ホテル業界におけるマッチアップ実証事業を通じて、キャリア構築のポイントを探る
2019年8月29日
PwCコンサルティング合同会社
PwCコンサルティング合同会社(東京都千代田区、代表執行役CEO:足立 晋、以下「PwCコンサルティング」)は、観光庁より「観光分野における女性活躍推進に関する調査事業」を受託し、育児などで就業ブランクのある女性やキャリアアップを目指す女性と、多様な人材の確保・活用を目指すホテル業とのマッチング事業「観光業でキャリア再発進プロジェクト(以下「本プロジェクト」)」を9月より開始します。
2019年6月に開催されたG20大阪サミットで女性のエンパワーメントが大きく取り上げられるなど、世界的に女性の活躍推進への注目が集まっています。日本においても、特にここ数年でさまざまな女性活躍推進の取り組みがなされています。内閣府男女共同参画局「男女共同参画白書 令和元年版」によると、女性の就業率が上昇しM字カーブは以前と比べ浅くなってきていますが、それでもなお、2018年の女性の非労働力人口のうち237万人が就業を希望しています。また、2018年の非正規雇用者の割合は、男性が22.2%であるのに対し、女性は56.1%と半数を超えている状況です。
一方で、観光分野では雇用拡大による人材不足が深刻化しており、特に女性の活躍推進に関しては、諸外国と比較してもまだ展開・拡大の余地が大きい状況と言われています。
PwCコンサルティングは本プロジェクトを通じ、現役ホテルマンや女性の再就職支援エキスパートによる講座やキャリアコンサルティングの提供、女性とホテルのマッチングイベントの実施、ホテルに対する人材活用の研修の実施などを行い、実際に女性の活躍事例を創出することを目指します。また、このプロセスを通じて、ホテル業における女性活躍推進実現のためのポイントを抽出し、次年度以降、他地域のホテル業や、ホテル業以外の観光分野へも展開を検討してまいります。