本コーナーでは、英語学習に興味のある公認会計士の皆様に向けて、プログリットによる英会話学習勉強法に関するコラムをお届けします。
出川イングリッシュで学ぶ英語上達法!大切なのは英語力よりも●●!?
リスニング力やスピーキング力などのスキルがあっても、マインドが伴わなければ英語力は上達しません。この記事では、出川哲郎さんの話す「出川イングリッシュ」から学ぶ、英語学習において本当に大切なものについてご紹介していきます。出川イングリッシュ、本当にすごいです。
出川イングリッシュとは?
みなさんは、テレビ番組「世界の果てまでイッテQ」の中で放送されている「はじめてのおつかい」というコーナーを知っていますか?これは、芸人の出川哲朗さんが海外に行き、道ゆく人に英語で質問をしながら、出されたミッションの答えを導き出していくというコーナーです。
英語力があるとはとても言えない出川哲朗さん。その出川さんが絞り出して発する英語が「なにそれ!」「面白すぎる!」と話題になり、今ではその英語に「出川イングリッシュ」と名前がつくほど人気のコーナーとなっています。
毎回予想外の英語が飛び出し、文法も発音もめちゃくちゃなのに、なぜか現地の人たちと意思疎通し最終的にはミッションをクリアできる。それを見た視聴者からは「すごい!」という絶賛の声が止まりません。
今回は、この出川イングリッシュについて、なぜ海外で通用するのかなども含め詳しくみていきます。
本当にすごい!出川イングリッシュをご紹介
イッテQを見たことがない方のために、いくつか出川イングリッシュをご紹介しておきます。
出川イングリッシュ①:グリーンビッグドール
イッテQ inニューヨークの回にて、出川哲朗さんは「自由の女神をリポートせよ」というミッションを与えられます。もちろんタクシーに乗ったり、スマホや日本語を話せる方に頼るのは禁止です。
自由の女神まで自力で辿り着かなければならない出川さんですが、自由の女神を英語で何と言うのか分からず「ドゥーユーノーフリーウーマン?(自由な女知ってる?)」を連呼します。(正確には、自由の女神=Statue of Liberty)
それで通じない出川さんは、「ベリベリビッグドール(すごい大きい人形)」や「フリーホワイトドール(自由な白い人形)」でも試してみますが、自由の女神は白でなく緑なのでやはり気づいてもらえず。
その後、通りがかりのお店にあった自由の女神の置物を見て色が緑だと気づいた出川さんは「グリーンビッグドール」と伝え、相手のアメリカ人が「Statue of Liberty?」と言ってくれますが、もちろんリスニングも苦手な出川さんには「スタジオエブリ?」に聞こえてしまいます(笑)
しかしその後も「スタジオエブリ」を押し通して質問を重ねているうちになんとか駅の名前を聞き出し、奇跡的に自由の女神にたどり着くことができました。
出川イングリッシュ②:クルクルボックス
「クルクルボックス」も強烈な出川イングリッシュの一つですが、みなさんはこれが何を表していると思いますか?イッテQ inシアトルの回にて、とある観光名所に自力でたどり着くミッションを与えられた出川さんですが、このクルクルボックス、実は観覧車を指しているんです。(正確には、観覧車=Ferris Wheel)
完全なる造語で道を尋ねまくる出川さん。もはや日本語連発で誰もが「通じるわけがない!」と思うのですが、ジェットコースターやメリーゴーランドなど関連する英語を口にしたことで相手がひらめき、目的地にたどり着くことができました。
出川さんには英語のボキャブラリーがほとんどありません。そのためジェスチャーやカタカナ英語を駆使し、相手から答えを引き出そうとするのですが、このコミュニケーションの取り方がすごいんです。何と質問したら良いかさえ分からないときは、何かに例えたりクイズ形式にしたりと、いろんな方法を片っ端から試します。一見おふざけに見えますが、コミュニケーション能力の高さを活用して相手の興味を引きつけ、相手が真剣に考えれくれるような空気を作り出しているのです。
こんなにボキャブラリーやリスニング力が無いにも関わらず、公共交通機関を使って目的地に自力でたどり着けるなんて、本当にすごいですよね。
出川イングリッシュから学ぶ、英語の上達において必要なもの
出川イングリッシュの話を踏まえて、英語力を上達させる上で本当に必要なものについて考えてみましょう。
自分の英語が「必ず伝わる」という自信
英語力が無い出川哲朗さんが群を抜いて持っているもの、それは自信です。
英語を何年も勉強している日本人に「英語話せる?」と質問しても、おそらくほとんどの人は「あまり話せない」と自信なさげに答えるでしょう。私も同じです。しかし出川さんは、英語を勉強したことがほとんど無くても「英語力が無くたって単語を並べたら通じるんだよ」と自信を持って答えます。出川さんは自身が英語ができないことを自覚した上で、「絶対に通じる」と言い切るんです。
出川さんが話す英語は、しっかりとした英文になっていることはほぼありません。それでも最終的には通じてしまいます。英会話において必要不可欠なのは、「必ず伝わる」という自信です。
自分の英語を「伝えたい」という気持ち
英会話においてもう一つ必要不可欠なのが、「伝えたい」という気持ちです。イッテQのとある回で、出川哲朗さんは声をかけた外国人の方にこんなことを言われています。
「I try to understand what you’re trying to ask for.(僕は君が聞こうとしていることを理解したい)」
出会って数分の相手にこの言葉を言わせるのは、本当にすごいですよね。出川さんの「伝えたい」という気持ちが届いたからこその言葉だと思います。
伝えたいという強い気持ちがあれば、相手は理解したいと思ってくれます。このようなお互いの歩み寄りがあるのとないのとでは、意思疎通の難易度が随分変わってきます。
出川イングリッシュから学ぶ、英語の上達において不必要なもの
出川イングリッシュを踏まえて、英語力を上達させる上で不必要なものについても考えてみます。
羞恥心と恐怖心
英語を話す上で不必要なものを考えるにあたって、出川哲朗さんに無いものを考えてみましょう。それは、羞恥心と恐怖心です。
慣れない地でネイティブの方に話しかけるのは、多くの日本人にとってそんなに簡単なことではありません。伝わるのか不安で縮こまってしまったり、恥ずかしいと思ってしまったりするものです。私も留学当初は無意味なプライドや不安を捨てきれず、なかなか自分から話しかけることができませんでした。
しかし出川さんは一切物怖じせず、人を見つけてはすぐに話しかけます。一回で通じなくてもあきらめないで何度も何度も繰り返し、挙げ句の果てに自分の英語が通じないと、ネイティブに向かって「Can you speak English?」と聞いたりもします(笑)出川さんの話す英語が分からず外国人の方に怪訝な顔をされようと、呆れられようと、そんなことは全く気にしません。
このマインドを持つことはとても大事です。「あ、やっぱり私の英語通じなかった、、。」「今度また通じなかったらどうしよう、、。」と後ろ向きでは、英語を話すのがどんどん怖くなり、それに比例して英語を使う頻度が減っていきます。
英語を上達させたいなら、羞恥心と恐怖心を今すぐ捨ててしまいましょう!
英語で躓いた時はイッテQの出川イングリッシュで元気になろう!
イッテQの「はじめてのおつかい」のコーナー放送後は、「出川哲朗さんに勇気をもらえた!」「出川イングリッシュすごい!」「私でも海外行けそうな気がしてきた!」など、ポジティブな投稿がSNSに殺到します。
英語に対して臆病になっている方や、海外留学に不安を抱えている方は、イッテQのこちらのコーナーを是非見てみてください。出川哲朗さん、本当にすごいです(笑)
英語力の上達において、リスニング力やスピーキング力、ボキャブラリーの多さはもちろん重要です。ですが、せっかくのこれらのスキルも、マインドが伴っていなければ最大限発揮することはできません。スキルと同じくらい、いやスキル以上に、英語に対するマインドの持ち方はとても重要です。
是非みなさんも、恐れず、恥ずかしがらず、「伝わる」という自信と「伝えたい」という強い気持ちを持って、英語に挑戦してみてください!
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引用元:出川イングリッシュで学ぶ英語上達法!大切なのは英語力よりも●●!? | PROGRIT MEDIA(プログリット メディア)