設立6年で上場!注目の不動産金融ベンチャー『ビーロット』はIPO準備をどう攻略したのか!? ~IPOを支えた会計士と起業家が語る“会計士とベンチャーのあるべき関係”~

  • 2015/4/24

2014年12月11日、東証マザーズに株式会社ビーロットが上場した。

このビーロット社は不動産の投資開発や購入・活用コンサルティング、プロパティ・アセットマネジメントを主な事業とする不動産金融ベンチャーである。また、同時に設立からわずか6年、従業員23名での上場を果たした高収益ベンチャーでもある。

ビーロット社はなぜこの短期間で大きく成長し、IPOを実現できたのであろうか?

今回、ビーロット社代表の宮内誠氏と、“IPOを支援する会計士”として数々のベンチャー企業のIPOを支援しているBridgeグループ代表の宮崎良一氏、大庭崇彦氏の3名にビーロットのIPOの裏側やベンチャー企業と支援者のあるべき関係について伺った。

ビーロット設立はリーマンショックの真っただ中!なぜ初年度から売上が上がったのか?

—今回、ビーロットさんと同社のIPOを支援したBridgeグループさんにインタビューさせて頂くわけですが、両社のお付合いはいつ頃から始まったのでしょうか?

宮崎:契約がスタートしたのは2013年12月からです。ビーロットさんは2014年12月11日にIPOされているので、ちょうどIPOの1年前になります。

株式会社Bridge 代表取締役CEO 宮崎 良一(公認会計士・税理士)

2005年、同志社大学商学部卒業、有限責任監査法人トーマツ・トータルサービス1部に入所。2006年、公認会計士試験合格。会計監査、IPO支援業務、内部統制支援業務、IFRS導入支援業務等の経験を経て、2011年10月、株式会社Bridge設立し、代表取締役CEOに就任。現在は、経営管理部門総合支援のBridgeグループ代表CEOを務める。

 

宮内:そうですね。当時、IPOを目指す上で、管理部門の強化が急務だったこともあり、知人の公認会計士さんにご紹介頂き、お付き合いがスタートしました。

最初、宮崎さんとお会いさせて頂いたところから始まり、大庭さんには当社担当の責任者としてサポート頂いています。

株式会社ビーロット 代表取締役社長 宮内 誠

1969年2月生まれ。(株)三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)にてのプロジェクトファイナンスおよび不動産ノンリコースローン等を8年間担当。三和証券(株)(現・三菱UFJモルガン・スタンレー証券)にて不動産証券化アレンジメント業務に従事。都心Sクラスビル証券化、商業ビルファンド組成、特化型賃貸マンションファンド等のアレンジメント実績多数。

2006年から東証一部上場の不動産会社にて、取締役投資企画部長として新規業務の企画及び実践を担当。

2008年、新たな不動産金融ビジネスに取組むべく(株)ビーロットを設立し、代表取締役社長に就任。

 

大庭:最初はJ-SOXの構築を支援させて頂き、現在はその運用及び会計上の高度な質問や論点についても助言・サポートさせて頂いています。

上場後、会社側が直面される様々な課題や疑問点に対して「正確性」と「迅速性」を重視して対応させて頂いており、上場後も関係性が途切れることなく、引き続きご支援させて頂いています。

宮崎:ビーロットさんは、設立から6年、従業員わずか23名でIPOを実現されたのですが、その経営方針については学ばせて頂くことが多くあります。このインタビューを通じてベンチャー企業の方々や支援者である公認会計士の方々にも参考になるような情報をお伝えできればと思っています。

株式会社Bridge 代表取締役COO 大庭 崇彦(公認会計士・税理士)

2006年、公認会計士2次試験合格。有限責任監査法人トーマツ・トータルサービス1部を経て、2011年10月、株式会社Bridge設立し、代表取締役COOに就任。

 

—なるほど。では、まず、ビーロット社はどのように創業されたのでしょうか?

宮内:ビーロットは2008年10月に前職で一緒だった3人のメンバーでスタートしました。

私自身は銀行で不動産証券化の商品開発などの仕事をした後、前職では上場の不動産会社の役員を務めていたのですが、リーマンショックのタイミングで辞めることになりました。

当初、独立は考えていなかったのですが、たまたま現在の同じ会社の役員であった長谷川と望月も同じタイミングで退職するということで、お互いにこれからどうしていくのか話をしていたら、3人で一緒に独立する方向へと進んでいきました。

宮崎:その時は3人でどのような話をされたのですか?

宮内:3人はそれぞれの得意分野も性格も違うので「お互いの強みを活かして組んだら面白そうだ」と思ったのと、「ビジネスは人の役に立たなければ意味がない」「楽しくなければ仕事じゃない」というような基本的な考えが一致したのが後押しになりましたね。

リーマンショックの真っただ中で明るい展望はまったくなかったのですが、「逆にこれ以上悪くなるはないだろう」と真っ暗な中で無理やり光を見つけて独立に踏み切った感じでした。 

—リーマンショックの際、不動産業界は特に厳しい状況だったと思います。そのような中で立ち上がりは順調だったのでしょうか?

宮内:決して楽ではなかったのですが、2008年の10月に会社を設立して、2008年が残り2ヶ月と20日しかない時期だったにも関わらず、年内に最初の売上が上がったのです。

まさにお客様に恵まれていたのです。独立したばかりにも関わらず仕事を頼んでくれたお客様がいて、「自分たちを信頼してくれる人がいる」ということがわかって嬉しかったですね。

IPOを目指そうと決意をされたのはいつ頃なのですか?

宮内:実は創業時からIPOを意識はしていました。もちろん「IPOできるかどうか」というのは別でしたが、創業メンバーが全員上場企業の出身でしたから、書類の整理、反社会勢力対策など、IPOに必要なことを最初から意識して会社の運営を行っていました。

ただ、決して順調に来たわけではなかったです。2011年には東日本大震災も発生して苦しかったのですが、タイミング良く営業力の高い社員が入社してくれるなどいろいろな縁に恵まれて、ほんの僅かですがかろうじて黒字で終えることができました。

宮崎:御社のビジネスでは黒字であることは非常に重要ですよね。

宮内:そうです。当社の事業は、業種柄、資金を調達して調達した資金元手に投資金額及び件数を増やさなければ事業を大きく伸ばすことが出来ませんが、その前提としてまず、資金を調達するためには、赤字を避けなければなりません。

結果、2012年には市況が上向き始めたのもあり、資金調達の金額並びに調達に応じてくれる銀行数も増えてきまして、投資開発事業に力を入れられるようになりました。不動産コンサルティングとマネジメント事業が安定してきていたので、この頃から、「不動産投資開発事業を伸ばせばIPOを目指せる!」と具体的に考え始めました。

宮崎:IPOを目指すにあたって売上規模、組織人員の拡大を目指す企業も多いですが、敢えて組織人員の部分で“少数精鋭”を貫かれている点は、珍しいですよね。

宮内:そうですね。少数精鋭とうたっていますので、それだけ拘りを持って社員を選別しています。基本的には知っている人間で優秀な人材を採用するスタンスで人員を増やしてきました。

ただ、採用も簡単ではありませんでしたよ。最初は即戦力しか採用する余裕はありませんし、仮に仕事ができたとしても周囲に対して配慮のない人とは一緒に働きたくない、社風に合って信頼できる人が良い…と採用をしているといろいろ要望が出てきてしまいますから(笑)。

ですので、短期間で大きく人員を増やせる体制ではないのですが、一方でそうやって拘って採用してきたので社内は強固な組織になっていると自負しています。

大庭:御社には、社員同士のチームワークや一体感がありますね。

宮内:そうなんです。一般に、不動産業界の営業は良くも悪くも実力主義なところがあって、個々の営業マンの業績に頼っているところも多く、中には営業マン同士が「隣の席の同僚に営業方法を知られたくない」と思っているような会社もあったりするのですが、そういった風土にはしたくないと思い、それとは対極の組織作りを意識してきました。

宮崎:御社は社内だけではなく、社外の方々との協力にも積極的ですよね。ビジネスパートナーの方々にも株主になって頂いておられますが、そこにはどんな考えがあったのですか?

宮内:当社の“少数精鋭”というのは格好良く聞こえるかもしれませんが、それは裏を返せば“一気に人を増やすことによる成長は容易ではない”ということでもあります。そこで、それを補うために社外の方々と良好な関係を築いて事業を拡大していくことを意識しておりました。社内で結束できるなら社外とも結束できると思っておりましたので。

不動産業界で仕事をとるには情報が必要ですが、今は昔と違って情報がオープンになり標準化されていますので、「自分だけが知っている」といった情報は少なくなっています。

そのため、当社では、必要に応じて協力者の方々と役割を分けあって互いの利益を最大化することを意識してきました。そういった視点で中期的に協力関係を築いていける企業には同業者でも株主様になって頂いています。

宮崎:同業者との協力というのは我々の属する公認会計士の業界でも同じことが言えるかもしれません。私たちも独立してから、とにかく仕事は選ばず目の前の仕事を一生懸命頑張っていると、先輩の会計士や同業のネットワークを通じて仕事がまわってきました。ただ、独立してからある程度の期間が経過すると今度は本当の意味での実力が問われるようになりますよね。弊社も現在、その段階に差し掛かっています。

宮内:そうですね。当社も初期のお客様に対する良い仕事が評価され、仕事の輪が広がっていきました。実力がしっかりと評価されれば、お客様が次のお客様を、リピーターがリピーターとなるお客様を紹介してくれます。そういったサイクルが当社の成長のポイントになったと思います。

管理部門人材が足りない!どうやってIPOを目指せばいいのか? -不足する管理部門をBridgeがサポート 

話をIPOに移したいと思いますが、IPOに向けてショートレビューを受けたのはいつ頃だったのですか?

宮内:2012年の12月ですね。まだ管理部長が入社する前です。

大庭:そこから人材を採用して、準備も進められて、2年後には上場されていますから、その後のスピード感には、目を見張るものがありますよね。

宮内:現場はとても切羽詰まっていました(笑)。 

IPO準備を進めていく中での課題はどういうところにあったのでしょうか?

宮内:たくさんありましたが一番の課題は、急激に業務量が増加したことにより管理部門の人的リソースが著しく増加したことですね。

営業は社員のつてや縁故で信頼できる人材を集められましたし、人材の目利きもできたので脱落する人はいませんでした。実は当社の営業は設立6年で1名しか辞めていないのです。

宮崎:それは素晴らしいですね。

宮内:ただ、管理部門の採用に関しては人材を目利きするにも「できる」「できない」の判断基準が難しく、営業ほど自信を持って採用することはできませんでした。そこで、監査法人や証券会社などにアドバイスを求めていたところ、2013年11月に知り合いの公認会計士さんからBridgeさんを紹介頂いたのでした。 

Bridgeさんには最初どのような印象を持たれたのですか?

宮内:J-SOXに関する体制の構築と運用に関するアドバイスを依頼しようと思っていたので、「J-SOXに強いのかな?」と思ってお会いしたのですが、サービスメニューをよく読んでいくと、「バックオフィス業務を全てバックアップします」と管理部門実務に関するサポートメニューがたくさん書いてあって「え、これ全部やられているのですか!?すごい!」と驚いたのを覚えています。営業職のメンバーばかりで始めたベンチャーの現状をとても理解されたビジネスモデルを掲げており「ベンチャーにとってこれは心強い」と思いましたね。

その時点ではまだ、宮崎さん、大庭さんのキャラも分かっていなかったのですが「これはまさに我々のためにある会社だ、将来的にJ-SOX以外にもいろいろお願いしたい」と最初から思っていました。

“教科書的になりすぎない”-ビーロットの内部統制構築のために意識したこと

—当時、管理部門の体制はどうだったのでしょう?

宮内:正社員2人と派遣社員の合計3人でした。

大庭:当時はIPOを目指すにはやはり管理部の人的リソースが足りない状態で、宮内社長からは「J-SOX体制の構築と運用に関する業務を当社と一体となって進行・助言頂きたい」とご依頼頂きました。

宮内:そうですね。業務をお願いするにあたって「当社のメンバーと一体となって、社員の一員としての気持ちをもって取り組んで欲しい」という形でお願いして進めたのですが、当初の依頼通り、当社と一体となって業務を進めて頂けたことから、現場はかなり助かったようです。

宮崎:弊社からの指摘については細部に偏り過ぎて、経営者の方からすると逆に口うるさく感じませんでしたか?

宮内:いえ、むしろ口うるさく言って頂きたかったので、細かく見て下さったことに大変感謝しています。

大庭:ビーロットさんは取引形態がシンプルでかつ会社機能の大半が東京本社に集中していましたので、社長や管理部門の方の目が行き届く範囲で業務が展開されることが多く、J-SOXの体制構築において、過度に神経質になる必要はありませんでした。また上場会社で勤務経験のある方が多いので、内部統制の効いた組織を構築することに対しては、みなさんの理解もあってスムーズにできたと思います。

宮内:そうですね、管理部長が社内外の調整をうまくやってくれましたし、Bridgeさんのサポートとうまく噛み合ったと思います。当社の管理体制はBridgeさんから見てどうでしたか?

大庭:御社はその社員の大半がほぼ1フロアで顔を合わせて仕事をしていて、社長や管理部門の方の目が隅々まで届く環境ですから、闇雲にマニュアルやチェックリストを作ることを求めるのではなく、押さえるべきところを押さえ、省力化出来るところは省略していくという意識をもって体制を構築していきました。

誤解を恐れず言うならば、会社を取り巻く不正事象というのはJ-SOX制度が準拠した体制を完璧に構築したとしても完全に防げるものではありません。会社に与えられた時間、人的リソースは有限ですので、この限られたリソースを如何に対処すべきリスクに対するコントロールに振り向けていくのか、J-SOXの制度が求める原則論と現場実務の間でどうバランスをとるかは、監査法人からの指摘を踏まえつつ模索しながら答えを見つけていきました。

Bridgeさんはビーロットさんのオフィスに常駐してサポートされたのですか?

大庭:そうですね。常駐した日数は週1日から月数日と時期によって違いますが、ビーロットさんの社内に我々の席を設けて頂いて業務を進めていきました。

宮内:私と管理部と同じ島に大庭さんの席を設けていたので、プレッシャーもあったかもしれませんね(笑)

大庭:確かに良い意味で仕事に集中できる環境でした(笑)。けれども、社内の管理部の方々との意思疎通はもちろん、社長への報告・相談もしやすい状況でしたのでスムーズに業務を進められたかと思います。

宮崎:私も今回、改めて“ビーロットさんの成功の秘訣はなんだろう?”と思い返してみたのですが、やはりそれは“円滑なコミュニケーション”だったと思っています。御社のIPO準備では、利害関係者全員が円滑にコミュニケーションをとることができていました。

宮内:確かに、私がIPO準備で難しいと思ったことは、組織作り、業績作り、市場作り…「すべてを同時に走らせて、同じタイミングでゴールさせないといけない」ということなのですが、いずれもすごいボリュームと高いハードルで設定されていて、それをすべて同じタイミングで予定通りゴールできたというのは奇跡的なことだったと思っています。

社内でIPO準備に関わってくれたメンバーも頑張ってくれましたし、Bridgeさんはもちろん、IPOコンサル、顧問弁護士、監査法人など力のある社外協力者の方々を信頼し、信頼してもらえるという関係でやっていけたのは本当に良かったと思っています。

ベンチャーはどのように公認会計士を選ぶのか? -信頼のできる人からの「紹介」だからこそ即決で依頼

Bridgeさんに依頼する以前には公認会計士や税理士とのお付き合いはあったのですか?

宮内:銀行時代に不動産金融商品を扱っていたので、会計士や税理士の方々との付き合いは多かったのですが、金融や証券化分野に関して専門性の高い先生が中心だったので、事業会社のバックオフィスや会計に強い方は知りませんでした。

—ちなみに、Bridgeさんに依頼する際には、他社との比較はされたのでしょうか?

宮内:比較していないですね(笑)。他にどなたに聞いていいか分からなかったというのもあるのですが、親しい会計士さんからの紹介でしたし、これだけ多岐に渡ってサポートしてくれるなら、と管理部長と二人で即決しました。

宮崎:その節はありがとうございます。実は、初顔合わせの際はとても緊張していたため、その時のことを全て、はっきりとは覚えてはいないのですが(笑)、ディスカッションの最後に宮内社長が初対面の私に対して「私が信頼する会計士さんからの紹介ですから、私も宮崎さんを信頼します」とおっしゃって頂いて「あぁ、初対面の自分をこんなに信頼してくれるなんて、これはすごいな、もうやるしかないな」と感情的になった事をはっきりと覚えています。

そこまで言って頂けると、私の中ではもう報酬がどうこうという次元の話ではなくなりましたね。仮に頂ける報酬がどんなに少なくてもこの仕事を受けたいし「自分がビーロットさんのサービスを営業してでもこの会社をIPOさせたい!」と思うくらい衝撃的な言葉でしたね。

宮内:私はご紹介ってとても大事だと思っています。自分が人を紹介する時もすごい責任を負っていると思うし、逆に、そういった気持ちで紹介してくれたと思うとすごく重く受け止めます。迷いようもないわけです。

宮崎:そうですよね。私もご紹介頂いた方々との仕事というのは普段の数倍のプレッシャーがかかります。紹介してくださった方の顔に泥を塗れないですし、今回も本当に一生懸命やろうという気持ちで受けさせて頂きました。 

—実際に契約がスタートしてみてからはどうでしたか?

宮内:いざ業務が始まったら、お二方の性格がわかってきて、宮崎さんと大庭さんのキャラが良い意味でかなり違うなと(笑)。ビーロットの取締役もみんなキャラクターが違うのでそういった点に非常に好感を持ちました。

宮崎さんは明るく、お互い本音でズバズバと言い合える感じで、一方で、仕事を進める過程においてもスキがなく、寡黙だけどミスがない重厚な感じの大庭さん。ふたりのカラーが違うからこそ、良いと感じましたね。

大庭:ありがとうございます(笑)。我々としても、ビーロットさんとの仕事はとても取組みやすかったです。というのが、我々からの意見や指摘を真摯に受け止めて頂き、迅速に対応・改善を対応して頂ける、ある意味寛容で懐の広い風土がありました。上場基準で求められることなので「仕方ないけどやる」というのではなく、どうせやるのであればこれを機会に「より良い組織・強固な組織にしていきたい」という気概をヒシヒシと感じました。

宮内:Bridgeさんには手を動かしてサポート頂けたのが良かったですね。実務をサポート頂きながら、弊社のメンバーと証券会社、監査法人の間の橋渡し役になって頂けました。

宮崎:“手を動かす”というところは、ご依頼頂いた当初から絶対に押さえておきたいポイントでして、“コンサルティング”というと手は動かさず指摘やアドバイスに終始することが一般的なのですが、「我々は口も出すが手も動かそう、顧客の結果に対してコミットしていこう」ということは強く意識していました。

宮内:そうなんです、そこがとても共感したポイントでした。当社は少人数の企業なので、ひとりひとりの会社への影響が大きいので、社内の人に対しても社外の人に対しても手を動かせることを重視しています。アドバイザーを探す際も「アドバイスはもちろん、弊社と一緒になって手を動かせる人」ということを意識していました。

Bridgeさんとお会いした時には、お若い方々で、かつ、業務リストには実務サポートのメニューが並んでいて「これは手を動かしてくれるに決まっている!」とすぐにイメージできました。

ビーロットの今後 -世の中の役に立たなければ会社や事業をやる意味はない

—宮内社長は今後ビーロット社をどのようにしていきたいと思っていますか?

宮内:月並みですが、会社や事業というものは「世の中の役に立たなければやる意味がない」と思っています。会社は「人をたくさん雇う」、「税金や配当をたくさん払う」、あるいは「取引先を満足させる」ことによって世の中に役に立つことができます。

そのことに対して真摯に向き合って、会社をもっと伸ばしていきたいと考えています。我々の仕事はプロサッカー選手のように華麗なプレーで観客を喜ばせることはできないし、歌手のように歌って踊ってお客様を満足させることはできません。だからこそ、今できることを精一杯やろうと思いますし、せっかく会社を作ったので、私が死んでも残る、無茶はせずに順調に成長する会社になって欲しいと思っています。

—では、最後に、起業家として若手公認会計士のみなさんにメッセージを頂けますでしょうか

宮内:私がこれまでにお会いした公認会計士や税理士の方々はみなさん信頼できる方ばかりでした。

ただ、それは「難しい試験に合格しているから信頼できた」というわけではありません。仕事への向き合い方や、何のために仕事をしているのかという価値観など、そういった部分から信頼できたのだと思っています。

我々のようなベンチャー企業はたくさんの方に助けていただきながら成長していきますが、みなさんのような優秀な方々に助けていただけることによって大きく成長できる会社がたくさんあると思っています。

公認会計士や税理士という資格はあくまで武器のひとつとして活かしながら、みなさんの能力を前向きに使って社会に役立つ仕事をして頂きたいと思います。

 

(終)

特別協力:Bridgeグループ

管理部門支援のプロフェッショナル集団 Bridgeグループ

IPO支援のBridgeグループ

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