8月28日から30日にかけて、会計士関連のユニークなニュースが複数リリースされています。
公認会計士との婚活パーティー、公認会計士と乃木坂46・衛藤美彩の電子書籍の出版イベント、トーマツベンチャーサポートの名称変更に関する記事など、幅広くご紹介します。
公認会計士協会が主催?!異例の婚活パーティー
- 「異業種区民との懇親・婚活パーティー」業務受託 日本公認会計士協会東京会杉並会主催(杉並区後援)(株式会社パートナーエージェント 2017年8月30日付)
公認会計士協会が主催する行事といえば、定例研修にゴルフ大会、ボーリング大会、慰安旅行など思い浮かべますが、幹事をしているのでなければレクリエーション的なものに若手の会計士が参加しているのは見かけませんよね。
そんなマンネリ化した今までの慣行を一新する、驚きのイベントが公認会計士協会杉並会によって企画されました。
平成29年9月30日に開催される、会計士と異業種の杉並区民の婚活パーティーに関するプレスリリースが、イベントの運営を受託する株式会社パートナーエージェントより出ています。
今回の日本公認会計士協会東京会杉並会が主催する婚活イベント(杉並区後援)は、ふだん出会うことができない異業種の区民との交流ができ、「仕事は充実しているけれど出会いのきっかけがない」「杉並で働いている同年代の人に出会いたい」「婚活には興味があるけれど、敷居が高い」そんな区民のための、カジュアルな婚活イベントです。
引用元:「異業種区民との懇親・婚活パーティー」業務受託 日本公認会計士協会東京会杉並会主催(杉並区後援)(株式会社パートナーエージェント 2017年8月30日付)
記事によると、我が国の晩婚化対策として、「いずれは結婚したい」と思っている杉並区の若者を対象に、出会いの機会を作るために企画されました。20歳以上の独身で、杉並区内に在住または在勤の方は、どなたでも申し込み可能だそうです。
杉並区公式ホームページでも告知
「公認会計士協会が婚活パーティを主催するなんて本当?」と疑っている方へ、杉並区の公式ホームページでも、しっかりと以下の告知が出ています。
区では、結婚に向けた出会いの場の創出支援に取り組んでいます。
日本公認会計士協会東京会杉並会が主催する婚活イベントでは、ふだん出会うことができない異業種の区民との交流ができます。
引用元:日本公認会計士協会東京会杉並会主催『婚活パーティー』(杉並区役所 2017年9月1日付)
当日は、公認会計士が税務やコンサル業務について紹介するコーナーもあるそうで、普段は公認会計士と接する機会がない異業種の人にも、身近な職業として知ってもらう機会になりそうです。
男女各40名、最大参加人数110名で、参加者多数の場合は抽選となるようです。興味がある方は、試しに申し込んでみてはいかがですか?
“公認会計士とアイドル”という異色コラボで小説を共著
- 乃木坂46・衛藤美彩、ファン200人と「AIと会計」テーマのクイズ大会(TOKYO POP LINE 2017年8月29日付)
公認会計士とアイドルという異色の共著で、小説『なぜ彼女が帳簿の右に売上と書いたら世界が変わったのか?』が出ていることはご存知でしょうか?コラボの仕方だけでも話題性十分ですが、小説の内容も興味を惹かれる内容になっています。
小説の内容は簿記・会計に関するもので、会計士の専門知識を活かしたストーリーになっています。といっても、教科書的なものではなく、SF仕立てで気軽に簿記に触れることができます。
この書籍の電子化を記念して開かれた“AIと会計”をテーマにしたクイズ大会の記事を、TOKYO POP LINEが配信しています。
昨年8月26日に発売された本書は、乃木坂46の中で唯一の簿記資格保持者である衛藤が会社の数字のプロ・澤先生に簿記・会計の講義を受けているうちに「複式簿記」が存在しないパラレルワールドに迷い込んでしまうという、SF仕立てのエンターテインメント・ビジネスノベル。今回の電子化にあたっては、紙版にはなかった新たな写真も収録されている。
引用元:乃木坂46・衛藤美彩、ファン200人と「AIと会計」テーマのクイズ大会(TOKYO POP LINE 2017年8月29日付)
記事によると、このイベントで出されたクイズは、ITを活用した金融、決済、財務サービスなどのイノベーションの名前を問う難問や、株式会社設立時に準備する運転資金の名称を問う問題も含まれていたようです。
乃木坂46・衛藤美彩さん目当てで小説を買ったファンの人にも、簿記や会計、公認会計士に興味を持ってもらえたのではないでしょうか。
2017年9月1日、トーマツベンチャーサポートが社名変更
- トーマツ ベンチャーサポート、9月1日より「デロイト トーマツ ベンチャーサポート」に社名変更(デロイトトーマツ 2017年8月28日付)
アドバイザリー業務に強いトーマツが、グループ会社の社名を変更しさらに競争力を強化しようとしています。
デロイトトーマツはプレスリリースで、トーマツベンチャーサポートの社名変更と、新たな経営方針を発表しました。
以下のリリースの通り、「トーマツ ベンチャーサポート株式会社」は9月1日より「デロイト トーマツ ベンチャーサポート株式会社」へと社名変更となっています。
トーマツ ベンチャーサポート株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 吉村孝郎、以下TVS)は、2017年9月1日より、「デロイト トーマツ ベンチャーサポート株式会社」へと社名変更します。グローバルブランドである「デロイト」を社名に冠し、日本発世界へと挑戦のステージを上げる姿勢を体現します。これにより、大企業による海外のベンチャー企業との新規事業創出支援、およびベンチャー企業のグローバル展開へのサポートを強化します。
引用元:トーマツ ベンチャーサポート、9月1日より「デロイト トーマツ ベンチャーサポート」に社名変更(デロイトトーマツ 2017年8月28日付)
デロイトトーマツベンチャーサポートは、世界150を超える国・地域に展開するデロイトの約24.5万人のネットワークを活用して、グローバルイノベーションエコシステムを加速していくとのこと。
これまで日本国内では、Morning Pitch(モーニングピッチ)の運営などスタートアップ支援においても高い実績を出してきた同社ですが、世界展開に当たり、グローバルでより認知されている「デロイト」の名称を冠するようです。
(ライター 大津留ぐみ)