【本記事はPwCあらた有限責任監査法人様からのプレスリリースです】
2016年10月12日
PwCコンサルティング合同会社
AI inside株式会社
PwCコンサルティング合同会社(東京都千代田区、代表執行役CEO:足立 晋、以下、PwCコンサルティング)とAI inside株式会社(東京都渋谷区、代表取締役:渡久地 択、以下、AI 社)は、10月12日、人工知能搭載のOCR(光学式文字読み取りシステム)を活用したロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)の導入支援で協業を開始しました。
PwCコンサルティングは、間接部門の定型業務を自動化・効率化するRPAのソリューションを多くの企業に提供しています。本協業では、RPAを成功に導く上で大きな障壁となる、紙の資料の電子化という課題をAI 社のIntelligent OCR (人工知能搭載OCR)技術を活用することで解決し、より効果の高い業務プロセス改善の実現を目指します。同OCRは、AI社が独自に研究開発した人工知能「Neural X」*を搭載することにより、高い精度での文字認識を可能とし(下図参照)、手書きを含む紙情報の電子化から、システム入力とデータチェック、システム間データの整合までを自動化します。
昨今、多くの企業がペーパーレス化に取り組んでいますが、間接部門の定型業務に関しては依然として、紙の資料のシステム入力などが残り、RPAを実装する上で大きなハードルとなっていました。本協業により、両社は企業の業務効率化を推進し、限りある人的リソースをより効果的に活用できる体制の構築を支援します。
新興国の経済発展に伴い、アウトソーシングによるコスト削減が困難になってきた企業にとって、RPAは次世代の企業経営の根幹の施策として注目されています。PwCコンサルティングとAI社は、ロボティクス・人工知能の技術知見を最大限に活用し、企業の次世代プロセスの構築に新たな選択肢を提案していきます。
以上
*「Neural X」は、AI社が独自に開発した画像認識などを行う、人工知能(意思決定支援システム)。データ入力層には単純なエッジを検出するネットワークを形成する。文字認識にも、一般物体認識にも有効で、さまざまなアナログデータを解析して、デジタルデータへ変換することが可能
図:AI insideのOCRによる文字認識例
PwCコンサルティング合同会社について
PwCコンサルティング合同会社は、経営戦略の策定から実行まで総合的なコンサルティングサービスを提供しています。PwCグローバルネットワークと連携しながら、クライアントが直面する複雑で困難な経営課題の解決に取り組み、グローバル市場で競争力を高めることを支援します。
AI inside株式会社について
人工知能「Neural X」の研究開発、それを応用したサービスの提供。Neural Xは、データの分析、未来予測することで人や社会、会社・組織などの意思決定を支援するシステムです。適用分野も幅広く、金融・インフラ・製造・医療などさまざまな業界、用途でご活用いただいています。今後は音声やIoTデータなどにも対応予定です。
引用元:PwCコンサルティングとAI inside、人工知能搭載OCRによるロボティック・プロセス・オートメーション導入支援で協業開始