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チャットボットにも応用可能な情報検索手法
弥生株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:武藤健一郎、以下「弥生」)は、2025年3月10日(月)から長崎で開催された言語処理学会第31回年次大会(NLP2025)において、筑波大学(研究代表者:システム情報系 宇津呂 武仁教授)との共同研究成果を発表したことをお知らせします。
弥生は、製品の利用とともに蓄積される経済・会計データの有用性に着目し、2025年1月より、筑波大学との共同研究を開始しました。今回、その成果に基づき、チャットボットにも応用可能な情報検索手法について、「会計ドメインにおける質問応答のためのLLM を用いた解説ページ順位付け」として、発表しました。
本研究は、Retrieval-Augmented Generation (RAG) の枠組みによる情報源の検索手法の精度向上に関するもので、従来の手法では検索を一度だけ実施するところ、初回の検索結果を活用しつつ、別の観点から再検索する新しい手法を提案し、10%以上の精度向上を達成しました。今後、データセットを拡張することで、手法とデータの両面から、より会計ドメインに特化したチャットボットへの実装を目指します。また本研究成果は、さまざまな検索分野への応用が可能であり、将来的には製品およびサービスへの実装による、業務効率化推進への活用が期待されます。
実施レポート
弥生株式会社 次世代本部 R&D室 飯田頌平
今回は、「会計ドメインにおける質問応答のためのLLM を用いた解説ページ順位付け」というテーマで、チャットボットにも応用可能な情報検索手法について発表しました。また、特定の分野に特化したAIに関する問題など、同分野の研究者と議論を行い、知見を深めました(写真参照)。
言語処理学会第31回年次大会(NLP2025)開催概要
日時:2025年3月10日(月)~2025年3月14日(金)
会場:出島メッセ長崎
主催:一般社団法人言語処理学会
URL: https://anlp.jp/nlp2025/
発表情報
日時:2025年3月12日(水) 一般発表、 E7:テーマセッション1: 金融・経済ドメインのための言語処理(3)
発表者:飯田頌平1 、古俣槙山2 、三田寺聖2 、長谷川遼2、宇津呂武仁2 、林友超1、 宍戸里絵1
1弥生株式会社 次世代本部 R&D 室
2筑波大学大学院 システム情報工学研究群 知能機能システム学位プログラム
発表テーマ:会計ドメインにおける質問応答のためLLMを用いた解説ページ順位付け
発表論文:https://www.anlp.jp/proceedings/annual_meeting/2025/pdf_dir/E7-4.pdf
今後の発表予定
2025年度 人工知能学会全国大会(第39回) (JSAI2025)
日時:2025年5月27日(火)~5月30日(金)
会場:大阪国際会議場(グランキューブ大阪)+ オンライン
主催:社団法人人工知能学会
URL: https://www.ai-gakkai.or.jp/jsai2025/
セッション日時:2025年5月29日(木)13:40 ~ 15:20
講演番号:3E4-OS-11a-01
タイトル:RAGに基づく会計分野の質問応答
Question Answering based on RAG in Accounting Domain
弥生株式会社について弥生は「中小企業を元気にすることで、日本の好循環をつくる。」というミッションを掲げ、バックオフィス業務を支援するソフトウエア「弥生シリーズ」の開発・販売・サポートする企業です。「弥生シリーズ」は登録ユーザー数 350万を超え、多くのお客さまにご利用いただいています。
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代表者:代表取締役 社長執行役員 兼 最高経営責任者(CEO) 武藤 健一郎 |
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