本コーナーでは、英語学習に興味のある公認会計士の皆様に向けて、プログリットによる英会話学習勉強法に関するコラムをお届けします。
英語の感覚を鍛える4つの方法|英語特有の音や文法、言葉の使い方を習得するには?
英語は、リズムやイントネーションなどの音においても、言葉の使い方や文法においても、日本語とは全く異なる言語です。そのため、英語特有の感覚を掴むのは日本人にとって簡単なことではありません。この記事では、英語の感覚を鍛えるための4つの方法をご紹介していきます。
英語の感覚を鍛えよう!
英語には、日本語と違う英語特有の感覚が多数存在します。それは、リズムやイントネーションなどの音においてもそうですし、言葉の使い方や文法においてもそうです。
この記事では、英語の感覚を鍛える4つの方法をご紹介していきます。英語らしい感覚を掴んでよりネイティブ英語に近づきたいという方は、是非ご覧ください。
英語の感覚を鍛える方法①チャンツ
「チャンツ」という言葉を初めて聞く方もいらっしゃるかもしれませんが、チャンツは、英語教育の場面では子供向けの英語教育法の1つとして広く知られています。
チャンツとは何なのかを簡単に説明すると、英単語や文章を一定のリズムに乗せて繰り返し発音することで、音節の区切りやイントネーションを自然に身に着けることができる英語学習法のことです。どのようなものなのか、実際にチャンツの音声を聞いてみましょう。
このように歌を歌うように繰り返し発音することで、感覚的に英語のイントネーションや発音を掴むことができるのが、チャンツです。
いつまでもジャパニーズイングリッシュから抜け出せないという方は是非試してみて下さい。
英語の感覚を鍛える方法②パラフレージング
英語は、同じ表現の繰り返しを避ける言語です。そのため、同じことを言いたい時でも、同じ言葉を使わず違う表現を使用することが多いです。こういった英語の感覚を掴むために有効なのが、パラフレージングです。
パラフレージングとは?
パラフレージングとは、同じ内容を別の表現に言い換える訓練法で、繰り返しを避ける英語の感覚を掴むにはもってこいのトレーニング方法です。
例えば、「週に一度」という表現を、1つではなくいくつかの表現を使って言ってみてください。
per week
once a week
weekly
他にも、「最近」という表現はいくつ言い換えることができるでしょうか?
lately
recently
nowadays
these days
このように、1つのことを色々な言い方で表現する練習をするのがパラフレージングです。このトレーニングを続けることで、多様な表現を身につけることができます。
英語の感覚を鍛える方法③シャドーイング・オーバーラッピング
シャドーイングは、リスニング力強化のトレーニングとしてとても有名ですが、このトレーニングは英語特有のイントネーションや発音など、音の感覚を掴む上でも有効です。
シャドーイングには、音の復唱を目的とするプロソディーシャドーイングと内容理解を目的とするコンテンツシャドーイングの2つのやり方がありますが、音の感覚を掴むことが目的の場合はプロソディーシャドーイングで十分です。
それでは、具体的にプロソディーシャドーイングのやり方をみていきましょう。
プロソディーシャドーイングのやり方
①音声を聞き全体的な意味を把握する
まずは、音声を数回聞きスクリプトを確認しながら内容的に分からない部分がないかを確認します。分からない単語や文法は調べて、全体的な意味がクリアな状態にしておきましょう。
②音の変化をチェックする
内容をクリアにしたら、次は音の変化をチェックします。
音の変化とは、ネイティブスピーカーが自然な速度で話すときに起こる発声音の変化のことを言います。具体的には、単語同士が繋がったり(音の連結)、「~ing」形の「g」の音が消えたり(音の消失)する変化のことを指します。
音の変化チェックでは、音声を数回聞きながらスクリプトを見て、音が変化する部分をどんどんチェックしていきます。最初は音の変化を抑えることが難しいですが、音の変化を意識することはシャドーイングをする上でとても重要なステップです。
③オーバーラッピングする
実際にシャドーイングをする前に、まずはオーバーラッピングをしましょう。
オーバーラッピングとは、スクリプトを見ながら音声と同じタイミングで発声するトレーニングで、ここでしっかり口馴らしをしておくことでシャドーイングしやすくなります。
④シャドーイング開始
シャドーイングでは、流れてくる英語の音声を2、3語遅れてそっくりそのまま影のように復唱していきます。
シャドーイングする際は、スクリプトは見ず音声に集中して行うのがコツです。最初は難しいですが、できるだけ音の変化やスピード感、強弱などを正確に再現することを意識しましょう。何度も繰り返すうちに、そっくりそのまま真似して復唱できるようになります。
もしシャドーイングがあまりにも難しいという場合は、オーバーラッピングまででも大丈夫です。
英語の感覚を鍛える方法④スラッシュリーディング
日本人にとって、韓国語を習得するのはそんなに難しくないという話を聞いたことはありませんか?これは、日本語と韓国語の語順がほとんど同じであるためです。
日本語と韓国語は、基本的に「主語→目的語→動詞」の語順で構成されます。一方英語は、「主語→動詞→目的語・補語」の語順で構成され、日本語の語順と大幅に異なります。
この違いを攻略して英語の語順の感覚を掴むのに効果的なのが、スラッシュリーディングです。
スラッシュリーディングとは?
スラッシュリーディングとは、英語のかたまりごとにスラッシュを入れながら、前から順番に英訳していく読解法のことです。
スラッシュを入れるのは意味の区切りとなる部分で、主に以下の4つです。
①前置詞のカタマリの前
②カンマの直後
③接続詞や関係詞の前
④不定詞や分詞の前
実際にスラッシュリーディングに挑戦してみましょう。
実践!スラッシュリーディング
Our Prime Minister, Shinzo Abe, started XYZ campaign.
→Our Prime Minister, /Shinzo Abe, /started XYZ campaign.
私たちの総理/彼は安倍晋三と言いますが/XYZキャンペーンを始めました
We are sorry for the delay which is due to technical problems.
→We are sorry /for the delay /which is due to technical problems.
申し訳ありません/遅延に関して/それは技術的な問題によるものです
見ていただければ分かる通り、スラッシュリーディングではきれいな訳にする必要はありません。意味のかたまりごとに前から順番に訳していくことで、英語を英語の語順のまま理解する感覚を掴むことができるようになります。
まとめ
この記事では、英語の感覚を鍛える方法を4つご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
日本語にない感覚を掴むのは簡単なことではありませんが、マスターしてしまえば英語学習が随分楽になります。是非今回ご紹介したようなトレーニング方法を使って、英語の感覚を鍛えてみてください。
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引用元:英語の感覚を鍛える4つの方法|英語特有の音や文法、言葉の使い方を習得するには? | PROGRIT MEDIA(プログリット メディア)