本日、平成25年度修了考査の合格発表が行われました。
合格者に関する概要は下記の通りです。
平成25年度 修了考査 合格者の概要
【受験願書提出者数】 2,468名
【受験者】 2,262名
【合格者】 1,528名
【対受験願書提出者数合格率】 61.9%
【対受験者数合格率】 67.6%
合格者数と合格率
合格率は過去7年で最低の水準
平成25年度の修了考査における合格者数は1,528名となりました。また、対受験者数合格率は67.6%と昨年の71.2%を3.6%下回る結果となっています。また、受験願書提出者数に対する合格率は61.9%となり、3.7%減となっています。
合格者数は過去5年で最低の水準
合格者数に関しては前年度の1,846名と比較して318名のマイナスとなり、過去5年で最低の水準となっています。
本年度の特徴と今後の傾向
今年度は前年度と比較すると合格者数が減少していますが、これは受験者数自体が減少したことに起因しています。また、今回の主な受験対象者は平成22年(2010年)の会計士試験合格者であり、平成20年(2008年)から平成22年(2010年)にかけては会計士試験の合格者数(今回の修了考査の受験対象者の母数)が減少しているため、本年の合格者数の減少は特に注目すべき指標ではないと考えられます。
一方で合格率は年々低下しており、今後もこの傾向が続くのかは要注目です。
また、本年の修了考査合格者1,528名すべてが公認会計士協会の正会員登録を行ったとすると、公認会計士(正会員)数は26,110名(2013年12月31日現在)から27,638名へと増えることとなり、約5.8%増加することとなります。
なお、公認会計士試験の合格者数は、平成22年以降も減少しています(図3を参照)ので、次年度の修了考査合格者数も減少すると予想されます。
図1:修了考査ならびに3次試験 過去10年間の合格者数 (平成17年までは旧3次試験のデータ)
図2:修了考査ならびに3次試験 過去10年間の合格率 (平成17年までは旧3次試験のデータ)
※平成18年度・修了試験の「対受験願書提出者数合格率」は開示されていないため、旧3次試験を受験した51名のデータとなっております。
図3:公認会計士試験の合格者数ならびに合格率の推移
※本文中のデータは全て公認会計士協会発表のデータより作成。