会計士芸人・Gパンパンダ「NHK新人お笑い大賞」優勝、EY日本がアジア太平洋へ統合、あずさがデジタル監査体制強化など3件:今月の会計士業界ニュース(2018年11月その1)



2018年10月21日、22日、11月1日、2日に、デジタル監査、監査法人、会計士お笑い芸人などに関するニュースがリリースされています。

あずさ監査法人がデジタル監査体制を強化、EYの日本・アジア太平洋地域統合、Gパンパンダ「NHK新人お笑い大賞」優勝などの記事を幅広くご紹介します。

デジタル監査体制強化、あずさ監査法人

四大監査法人ではAIの試験運用が始まっています。この流れを受けて、今後の監査体制がどのように変化していくのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。

今回、あずさ監査法人がデジタル監査の専門部署を100人体制に拡大するとともに、AIを不正発見に活用するという記事が、日経×TECHよりリリースされています。

あずさ監査法人は2018年11月1日に記者説明会を開き、データ可視化やビッグデータ解析などを駆使したデジタル監査を強化する方針を発表した。現在60人が所属する専門部署「次世代監査技術研究室」を、2年後をめどに100人体制とする。

引用元:あずさ、デジタル監査100人体制へ AIで不正検知も(日経×TECH 2018年11月2日付)

記事によると、データ分析関連の専門家を増員して、重点的に監査すべきポイントをデータ分析で示唆できるような体制を目指すそうです。また、会計の専門知識を答えてくれるFAQ型のAIが、すでに現場部門に公開されているとのことです。

今までの監査法人では、経験や知識は個人に蓄積されがちでしたが、AIの開発で知識や経験が組織的に共有できるようになりました。会計の専門的な能力が発揮できる業務が増え、FAQ型のAIが開発されて経験や知識が手軽にキャッチアップできるようになり、特に若手の会計士は大手監査法人で働くモチベーションが高まるかもしれません。

EYが日本地域とアジア太平洋地域を統合

EY新日本監査法人といえば、2018年7月1日に法人名称を変更し、今月27日に東京ミッドタウン日比谷に移転した新東京オフィスのグランドオープンを控えるなど、次々と変化し続けています。そのEY新日本監査法人が、さらなる改革に取り組もうとしています。

今回、EYが日本地域とアジア太平洋地域を統合し、2019年7月より1つの地域となるという記事が、日本経済新聞よりリリースされています。

大手国際会計事務所のアーンスト・アンド・ヤング(EY)はアジアで地域戦略を見直す。これまでは提携するEY新日本監査法人などが受け持つ日本地域と、中国などの提携法人が受け持つアジア太平洋地域に分けて事業展開していたが、2019年7月に1つの地域に統合して運営する。

引用元:国際会計事務所EY、地域戦略見直し 日本とアジア太平洋を統合 (日本経済新聞 2018年11月1日付)

記事によると、今までは同じEYでも組織間の壁があり、アジア地域に進出している日本企業に問題が起きたとしても迅速に対応できなかったそうです。今回の地域戦略の見直しで、迅速な解決が可能になるとのことです。また新日本のAIやビッグデータなどのノウハウを利用して、アジア太平洋の顧客開拓につなげたいとしています。

EY JapanとEY Asia-Pacificのメンバーファームとの連携強化については、EYよりニュースリリースが出されています。

グローバル展開をするクライアントにとって、アジア太平洋地域でのEY Japanの発言力が高まることは、成長の追い風になるのではないでしょうか。

会計士お笑い芸人、Gパンパンダ「NHK新人お笑い大賞」優勝

Gパンパンダをご存知ですか?芸人としての実力もさることながら、早大卒で、公認会計士と元リクルート社員という、高学歴&エリートの2人がお笑いコンビを結成したことでも有名です。

コンビの一人、細野光樹さんは「有名・話題になった公認会計士、ユニークな公認会計士をまとめてみた 」でも取り上げていますが、高校一年でライブお笑い甲子園2008で優勝、さらに、早稲田大学在学時に20歳で公認会計士試験に一発合格という、見事な経歴の持ち主です。

今回、Gパンパンダが「NHK新人お笑い大賞」で優勝した件について、朝日新聞DIGITALより記事がリリースされています。

『平成30年度 NHK新人お笑い大賞』が21日、東京・NHKふれあいホールで行われ、お笑いコンビ・Gパンパンダが大賞に選ばれた。予選参加322組から選ばれた若手芸人8組が本戦に熱い戦いを繰り広げ、ワタナベエンターテインメント所属の芸歴2年目コンビが栄冠に輝いた。

引用元:Gパンパンダ、大手企業辞め芸人に(朝日新聞DIGITAL 2018年10月21日付)

また、Gパンパンダの経歴について、デイリースポーツより記事がリリースされています。

Gパンパンダは、筑波大付属中、同高、早大商学部と同級生だった星野光樹(26)と一平(26)のコンビ。中学時代に文化祭で漫才をやるため、星野が一平を誘って結成し、大学卒業で解散したが、昨年再結成した。星野は大学2年時に20歳で公認会計士に一発合格し、税理士の資格も持つ。一平も大学卒業後、リクルートで人事部に所属していた“超エリートコンビ”だ。

引用元:早大卒・Gパンパンダ 「NHK新人お笑い大賞」優勝(デイリースポーツ 2018年10月22日付)

26歳という若さで芸人としての才能が認められたGパンパンダ、これからの活躍が楽しみですね。

(著者:大津留ぐみ / 大津留ぐみの記事一覧



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【大津留ぐみ:公認会計士・税理士/会計士・税理士専門ライター】 大学在学時にシェイクスピアを学んだことをきっかけに劇作家を目指すも挫折。編集プロダクションで編集やライティング業務に従事した後、公認会計士試験にチャレンジし合格。大手監査法人の東京事務所にて監査業務、財務デューデリジェンスなどに従事。 その後、フリーランスの公認会計士として非常勤監査、税理士法人の社員税理士として税務業務に従事しつつ、大津留ぐみのペンネームでライターとしての執筆活動にも従事。ライターとして、お金、社会保障、会計、税務などに関する記事を執筆。また、2児の母となったことをきっかけに、子どもの貧困や教育格差、子どものイジメに関する記事なども執筆。現在は、株式会社ワイズアライアンスの専属ライターとして会計・税務の記事を執筆しつつ、会計事務所にて内部統制業務にも従事するパラレルワーカー。公認会計士・税理士。

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