本コーナーでは、英語学習に興味のある公認会計士の皆様に向けて、プログリットによる英会話学習勉強法に関するコラムをお届けします。
英語の勉強にはコツがある?英語学習の手順や方法を徹底解説!

英語学習は、ただやみくもに時間をかけても、思うような成果は得られません。英語をできるだけ早く習得するためには、正しい手順を踏んで、効果的な方法で勉強することが重要です。この記事では、英語学習の手順と勉強法をご紹介していきます。
英語学習に困っているあなたへ
みなさんは、英語学習する上でどんなことに困っていますか?
「頑張って勉強しているのにTOEICのスコアが上がらない。」
「毎日忙しく英語学習の時間が確保できていない。」
「英会話の学校に長く通っているのに、英語を話せるようにならない。」
人それぞれ様々な悩みがあると思いますが、共通して言えるのは「自分が思っているほど順調には、英語学習が進んでいない」ということです。
では、なぜ英語学習が順調に進まないのでしょうか?
多くの場合これは、英語学習のコツを知らないことに起因します。英語学習のコツとは、英語学習の最適な手順と効果的な勉強法のことを指します。
この記事では、英語学習のコツをご紹介していきます。
英語の勉強の手順

英語学習のコツ1つ目は、最適な手順を踏んで学習していくということです。
では、正しい手順とはどのようなものなのでしょうか?
英語学習の正しい手順は、以下の3つのステップをしっかりと踏むことです。
- 目標を設定する
- 計画を立てる
- 継続する
当たり前のようですが、案外できていない方は多いです。1つ1つ解説していきます。
目標を設定する
目標設定は、英語学習を適切に進めていくためだけでなく、モチベーション維持のためにもとても重要です。
ここで大切なのは、具体的な目標を設定するということです。「将来英語がペラペラになる」などの曖昧な目標では全く意味がありません。
具体的な目標とはどういうものかと言うと、期間と数値が入った目標のことです。例えば「6ヶ月後のTOEICで800点を取る」などがそうです。
「英語を話せるようになる」「ニュースが聴けるようになる」などといった曖昧で成果の分かりづらい目標を立ててしまっている人は、その目標を達成することはほぼできません。
また、最終的な目標を立てたら、より短期の目標も一緒に立てることをおすすめします。
半年後の目標に向かって英語学習を続けていくのはそう簡単なことではありません。長期学習に疲れてしまったり、成長実感がわかずモチベーションが下がったり、途中で挫折しそうになるタイミングは何度も訪れます。
短期目標を作っておくと、それを達成するたびに短いスパンで成功体験をすることができるため、モチベーションを維持することができます。また、学習計画を立てる上でも、いつまでにここまで出来ている必要があるということを詳細に決めやすくなります。
- 英語習得の鍵は適切な目標設定!達成度を上げる目標を立てるには? | PROGRIT MEDIA(プログリット メディア)
- 英語の勉強が続かないあなたへ|英語学習を成功に導く4つのSTEPとは? | PROGRIT MEDIA(プログリット メディア)
計画を立てる
目標を設定したら、次はその目標を達成するための計画を立てましょう。
計画は、どれくらいの分量を、どの場所で、どの時間帯にする、というところまで細かく立てることがコツです。計画の目的は、学習を習慣化させることにあります。計画の方法を間違えると習慣が身に付きませんので、ここはじっくり時間をとって計画を立てましょう。
日々の英語勉強時間を捻出し、朝早く起きてカフェでの1時間、夜寝る前の家での1時間など、みなさんの生活環境に合わせてスケジュール帳に学習時間を書き込みます。そして、その時間に何をするのかを具体的に書き込んでいきましょう。「単語30分(p.15~30)」「文法45分(第2章)」など、具体的にどの範囲をやるのかも書き込みます。あらかじめやることが決まっていると、「何をしようか」と迷って勉強時間を無駄にすることはありません。
あまり無茶な計画を立てるとやる気を失ってしまうので、現実的な目標を立てるのもポイントです。
実行(継続)する
ここまで来たら、あとは計画に従って勉強し続けていくだけです。学習を継続する上で大切なのは、目標・計画の微調整と、学習の習慣化です。
目標と計画の微調整
最初の計画に無理が生じてきたり、目標が低すぎると感じたら、その都度計画の見直しを行いましょう。
自分のレベルに合っていない目標や計画に沿って学習を続けても、あまり効果がありません。目標や計画を適切に微調整することは、効果的に学習していく上で欠かせません。
学習の習慣化
学習を継続するためには、何と言っても学習を習慣化することです。
学習の習慣化はなかなか簡単ではありませんが、いくつかコツはあります。1つご紹介しておくと、学習時間をできるだけ朝に設定すると学習を習慣化しやすくなります。
仕事終わりの夜に学習の予定を立てていると、仕事で疲れて計画通り学習できない可能性が高まります。また、夜は急遽予定が入ってしまうこともありますよね。朝型にすることで、計画通り学習を進められます。
このように、具体的な目標の設定⇒綿密な計画の作成⇒実行(継続)、の手順で英語の学習を進めていくことで、英語学習を軌道にのせることができます。
英語の勉強の仕方①リスニング
学習のコツ2つ目は、効果的な勉強法で学習することです。
ここからは、具体的な勉強の仕方をスキルごとにご紹介していきます。まずはリスニングです。
シャドーイング
リスニング力の向上に最も効果的な学習方法はシャドーイングです。
シャドーイングとは、英語の音声を2〜3語遅れて発音していくトレーニングです。英語の音声を影のようにそっくりそのままマネして発音することから、シャドーイングと呼ばれています。
もともとは通訳の訓練などで利用されていた学習法で少し難易度が高いですが、やり方のコツさえつかめば一般の学習者でもトレーニング可能です。
教材選びのコツは、自分のレベルにあったものを選ぶということです。難しい音声で練習した方が効果的だと考える方がいらっしゃいますが、音声をそのままマネして発音できるレベルのものでトレーニングしなければ、シャドーイングの効果は薄れてしまいます。
下に、シャドーイングのトレーニングに使えるYouTube動画を載せておくので、一度トライしてみてください。
ちなみに、シャドーイングは、リスニングだけでなく発音やイントネーションなどスピーキングの上達にも役立ちます。
多読
多読は、文字通り、英語をたくさん読むトレーニングです。
しかし、ただたくさん読めばいいというわけではなく、英語を読む際のルールが2つあります。そのルールとは、
①英語の語順のままで読む(返り読みをしない)
②分からない単語があっても辞書で調べない
の2つです。
ルール①英語の語順のままで読む(返り読みをしない)
1つ目のルールは、英語の語順のままで読むということです。
日本人の方は、英語を読む時、つい後ろから後ろから返り読みして読んでしまいがちです。例えば以下の文を見て下さい。
The boy who is running in the park is my brother.
この文を読んだ時、「who is running in the park」から先に読んで、「公園で走っている男の子は」と訳した方は多いのではないでしょうか?このように、英語の語順のままで読まず後ろから訳しながら読んでしまう読み方を、返り読みと言います。
しかし、返り読みをしないことが、リスニング力の向上とどう関係しているのでしょうか?
リスニングをする時のことを思い出してみてください。
音声は、前からしか流れませんよね。後ろから流れることは絶対にありません。つまり、英語を英語の語順のままで理解できるようにしておくことは、リスニング時の理解力の向上に繋がるのです。
もちろん、リーディングのスピードアップにもなります。
ルール②分からない単語があっても辞書で調べない
2つ目のルールは、分からない単語があっても調べないということです。
これも、リスニングする時のことを思い出してみてください。
リスニングしているとき、「ん?」と思う単語が聞こえても、一々辞書で調べている時間はありませんよね。
普段から、分からない単語の意味を推測する癖をつけておくことで、リスニング時分からない単語があっても、焦らず文脈から意味を推測しながらリスニングすることができます。
英語の勉強の仕方②スピーキング
次に、スピーキングの勉強の仕方をご紹介します。
瞬間英作文
スピーキングは、ライティングと違って文章をゆっくりと組み立てている時間がありません。自分の頭の中にある文法と単語を瞬時に組み立てて話す必要があります。
そのため、スピーキングのトレーニングでは、瞬間的に文章を英作する力を鍛えるのが効果的です。
この瞬間的に英作するトレーニングをする際におすすめの教材が、下記でご紹介している「瞬間英作文」です。
こちらの教材では、中学校3年間で習う英文法を使って英作文の練習をすることができます。スピーキングにおいては、難しい英文法を使う必要は全くありません。実際ネイティブも、会話の中で使っているのは中学校で習うような簡単な英文法ばかりです。
「瞬間英作文」に出てくる簡単な文法を完璧にマスターし、瞬時に英作できるようになることで、スピーキング力をぐんと上げることができます。
オンライン英会話
スピーキング力を上げるためには、やはり実践トレーニングも欠かせません。適度にアウトプットすることで、より効果的にスピーキング力を上げることができます。
スピーキングのアウトプットの場としておすすめなのが、オンライン英会話です。最近では安価で24時間対応しているオンライン英会話もあるため、英会話スクールに通う時間がない、お金がないという方でも、安心して利用することができます。
下にオンライン英会話の効果的な利用法やおすすめのオンライン英会話をご紹介した記事を載せておくので、参考までにご覧ください。
- オンライン英会話は効果なし?英語力を上げるおすすめの活用術をご紹介! | PROGRIT MEDIA(プログリット メディア)
- Skypeで英会話レッスン|おすすめのオンライン英会話4選 | PROGRIT MEDIA(プログリット メディア)
英語の勉強の仕方③リーディング

次に、リーディングの勉強法です。
スラッシュリーディング
リスニングにおいて、英語を英語の語順のまま前から理解できるようになることは重要であることをご説明しましたが、それはリーディングにおいても同じです。
リーディングにおいてそれを身につけるために有効なのが、スラッシュリーディングです。スラッシュリーディングのやり方については下記記事で詳しくご説明していますので、ご確認ください。
英語の勉強の仕方④データベース強化
最後に、データベース強化のやり方をご紹介します。データベースとは、単語や文法など英語に関する知識のことを指します。
特に英語初心者の方は、英語の知識が圧倒的に不足しています。そういった方は、リスニング、スピーキング、リーディングの勉強法を実践する前に、まず単語や文法の英語知識を増やしましょう。
インプットの方法にやり方も何もないだろうとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、インプットにも効率的な勉強法はあります。ここでは、データベース強化の方法をみていきましょう。
単語の学習方法
単語の学習において重要なのは、「多方面から学習すること」と「復習すること」の2つです。
単語勉強法①多方面から学習する
単語の効率的な勉強法1つ目は、多方面から学習するということです。
単語の勉強のやり方として一般的なのは、単語帳を「見る」という覚え方だと思います。しかし、多くの方面からアプローチすることで、より記憶に定着させることができます。
具体的には、「見る」だけでなく、「見て、聞いて、口から出す」の3方面から単語を覚える方法です。
①単語帳を見る
②付属のCDで発音を聞く
③発音する
1ステップの学習法から、上記のような3ステップの学習法に変えることで、単語の定着率が上がります。
単語勉強法②復習
単語を1度見ただけですべて覚えられる人は、ほとんどいませんよね。単語を覚えるためには、適切なタイミングで何度も復習することが大切です。
みなさんは、「エビングハウスの忘却曲線」というものをご存知ですか?エビングハウスの忘却曲線とは、ロシアの心理学者エビングハウスが行った、無意味な綴りを暗記させたあとの記憶保持率を測った実験結果をグラフにしたものです。
これによると、新しいものを覚えた際には、短い期間の中でたくさん出会う回数を増やしたほうが効率的に覚えられるということが分かっています。
つまり、英単語を覚える際にも、初めて単語帳を見てから、翌日、3日後、1週間後のように、短い期間の中で何度も復習することで、より効率的に単語を記憶に定着させることができます。
文法の学習方法
文法を学習する際には、なぜその答えになるのか自分で説明できるレベルまで解説を理解するということが重要です。
解説を見て理解したつもりでも、自分で説明するとなると案外説明できないことはよくあります。しかしその程度の理解では、別の形で同じ文法問題が出てきた時、また間違えてしまう可能性が高いです。
文法は、自分で解説できるレベルまで徹底的に理解するということを意識して勉強しましょう。
英語の勉強のコツまとめ
この記事では、英語学習法に悩んでいるみなさんのために、正しい英語学習の手順と勉強の仕方をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
手順と勉強の仕方が適切であるかどうかによって、英語習得までにかかる期間は随分変わってきます。是非、今回ご紹介した手順と勉強法を試してみて下さい!
効果的な英語学習の手順と勉強の仕方
- 英語学習は「具体的な目標の設定⇒綿密な計画の作成⇒実行(継続)」の手順で!
- 勉強の仕方はスキルごとに効果的な学習法で!
- リスニング学習法⇒シャドーイング・多読
- スピーキング学習法⇒瞬間英作文・オンライン英会話
- リーディング学習法⇒スラッシュリーディング
- 単語学習法⇒多方面学習・復習
- 文法学習法⇒自分で解説できるまで理解する
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引用元:英語の勉強にはコツがある?英語学習の手順や方法を徹底解説! | PROGRIT MEDIA(プログリット メディア)