今日のテーマは、「データエンジニア会計士」です。この職種名を聞いたことがあるという方はおそらくほぼいないのではないでしょうか。
ここ数年、SaaSを始めとしたクラウドサービスの台頭などにも見られるように、ビジネスのIT化がより一層進展しています。それに伴い、ビジネス全体においてもデータの活用・分析もより一層重要となってきています。
その重要性は、データサイエンティストやデータエンジニアといった新しい職種の登場にもつながっていますが、今回取り上げる「データエンジニア会計士」という仕事は、実は公認会計士の知見とのシナジーもあり、今後の会計士の活躍フィールドのひとつにもなる可能性を秘めています。
そこで、今回、公認会計士ナビ公式Youtubeチャンネル『公認会計士ナビチャンネル』では、実際にデータエンジニア会計士として活躍されている、株式会社マネーフォワード 分析推進室 佐野 夏輝 氏(公認会計士試験合格)をゲストにお迎えし、データエンジニア会計士とはどのような仕事なのか、データエンジニアリングと会計士の知見との間にどのようなシナジーがあるのかについてお話を伺いました。
佐野 夏輝(さの なつき)
株式会社マネーフォワード
分析推進室/公認会計士試験合格
2012年に公認会計士試験合格後、マレーシアに渡り、Russell Bedford Malaysiaにて、マネジャー職として、日本企業のマレーシア子会社への会計監査、ベトナム日本デスクの立ち上げ、M&A、不正調査等の財務アドバイザリーに従事。2016年より地元鹿児島のまるや総合研究所の取締役として、東京やホーチミン(ベトナム)のベンチャー企業の常駐コンサルティング(中期経営計画、KPI設計)、社外CFO、統計解析、併設の柳隆志税理士事務所にてアジア進出支援(会計、税務)などの業務に従事。
2020年より株式会社マネーフォワード、分析推進室。経理本部、IRチームを兼務し、データエンジニアならびにデータアナリスト業務に従事。
鹿児島県出身。鹿児島大学、明治大学大学院会計専門職研究科卒業。
Part1:会計士に新たな可能性!データエンジニア会計士とは?
Part1の『会計士に新たな可能性!データエンジニア会計士とは?』では、データエンジニアの仕事内容や、管理会計・経営企画といった従来の経営数値分析の仕事とどのような違いがあるのか、また、データエンジニアの仕事に会計士の知見がどのように活かされるのかなど、具体例を挙げながら、データエンジニア会計士という職種についてお届けします。
Part2:データエンジニア会計士にはどうやってなる?
Part2の『データエンジニア会計士にはどうやってなる?』では、佐野さんがデータエンジニア会計士になるまでどのような経歴を歩んできたのか、データエンジニアになるために何を学べばよいのかについて、具体的な勉強方法や必要な知識の習得方法、実務でのスキルアップ方法などについてお届けします。
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(著者:大津留ぐみ / 大津留ぐみの記事一覧)