 


株式会社トリドリ

株式会社トリドリ

2016年6月1日創業 「個の時代」の、担い手に。という想いを元に、インフルエンサーマーケティング事業を手がけ、SNSマーケティング支援とインフルエンサー支援を展開。※掲載内容は取材当時の情報です。

課題

  • 月次決算を正しく締める体制になっていなかった
  • 承認の証跡を残すなど内部統制の強化が必要だった

結果

  • インポートやAPI連携によって、月に発生する1万件程度の取引の記録を大幅に圧縮
  • 自動仕訳により、仕訳ルールが属人化がなくなり新入社員育成にも寄与

今後の上場を見据え、財務・経理の体制整備へ。月次決算の早期化も実現できた

インフルエンサーマーケティング事業を手がけ、SNSマーケティング支援とインフルエンサー支援を展開する株式会社トリドリ。財務経理部のメンバーは7名で、トップを務める1名はCFOとして予算管理や事業計画、IR資料作成などの経営企画業務も担っています。2021年、近い将来の上場を見据え、「マネーフォワード クラウド会計Plus」を導入。「監査法人に対応する体制の整備や月次決算の業務効率化、さらには経理人材の育成にも役立っている」という同社に、導入時の背景や導入後の効果を伺いました。

監査対応を効率化する承認フローとリモート対応環境の実現を目指した

――まずは、会計システムの入れ替えを検討した背景についてお聞かせください。

森田様:当社は「『個の時代』の、担い手に。」をミッションに掲げ、インフルエンサーマーケティング事業を手がけています。SNSマーケティングに悩む企業とPRを担うインフルエンサーをマッチングするプラットフォーム「toridori marketing/base」をはじめ、SNSを網羅したトータルなPR支援を展開。また、国内最大級のインフルエンサー専門成果報酬型広告システム「toridori ad」など、インフルエンサーを支援する事業も展開し、提携インフルエンサーは41,000人以上となっています。

2016年の創業以来、右肩上がりに成長を続け、従業員数は171名となり、次の成長ステージに向かっています。私は2020年10月に財務経理部部長兼CFOとして入社し、財務経理を強くして正しい決算、資金調達を行うことをミッションに、体制整備とチームビルディングに着手しています。現在の財務経理部門は7名で担当しており、枝廣がチームメンバー5名の育成とマネジメントを担当、私が財務経理全体のチェックと管理を手がけています。

部署全体では「企業価値の最大化・キャッシュフローの最大化」を目標とし、攻めの財務経理とファイナンスを意識しています。正しい財務数値を締めるのを根本に、それらの数字を活用する財務分析や業績向上に向けたアクションプランの提案に力を入れています。

――会計システムの切り替えを検討された背景についてお教えください。

枝廣様:私は前職で森田と一緒に財務経理に従事していたことから声をかけられ、一緒に体制整備に取り組むことになりました。入社当初の経理担当者は1名のみで、財務経理の実務を私が引き継ぐ形で担当しましたが、当初は月次決算を締めることが難しかったです。まずはアカウンティング面をしっかりと整備し、エクイティーストーリーとして成長の道筋の視点で情報をまとめることが必要である、と。約3~4カ月かけてデータを整理し、森田と二人でゼロから体制整備に着手していきました。

森田様:当時から近い将来のIPOを視野に入れていたため、「内部統制の観点できちんと仕訳をチェックできる体制を整備したい」「承認の証跡を残せる仕組みをつくってほしい」という要件がありました。さらに、IPO準備を進める中、債権の年齢表、債権がいつ発生したかを一覧表にし、遅延がないか把握できる状態にすることも課題となりました。

これらの要件や課題を解決するためには、対応できる機能を持つ会計システムに切り替えることが必要だ、と。新たな会計システムの導入に向かうことになった大きな要因でしたね。求める条件は、きちんと監査法人に提出でき、月次決算に耐えうるもの、そして、債権関連の情報を把握できる機能を持つもの。しかし、当社はまだスタートアップの段階のため、大きなシステムコストはかけられない背景もありました。

スタートアップに適したコストと、銀行口座や他システムとの連携性の良さが決め手。導入サポートの充実も魅力

――複数の会計システムの中から、なぜ「マネーフォワード クラウド会計Plus」を選定されたのでしょうか。その理由についてお聞かせください。

森田様:他社との比較検討もしていましたが、当社はマネーフォワード クラウド会計をすでに使っていたことが大きな要因でした。データの移行がスムーズな点や、データ移行や設定などにおけるサポート面がしっかりしている点がポイントになっていました。また、コストパフォーマンスがよく、スタートアップ段階の導入に適していることも大きいですね。

枝廣様:実務を担当する身としては、銀行の口座と連携できる点も大きな魅力だと思っています。当社ではマネーフォワード クラウド経費、クラウド請求書も利用していましたが、それらとデータ連携ができるため、インポートやAPI連携によって手入力の手間を削減できますし、ミスが発生しにくいという利点もあります。

森田様:コスト面でも大きく違いますね。前職ではオンプレミスの会計システムから移管して、中小企業向けのパッケージ型の会計システムを使っていましたが、そのコストは非常に高額です。前職は、従業員1000人規模、年商数百億円という大規模企業なので利用可能だったと思いますが、当社のようなスタートアップの場合はコスト面で大きな負担になってしまいます。

枝廣様:前職で利用していた会計システムは、レポート機能が充実しているというメリットはあったものの、仕訳がしにくい点に問題を感じていました。マネーフォワード クラウド会計Plusの方が、さまざまな機能が充実しています。また、オンプレミスとは違い、クラウド環境による情報共有のしやすさもポイントですね。「この数字を見てほしい」という場合、データ閲覧先のURLを知らせるだけでOKですし、全てブラウザ上で完結できますから。コストと機能の両面から考えてもマネーフォワード一択だと思います。

森田様:マネーフォワードはコストパフォーマンスが非常に良いだけでなく、次々に新機能が開発される点も魅力だと感じます。当社は多様な事業を展開しているので、事業内容や業態が多岐にわたる企業の場合、機能の開発·改善に積極的なサービスを使いながら一緒に成長していく方がリーズナブルで良いと思っています。

銀行口座のAPI連携で手入力の作業がほぼなくなった。AIの学習機能による自動仕訳も便利

――実際に「マネーフォワード クラウド会計Plus」を使ってみて、どのようなメリットを感じていらっしゃいますか?

枝廣様:僕個人としては、やはり仕訳入力のやりやすさやデータのインポートができる連携性の良さ、そして手入力がほぼ必要ないことに大きなメリットを感じています。業務のスピード感が違いますね。

また、APIで銀行口座からのデータ取り込みができることも非常に便利です。前職の会計システムはデータ連携ができなかったので、全てCSVをアップロードするか、PDFを見ながら一件一件、手入力していたんですよ。その作業だけで1~2日はかかっていましたが、今は手入力することもほぼなく、基本的にはインポートするだけで済みます。当社の売上はかなり細かくて、そのデータだけでも1000行では到底間に合わないほど大量なんですよ。これ、全て手で入力するとしたらゾッとするレベルですよね。当社では月に1万件程度の取引があるので、そこの作業も大幅に圧縮できていると感じます。

毎月の決算作業は月初に行っているので、そのタイミングに合わせてAPI連携でデータ·情報を集めています。API連携によって、作業が圧縮されて短期化につながっていると感じます。これがなければ人員も時間ももう少し必要になると思いますが、やはりまだまだ会社の規模が小さいので、こうした作業にコストを割くことはできませんよね。

――部署のマネジメントなどにおいても、メリットを感じていることはありますか?

枝廣様情報共有のやりやすさに大きなメリットを感じています。例えば、クレジットカードの処理と入出金の処理のタスクを渡す際も、クラウドの中で簡単にデータ共有できます。また、AIによって必要な指示をしてくれたり、データ連携してくれたりするので、メンバーは作業のやりやすさを実感していると思います。僕自身、体験してみて優れた機能だなと感じましたね。

仕訳ルールが属人化する心配がない点も良いですね。もちろん、新規取引は事業部に確認した上で、経理が内容を把握·整理することは必要です。けれど、既存の業務については同じように型化することで、情報をどう集めるか、どう入力するかを簡単に把握できる状態になっています。既存業務については簡潔に実行できている状態だと思います。

また、AIの学習機能によって、以前に入力した仕分け情報も提示されるため、経理知識が浅いメンバーにとっても作業しやすい環境が整ったと感じます。この2年間で財務経理部のメンバーは増えていますが、マネーフォワード クラウド会計Plusがあるおかげで、新人が入ったときにも教育しやすかったように思います。

各自が画面を見る際にわかりやすいことはもちろんですが、もしも疑問点があった場合はURLで閲覧してほしい情報を渡して共有ドライブで見てもらい、同時にマネーフォワード クラウド会計Plusの画面も見ながら「この仕訳はこういう方式でやっていて、このデータが元になっているんだよ」と明確に示すことができます。ブラウザ上で情報の共有、確認をし、そのまままとめて処理することもできてしまうんですよ。教育コストの面でも、オンプレミスのサービスより優れていると思います。

――導入時のサポート体制はいかがでしたか?

枝廣様:導入時のカスタマサポートでは、マネーフォワード クラウド会計からクラウド会計Plusに移管する際、データ移行の支援をいただきました。このとき、取締役会の資料を提出する予定があり、期日の面でかなり厳しい状態がありましたが、データ移行を任せることができた上、やるべきことなどの進捗管理をしてもらえたのは非常に助かりましたね。

最初の時点では、「これだけの日数を取らなくては難しい。余裕を持った方が安心できる」という話があり、示された期日に沿って作業を進めましたが、予定よりも早いタイミングで納品してくれました。社内の導入責任者を担うこちらの目線に立って、経営層の期待値コントロールもしてくれた上で進めてくださったのが印象的でした。本当にありがたかったです。

また、移行そのものは期中に行ないましたが、1Qの決算が終わったタイミングで「2Q分からの決算を完全にマネーフォワード クラウド会計Plusに切り替えること」を前提とし、二段構えで移行を進めました。2回に及ぶ作業をやらねばならない中で、しっかり進捗管理と整理をしてくれたと思います。決算業務と並行しなくてはならない中、とても助かったし、きちんと情報を整理できたと感じます。実際、2回とも差分の発生はなく、正しく移行できましたし、それらのレポートを丁寧に出してくれたおかげで監査法人にもきちんとした説明ができましたね。

ゼロから体制をつくる際には、業務の効率化や情報を集める観点で大きなメリットがあり、メンバーのモチベーションも向上できる

――成長を続けるベンチャー企業の財務経理部門として、今後の展望についてどうお考えか教えてください。

森田様:当社はこれから先、ますます売り上げ伸ばして成長していくことを目指していますし、それに伴い、さらに組織拡大していくことが想定されます。また、新たなビジネス領域にも積極的に挑戦していく企業なので、そこに対応するための新しいオペレーションが出てくるはずだと考えています。実際、直近ではBtoCの会社と協業し、在庫が発生する新たな事業も始めていますから。

これらを踏まえると、今後も新しい勘定科目、新しい業務フローが増えていくことが想定されますが、マネーフォワード クラウドは、新しい機能やメニューがどんどん追加されています。ですから、成長段階に応じて新たな機能が必要となっても、しっかり対応していくことができるのではないかと考えています。

実際、マネーフォワードの進化のスピードには、すごいものがあると実感しています。私自身は各種データの確認・分析をすることが多くあるんですが、例えば売上推移表を出すまでの時間がいつのまにか短縮されているなど、気づいたらとても使いやすくなっているんですよね。「マネーフォワードの開発力は、やはりすごい」と実感してきましたし、顧客目線を大事にする企業努力によって、我々は心地よく機能を使うことができるのだろうと思っています。

枝廣様:マネーフォワードでスピーディな連携や情報共有ができた瞬間にはテンションが上がりますね。経理関連の実務には非効率な作業も多く、データを整理するだけで1日が終わることもあるので、そうした無駄を圧縮・効率化できたら、経理従事者やバックオフィスの人は嬉しいんじゃないかな、と思います。

また、メンバーの中には、経理経験が全くないところからスタートした人もいて、最初は経理業務に恐れを感じていましたが、今では、「私、月次決算を締められるようになったんですよね!」と自信を持てるまでに成長しています。誰にとってもできることが増えていくのは嬉しいことでしょうし、月次決算をはじめ、小さな成功体験を積み重ねていくことができるのは、こうしたシステムがあるからこそだと思っています。人材のモチベーション向上や成長にも役立っているので、マネーフォワード クラウド会計Plusはただの会計システムではなく、パートナーのように感じますね。

僕自身としても、導入時にゼロから助けてもらえたことに非常に感謝しています。これから財務·会計の体制を整備していく会社にとって、マネーフォワード クラウド会計Plusは情報を集める観点でも非常に使いやすいし、財務経理の経験者も未経験者もスムーズに業務に取り組める環境を作ることができると思います。コスト面でもリーズナブルなので、まずはトライしてみるといいのではないでしょうか。

※掲載内容は取材当時の情報です。





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