2018年8月13日、14日に、監査法人、日本テレビ系連続ドラマなどに関する複数のニュースがリリースされています。
上場企業による監査法人の変更が3年連続で100社超え、ガッキーと会計士の恋愛ドラマがスタート!などの記事を幅広くご紹介します。
上場企業による監査法人の変更が3年連続で100社超え
- 監査法人、「大手から中小」が増加 報酬で折り合わず (日本経済新聞 2018年8月13日付)
IFRS導入による会計基準の変更などで、2017年度に支払った監査報酬が増加傾向にあるというニュースが最近話題となりましたが、監査報酬増額をめぐり、監査法人の選定に波紋が広がっているようです。
今回、上場企業が監査法人を変更する件数が100社超と高止まりしている件に関する記事が、日本経済新聞よりリリースされています。
金融庁の公認会計士・監査審査会はこのほど、2018年版モニタリングレポートをまとめた。18年6月までの1年間に監査法人を変更した上場企業数は116社と3年連続で100社を上回った。とくに大手から準大手や中小の監査法人に変更する動きが鮮明で、前年比33%増えた。監査業務が複雑化するなか、報酬で折り合えないケースが増えているためという。
引用元:監査法人、「大手から中小」が増加 報酬で折り合わず (日本経済新聞 2018年8月13日付)
記事によると、大手監査法人が監査体制を強化して監査報酬を引き上げている一方で、値上げに同意せず、大手から中小に監査法人を変える上場企業が増えているとのことです。また、中小監査法人はリスクの高い企業監査を行うための体制整備が不十分な場合もあるとして、監査審査会は重点的に点検する方針です。
監査の厳格化による工数の増加、近年の人材不足から、大手を中心に監査法人もこれまでの監査報酬を維持していくことが難しくなっています。大手監査法人から中小・準大手監査法人へのクライアントの異動が増えている背景にはそういった状況もあると思われますが、大手監査法人の人員と業務のバランスが整うまで現在の傾向は続いていくかもしれません。
ガッキーと会計士の恋愛ドラマがスタート!『逃げ恥』脚本家ドラマで松田龍平が会計士役
- 新垣結衣、松田龍平と連ドラW主演 『逃げ恥』脚本の野木亜紀子と4度目のタッグ(ORICON NEWS 2018年8月14日付)
- 新垣結衣、“逃げ恥”野木亜紀子と再タッグ 新ドラマで松田龍平とW主演(クランクイン! 2018年8月14日付)
公認会計士が登場するドラマがあると、会計士がどんなイメージで描かれているのか気になって、ついついチェックしてしまいますよね。
今回、2018年10月より日本テレビ系でスタートする『獣になれない私たち』という連続ドラマに関する記事が、ORICON NEWSとクランクイン!より配信されています。
女優の新垣結衣(30)が、10月スタートの日本テレビ系連続ドラマ『獣になれない私たち』(毎週水曜 後10:00)で俳優の松田龍平(35)とW主演を務めることが、わかった。新垣主演で大ヒットした『逃げるは恥だが役に立つ』(2016・TBS)を手がけた脚本家・野木亜紀子氏と4度目のタッグを結成。“等身大の現代女性”と“世渡り上手な毒舌男”がビアバーを舞台に繰り広げるオリジナルラブストーリーを描く。なお、松田との共演は、映画『恋するマドリ』(2007)以来、11年ぶりとなる。
引用元:新垣結衣、松田龍平と連ドラW主演 『逃げ恥』脚本の野木亜紀子と4度目のタッグ(ORICON NEWS 2018年8月14日付)
記事によると、松田龍平が演じるのは、エリート会計士・根元恒星(ねもとこうせい・33歳)。調子が良く女にモテて仕事も順調と、外見上は仕事もプライベートもすべてが順風満帆な会計士が、思いがけずヤバい案件に片足を突っ込んでしまい、傷つきながらも自分らしく踏み出していくというストーリーです。
会計士は仕事内容を説明するのが難しい職業ですが、ドラマになることで、少しでも身近な職業に感じてもらえたら嬉しいですね。
(著者:大津留ぐみ / 大津留ぐみの記事一覧)