上場に向けてバックオフィスを内製化。グループ会社の連携もスムーズに
課題
- 上場審査をクリアできる経理体制が整っていない
- 会計業務を税理士へアウトソースしており、リアルタイムでのデータ把握が出来ない
結果
- マネーフォワード クラウドに統一したことで、グループ責任者、税理士、公認会計士とのやりとりが円滑に
- リアルタイムで仕訳や帳票を確認できるようになり、締め作業からデータ確認のタイムラグが減少
上場審査をクリアできる会計ソフトの導入で、会計業務の効率化とグループ連携を可能に
企業のブランドコンサルティングを行い、急成長を続ける株式会社フォワード様。上場に向けて内部統制の強化を図るため、会計ソフトの移行を検討されました。上場審査をクリアできる機能、使いやすさ、グループ会社との連携の3点がマネーフォワード クラウド会計Plus導入の決め手に。取締役の西村様と導入担当者の御宿(みしく)様に導入時の課題や導入後の効果についてお話を伺いました。
2名体制でのバックオフィス業務。上場に向けて会計業務を内製化へ
西村様:弊社は、「好きといえるブランドがある。そのよろこびを、人に、社会に。」をミッションに、ブランド戦略策定支援・インナーブランディング支援・アウターブランディング支援の大きく3つの領域で、クライアント企業のご支援をしています。顧客・消費者はもちろん、そこで働く社員や従業員など、関わる全ての人から愛されるブランドを1つでも多く育てることを通じて、活力ある社会を創り出すことを目指しています。
現在2名体制でコーポレートデザイン室を担っており、ここでは経理財務を含めた幅広いコーポレート機能、いわゆるバックオフィス業務を全て行っています。会社としてはスピード感が求められる成長フェーズなので、事業成長に合わせてバックオフィスを充実させていくために、人員の補強だけでなく、ツールやシステムによって業務を効率化し、メンバーのリソースに余白を持たせたいと考えました。
また、これまで会計業務はアウトソースしていたのですが、データの確認をするたびに税理士さんへの依頼が発生するなど、リアルタイムでの把握ができませんでした。上場を見据えて経理業務の内製化と内部統制の強化を図る必要があり、まずは会計システムのテコ入れを始めようと会計ソフトの移行を検討し始めました。
上場審査をクリアできる機能と使いやすさ、グループ会社間での連携が決め手に。専門スキルの有無に関わらずスムーズにデータ移行
西村様:会計ソフトをいくつか検討するうえで、上場審査にかなう内部統制機能があることを必須条件としていました。具体的には仕訳の承認機能などがありますが、アウトソースしていた業務を私たち2人が行うので、自分たちがユーザーとして扱いやすいと思うUIUXの部分も非常に重要でした。私は個人でもマネーフォワードの家計簿を使っていて、マネーフォワード クラウドのサービスもトライアルでいくつか試させていただきましたが、操作性が非常に良いと感じました。
また、検討とほぼ同じタイミングで、親会社とグループ会社で連結納税をするために会計・税務業務を一本化する予定がありました。グループ内でマネーフォワード クラウドを使っている会社が多いとのことで、トライアルを相談し始めた早い段階で親会社から会計Plusを導入するように推奨されました。使用するツールを統一することでグループを統括している責任者・税理士・公認会計士とも連携・作業しやすいという点で勧められたのだと思います。
御宿様:決定後は細かいミーティングやスケジュール管理もマネーフォワードさんにリードしていただき、スムーズに導入できました。他社ソフトからのデータ移行の際も必要なデータやフォーマットを用意してくださっていたので、税理士さんとも複雑なやりとりは発生しませんでした。
西村様:上場基準に必要な機能が備わっている使いやすい会計ソフトであることと、導入サポートの方々の丁寧な対応で、ハード(機能)面とソフト面の両軸で安心感を得ることができました。
リアルタイムでのデータ確認により、会計作業のタイムラグ解消へ。併せて業務効率化を実現
西村様:導入後は、リアルタイムで仕訳や帳票を見ることができるので、これまで行っていた税理士さんへのデータ出力依頼がなくなりました。以前の会計ソフトでは、税理士さんとの月次の打ち合わせの際にデータを提出してもらっていたため、当時は締め作業から確認するまでのタイムラグが20日ほど発生していました。導入後はそのタイムラグが少しずつ減ってきています。私も御宿もこれまでのキャリアで初めて経理をやっているのですが、経理・会計の専門スキルの有無にかかわらず、操作しやすいことも効率化の一助だと思います。
また、いつでもどこでもデータにアクセスできるクラウドサービスは、コロナ禍のリモートワークに対応しやすいです。グループの統括責任者にも会計Plusの閲覧権限を渡しているので、グループ会社のデータが短時間で集まり、現状を把握しやすいと思います。
今後は会計Plusと併せて導入したマネーフォワード クラウド経費とマネーフォワード クラウド請求書といったツールもフル活用をし、更なるバックオフィスの充実を図りたいです。マネーフォワード クラウドはサービスそのものだけでなく、サービスのアップデートやリクエストに対するレスポンスが早く、ユーザーニーズに応えていただいていると思います。
御宿様:導入サポートの方々も、スムーズなやり取りやスケジュール管理、質問しやすい環境を作ってくれました。フォローアップの期間も都度丁寧に示していただき、親身に対応してくれていい会社だなと思いました。
西村様:社内整備がまだ進んでない企業では、バックオフィス業務ツールの導入によって業務のフローチャートやフォーマットができるので、業務の流れが把握・整理され、社内整備のきっかけになるメリットもあると思います。マネーフォワード クラウドは、柔軟なトライアル対応や導入後の手厚いサポートがあるので、クラウドやシステムを使ったことがないユーザーでもハードルを感じずに使えるのではないかと思います。もし周りに導入を検討している企業さんがいらっしゃったら、慣れ親しみやすく使いやすいツールなので、是非紹介したいですね。
※掲載内容は取材当時の情報です。
今回の導入サービス
引用元:上場に向けてバックオフィスを内製化。グループ会社の連携もスムーズに – 「マネーフォワード クラウド会計Plus」導入事例