ベンチャーキャピタリストが語った”会計士が最速でスタートアップにジョインする方法”【第3回・公認会計士ナビonLive!!(3)】

  • 2015/8/18

来る2015年8月29日(土)に第4回・公認会計士ナビonLive!!が開催されます。本記事では第4回の開催に向けて第3回・公認会計士ナビonLive!!の内容を振り返ります。

第3回公認会計士ナビonLive!!

【開催日時】 2015年3月21日(土)

【テーマ】 ベンチャーキャピタル・PEファンド×公認会計士

【第1部トークセッション】 公認会計士×ベンチャーキャピタル

第3回 公認会計士ナビonLive!!の第1部のトークセッション「公認会計士×ベンチャーキャピタル」では、若手独立系ベンチャーキャピタリストの木下慶彦氏が、「公認会計士が最速でスタートアップにジョインするための方法」についてプレゼンテーションを行いました。

本記事では、木下氏のスライドとプレゼンテーションをお届けします。 

プレゼンター:木下慶彦(Skyland Ventures 代表パートナー)

1985年生まれ、早稲田大学理工学部卒業後、インキュベイトファンドなど2社のベンチャーキャピタルを経て、2012年8月の26歳の頃にSkyland Venturesを創業し代表パートナーへ就任。『スタートアップ1000人プロジェクト』という、スタートアップで働く仲間を1000人増やすことにチャレンジしている。

Twitterアカウントは@kinoshitay

公認会計士が最速でスタートアップにジョインするには?

Twitterをやろう!

【スライド:p15~17】

木下氏のアドバイスはシンプルだ。「Twitterを始めよう」ということである。

具体的なステップは下記だ。

  1. Twitterを始める
  2. スタートアップの社長やメンバーを100人以上フォローする
  3. Favやリツートする
  4. オフィスに遊びに行く

Twitterで、スタートアップ関係者にFavやリツイートを行うことによって、彼らの目に留まりコミュニケーションのきっかけとなる。(木下氏は「しょっちゅう自分に絡んでくるフォロワーには確実に反応する」と言う。)

そこからリレーションを深めオフィスに遊びに行ったり直接会い人脈を形成していくのが有用という。

「チャンスを見極める目」なんてものはない。「ノリの良さ」があるかどうか。

【スライド:p18】

とは言え、ほとんどの人は行動できない。また、スタートアップに転職を考える人間は「どれが良いスタートアップだろうか?」「これは自分にとって良い機会だろうか?」と考えがちだ。

木下氏は、「良いスタートアップや正しい選択肢は簡単には見極められない」、それよりも、「行動すること、ノリが大事」と語った。

堀江貴文氏の言葉を借りると「チャンスを見極める目なんてものはない。“ノリの良さ”があるかどうか」だと言う。

大学生でもできる!Twitterでスタートアップにジョインした事例

【スライド:p19~22】

木下氏は、このTwitterを使って木下氏が関与するスタートアップにジョインした大学生の事例も紹介した。

  • Twitterでメッセージを貰って24時間後にはスタートアップにジョインしていた大学生
  • エンジニアだと思って声をかけたらまだプログラミング勉強中だったがインターンが決まった大学生
  • 関西からTwitterで東京のベンチャーキャピタリストにFavをし続けたことによって声がかかり東京に移住した大学生

など、行動すればチャンスを掴めるということだ。

ハブになる人に会おう

【スライド:p23】

木下氏は、「ハブになる人」と会うことも重要という。スタートアップなら有力起業家やベンチャーキャピタリストだ。

それによってより出会いの機会が広がるという。

若手会計士がスタートアップで働くときに知るべきこと

【スライド:p24】

また、木下氏は、若手会計士がスタートアップで働くときに知るべきことも語ってくれた。

主なポイントは下記だ。

  • 年収500万円以下になることを覚悟しよう(もちろん例外はあり)

スタートアップの年収は低い。スタートアップでの実績やよほど高いスキルがあるなどしない限りは年収500万円以下で転職するのが基本と考えるほうがよい。

  • 監査経験が3年を超えてもレバレッジがかかりにくい

スタートアップに転職することだけを目的にすれば、監査を3年経験していれば十分。監査のスキルとスタートアップに馴染むかは別物、リスクのとれる若いうちに早めにジョインすることに越したことはない。 

  • シードとミドル・レイターは全然違うので注意

「スタートアップ」と言ってもステージによってまったく別物である。

・シード:10人以下、ビジネスモデルなし、管理系の役割なし

・ミドル以降:10人以上、ビジネスモデルあり、管理系の役割あり

  • シードスタートアップではプログラミングをできないメンバーの価値が低いケースが多い

最近はIT系スタートアップが主流。シード段階はプロダクトの開発がメインのため、プログラミングができないと企業に貢献しづらい。

参考:公認会計士がジョインしやすいスタートアップの組織

【スライド:p25】

木下氏は、最後に公認会計士がスムーズにジョインしやすいスタートアップの組織についても語ってくれた。

木下氏の経験から、スタートアップと会計士が馴染みにくい可能性が高いのは、「管理業務を知らない起業家」「監査経験しかない(スタートアップの管理を知らない)会計士」の組み合わせだという。

エンジニアとして抜群の経歴を持っている起業家でも企業の管理を知らない、管理経験のない経営者は普通にいる。そういった経営者が管理をすべて任せられると考え、若手会計士を採用する。

一方で、監査経験のみの会計士は(よほどセンスのいい人材を除けば)スタートアップでまず何をしたらよいかわからない。また、経営者は管理を会計士に丸投げのため指示も出せず、会計士側も経営者がどうしたいのかわからず、周囲もエンジニアしかおらず孤立してしまいがちになる。

なお、こういったケースを避けるためには、社内には管理系人材がいなくとも、顧問など社外メンバーにスタートアップ支援に強い会計士や税理士、ベンチャーキャピタリストがいるスタートアップを選ぶことが重要と語った。(木下氏の関与先でもこういった体制を敷くことを意識しているという。)

以上、いかがだっただろうか?

スタートアップに興味のある会計士は、今すぐ木下氏のTwitterをフォローしよう!

木下氏のTwitterアカウントは @kinoshitay だ!

(終)

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