
このコーナーでは、弥生のサービスを活用して、税理士事務所経営を効率化した弥生PAP会員をご紹介していきます。
今回は、「弥生給与 Next」を活用して、会計事務所の業務効率化とお客さまの給与計算の自計化を推進している福井政夫税理士事務所をご紹介いたします。
広島県広島市に事務所を構え、かつてはパソコン教室を併設していたというユニークな経歴から、システムやパソコン周りのサポートにも強みを持つ福井政夫税理士事務所様。そんな福井政夫税理士事務所様が、お客さまの給与計算業務に「弥生給与 Next」を選択された理由とは?導入前に感じていた課題や、お客さまへの導入効果、そしてクラウド化による事務所へのメリットを伺いました。
本記事の目次
- 今回ご紹介するサービス
- 今回インタビューした会計事務所
- 事務所の作業効率化とお客さまからの改善ニーズ。「弥生給与 Next」導入の背景とこれまでの課題
- 1回のレクチャーで新人社員でも完璧な給与計算ができた!「弥生給与 Next」だから実現できる”給与計算の自計化”
- 「弥生給与 Next」導入がもたらしたもの―給与計算業務の効率化とお客さまの業務改善意識の高まり
- 今後の展望と会計事務所へのメッセージ
今回ご紹介するサービス
弥生給与 Next

「弥生給与 Next」の特徴
- 業務の一元管理 給与計算・勤怠・労務手続きを一つのソフトで完結。データ連携により転記ミスや二重管理の手間を排除。
- 自動計算・法改正対応 給与の自動計算、給与明細書の作成・Web配信、一括振込で毎月の給与計算業務を大幅に効率化。法令改正にも自動対応。
- ペーパーレス化の促進 給与明細のWeb配布、年末調整における各種控除申告書の配布・回収もWebで完結。印刷・郵送コストを削減し、スマホによる効率的な運用を実現。
- どんな人にも視覚的にわかりやすいタスク一覧(やることリスト)で給与計算タスクの漏れを防ぐ
今回インタビューした会計事務所
福井政夫税理士事務所
2007年、広島県広島市佐伯区にて開業。法人・個人の税務顧問を中心に、相続税や贈与税の申告など幅広く対応。広電楽々園駅からすぐの楽々園商店街の通りに事務所を構え、地域活性化のための活動にも力を入れている。
代表 福井 政夫(税理士、1級ファイナンシャルプランニング技能士)

1958年生まれ。2007年税理士登録、税理士事務所を開業、弥生PAP(パートナー)登録。同年、地域の皆さまの学びの場としてTax Houseパソコン教室も開設。
事務所概要
- 事務所について
- 事務所の人員数:3名(正社員3名、うち税理士1名)
- WEBサイト:https://fukuimasao.com/
- 顧問先について
- 顧問先数:法人約70件、個人10数件
- 顧問先の売上高:数千万円~数億円程度
- 顧問先の業種:幅広い業種に対応
- 顧問先のエリア:広島県内を中心とし、山口県、島根県、鳥取県など
- 自計化と記帳代行の比率:自計化20~30件、記帳代行50~60件
- 使用している会計ソフト:
- 開業当初から弥生会計をメインで利用。顧問先の利用ソフトもほぼ100%が弥生会計。
- 事務所の特徴
- 事務所が提供しているサービス:税務顧問サービス、相続(提携税理士と連携)
- 最も力を入れている業務:システム関係・パソコン操作のサポート。PDF化の操作など、手厚くフォローすることで、顧問先との強い信頼関係を築いている。
※事務所概要は記事公開時点での情報です。また、2026年7月2日に行われたインタビューを元に執筆しています。
事務所の作業効率化とお客さまからの改善ニーズ。「弥生給与 Next」導入の背景とこれまでの課題

―税理士事務所業務の中で、これまで給与業務においてどのような課題を感じていらっしゃいましたか?
当事務所では、一部のお客さまについて、記帳代行と一緒に給与計算も代行しています。給与計算代行業務は、お客さまの勤怠情報が確定する月初に作業が集中します。
お客さまの給与ですから絶対に間違えてはいけない!というプレッシャーの中、毎月初めは入力作業、明細の送付といったルーティーンワークにかなりの時間をかけており、業務効率化が必要だと感じていました。
また、給与計算を行うためには、どうしても従業員の個人情報をお預かりすることになります。
個人情報保護の観点から、お客さまからも「もし自身で作業ができるならば、給与計算は自社で行いたい」というニーズも感じていました。
―お客さま側では、どのような課題があったのでしょうか?
給与計算をお客さまご自身でされている方の多くは、デスクトップソフトの給与計算ソフトを利用されています。
そのため、「特定の端末でしか給与計算ができない」「そのパソコンを他の人が使っていたら作業ができない」といった現場の悩みをご相談いただくことが、多々ありました。
また、長年にわたり古い給与計算ソフトを使い続けているお客さまも少なくありません。
古いソフトの場合、更新のたびに莫大な費用がかかるケースが見受けられます。また、システムが法改正に対応しきれておらず、給与計算の数字が間違っていることもあります。
さらに、古い法令をもとに間違った給与計算をしていても、それらしい数字で出力はできるので、お客さまが間違いに気づいていないこともありました。
こうした場合は、給与計算はきれいに出力することが目的ではなく、法改正に柔軟に対応し、正しい給与の金額を計算することが目的だ、という課題認識を持っていただくところからスタートしました。
―そこで「弥生給与 Next」の導入に至ったのですね。選ばれた理由は何ですか?
まず、私自身が「弥生給与 Next」を操作してみました。
使ってみると、お客さまでも迷いなく操作ができそうだと感じ、給与計算の自計化を目指すならばこれだ!と直感しました。
「弥生給与 Next」はクラウドシステムなので、IDとパスワードさえあればどのパソコンからでも操作でき、特定のパソコンに縛られる問題が解決できます。
また、法令が変わっても最新版へのアップデートが自動的に行われるので、更新のたびにかかる費用や手間を気にする必要がない点も大きな理由でした。
- 事務所での給与計算代行にかかる時間的負担や個人情報のやり取りを含めた心理的プレッシャーが大きかった。
- お客さま側は、特定のパソコンでしか給与計算ができないという場所・端末の制約があった。
- 古いソフトを使い続けているお客さまの場合、法令への対応が不十分なことや、更新のたびにかかる費用の課題があった。
- お客さまでも簡単に操作できそうだと実感し、クラウド給与ソフト「弥生給与 Next」の導入を決定。
1回のレクチャーで未経験者でも給与計算ができた!「弥生給与 Next」だから実現したスムーズな”給与計算の自計化”

―導入時のサポートなどはどのようにされているのですか?
最初の導入や設定の段階では、できる限りお客さまの現場に赴き、担当者と一緒に画面を見ながら設定を行うようにしています。
直接足を運ぶことがコミュニケーションの一環にもなりますし、システムの話を通じてお客さまとの距離も縮まり、信頼感も高まると考えています。
導入初期でしっかりサポートしておけば、その後は月々のデータをクラウドを通じて事務所側からチェックできるので、安心です。
―お客さまに「弥生給与 Next」を導入されて、どのような効果を感じますか?
操作性が非常に良く、特に毎月の給与計算は迷うことなく使いやすいので、お客さまの給与計算の自計化が進んでいます。
あるお客さまの場合、簿記2級は持っているものの給与計算は全くの未経験という担当者が、入社してすぐに給与計算をマスターできたので驚きました。
4月の入社時に、私が一通りの操作方法をレクチャーしただけですが、4月の給与計算はミスなく完了。初めて1人で担当した5月は、画面上の「やることリスト」に従って作業を進めるだけで、完璧な給与計算ができていました。
迷いなく作業できる直感的な操作性の良さや、作業フローをチェックリスト式に確認できる「やることリスト」など、「弥生給与 Next」の機能を使えば誰でも正しく給与計算できる!と実感でき、改めて素晴らしいソフトだと思いました。
―設定時などに不明点が出た場合はどのように解決していますか?
お客さまは、各プランに含まれているチャットサポートを利用して、わからないところを解決しています。私自身は、サポートセンターに電話して解決していますね。
弥生のサポートはタイムリーに正確な答えが返ってくるので、解決できなかったことはありません。サポートがなければ前に進まないことも多いため、非常に助かっています。
- 最初の設定は現場へ赴くことを心がけている。コミュニケーションが生まれ、お客さまとの距離も縮まる。
- 『弥生給与 Next』の機能と直感的な操作で、給与計算未経験の新人でも入社直後からミスなく計算業務を完遂できる。
- 導入時の不明点やトラブルは、正確で迅速な回答が得られる弥生のサポートを活用し、その場で解決。
「弥生給与 Next」導入で給与計算業務の効率化とお客さまの業務改善意識の高まりを実現

―お客さまが「弥生給与 Next」を導入したことで、事務所側にはどのようなメリットがありましたか?
「弥生給与 Next」を導入したお客さまは、基本的にご自身で給与計算ができるようになったため、給与計算のルーティーンワークの時間が劇的に減りました。同時に、勤怠管理の個人情報のやり取りも減ったので、お客さまの安心にもつながっていると思います。
また、お客さまの給与データをリアルタイムにクラウド上で共有・閲覧できるようになったことも大きなメリットの1つです。
特に、お客さまご自身でデスクトップソフトを利用して給与計算をしている場合、事務所側から給与の詳細をすぐに確認することができませんでした。
「弥生給与 Next」ならば、弥生会計への入力時などにいつでも過去のデータや給与明細をチェックできるので非常に便利になりました。
給与計算の詳細なデータを確認しながら会計への入力ができるようになったことで、会計の面からも給与のチェックができるようになり、チェックが隅々まで行き届くようになったように感じています。
―「弥生給与 Next」を導入したお客さまはいかがでしょうか?
クラウドの良さを活かして、固定された端末以外でも作業ができるようになり、お客さまの作業効率も上がりました。また、個人情報を社外とやり取りすることなく、自社で給与計算を完結できるようになった点はお客さまのコンプライアンスの面でも大きなメリットです。
コストパフォーマンスも高いので、導入してよかったという感想が多いですね。
何より、ご自身で給与計算を行えるようになったことで「勤怠管理から一気通貫で自動化できるのでは?」といったように、業務改革への意識が高まったように思います。
これまでは「きれいに印字・出力さえできればいい」という認識だったお客さまが、正しく効率的な仕組み作りに主体的に目を向けるようになった、この意識の変革こそが、最も大きな成果だと感じています。
- 「弥生給与 Next」で給与計算の自計化を果たし、事務所のルーティーンワークを大幅に削減。個人情報を社外とやり取りすることもなく、コンプライアンス強化にもつながる。
- お客さまの給与データや明細を、クラウド上で必要な時にすぐに閲覧可能に。データの中身を事務所で確認できるようになり、ミスの防止にもつながった。
- 給与計算の自計化を果たしたことで、勤怠管理から給与計算への連携など、更なる業務改善への意識が高まる。
今後の展望と会計事務所へのメッセージ

―「弥生給与 Next」を含めた今後の展望について教えてください。
現在「弥生給与 Next」をお使いのお客さまは、「お客さま側で給与計算を行い、事務所が最終チェックを担う」という効率的な分業体制が確立しつつあります。
今後はこの成功パターンをモデルにして、より多くのお客さまへ横展開していきたいと考えています。
一方で、給与計算のデスクトップソフトをお使いのお客さまの中には、せっかく使っているソフトだから使えるところまで使いたいという想いをお持ちの方もいらっしゃいます。
こうしたお客さまの想いを汲みつつ、タイミングを見て「弥生給与 Next」の導入をしていきたいですね。
また、給与計算だけでなく、従業員がタイムカードを打刻するところから給与計算へと、一気通貫でデータが連携して、給与計算業務がさらに効率化されるのが理想的な形だと思っています。
「弥生勤怠 Next」や「弥生労務 Next」などの便利な機能との連携を私自身がさらに勉強し、こんな機能があるよ、とお客さまにご提案していくことを目標にしています。
―最後に、導入を検討している会計事務所や事業者の皆さまに向けて、メッセージをお願いします。
「弥生給与 Next」はクラウド上で情報を共有できる利便性があり、直感的に操作できるためお客さまの自計化を促すのにも適しています。
また、「弥生給与 Next」を使った自計化は、事務所とお客さまの業務効率化だけでなく、勤怠管理から労務管理まで一気通貫での管理を目指すなど、更なる業務改善に向けて意識を高めるきっかけにもなります。ぜひ皆さまにも使っていただきたいです。
―本日は、貴重なお話やご意見をありがとうございました。
取材・執筆:ライター山崎実由貴






























