会計士ができることは監査だけじゃない-監査法人を飛び出した会計士が学んだこと【PR】

  • 2016/8/16

税理士法人平成会計社 パートナー・税理士 三品貴仙/公認会計士・税理士 西村和朗

公認会計士は何ができるのか?

公認会計士の独占業務と言えば「法定監査」である。
一方で、公認会計士になるための試験は「監査」のみならず「会計学(財務会計・管理会計)」「租税法」「企業法(会社法や金融商品取引法)」などの多岐に渡る科目で構成され、合格するためには企業経営に関する広範な知識を押さえなければならない。

それだけの知識を得て取得する公認会計士という資格は本来は監査に留まらない高いポテンシャルがあるのではないだろうか。

今回、そんな疑問へのひとつの解を得るため、大手監査法人を退職し、独立系の大手税理士法人である平成会計社へと転職した若手公認会計士に、彼の経験から「公認会計士にできること」を、また、その上司である税理士に数々の若手会計士を育てた経験から「公認会計士の強みはどこにあるのか」を語って頂いた。

会計士ならやれば何でもできると思っていた、でも、やらなければできなかったと思う。

2011年に大手監査法人から平成会計社へと転職してきた西村氏だが、入社後には法人税や所得税の確定申告や決算書の作成、連結決算や開示の支援、財務・税務デューデリジェンスなど幅広い業務を経験してきたという。

税理士法人平成会計社 公認会計士・税理士 西村和朗

西村 和朗(にしむら かずあき)

税理士法人平成会計社 第二事業本部 公認会計士・税理士

早稲田大学卒、2006年、公認会計士試験合格。新日本監査法人にて約4年間勤務し、製造業などを中心とした会計監査やIFRS導入支援などに従事。2011年10月、税理士法人平成会計社へと転職。法人の税務顧問や連結決算、不動産証券化の会計事務などの業務に従事。

「転職して税務や会計コンサルティング、FASといった監査以外の業務に携わるようになり、会計士像はどう変わりましたか?」という質問に対して、西村氏からは、

「実は自分の中での会計士像は会計士を目指した時に持っていたイメージからそれほど変わってはいないんです。」

との答えが返ってきた。

そもそも西村氏が公認会計士を目指した際、彼が会計士資格に持ったイメージは、公認会計士は、会計や税務、経営など企業に対して総合的な視点からコンサルティングができるというものであったという。

「そういったイメージを持っていた中、会計士試験に受かって最初に携わった仕事が会計監査でした。

監査をやってみると正直なところチェックが中心の地道な業務だと思いましたが、この経験を活かしたらもっといろんなことができるんじゃないか、とは感じていました。」

西村氏はそう語る。

実際、平成会計社に転職し、監査以外の仕事に携わってみて、事前のイメージに近い形で業務に馴染んでいく手応えがあったという。

「税務やFASを経験して、監査だけに携わっていた時よりも視野は広がりましたし、“会計士だからやればできるのだろうな”と思っていたものを実際に経験して自分でもやれることがわかったのが大きな収穫でした。

やれると思っていても実際にやってみなければ、実務の実態も知らずにやればできると思っているだけの会計士だったと思います。」

税理士法人平成会計社 公認会計士・税理士 西村和朗

総勢243名のスタッフが所属する平成会計社では、西村氏と同じく監査法人から転職し税務やFASに携わっている会計士や税務経験の豊富なベテランの税理士が多数在籍していることから、彼らのサポートを受け転職後の知識習得も比較的スムーズであったという。

「平成会計社に転職してみてたくさんのことを学びましたが、税効果など税務と会計のギャップがあり、対応は少し難しいものでした。

また、自分で会計の実務を行ってみることによって、監査を行っていた際は、クライアントに“ここを少し変えるだけなので簡単”と思って依頼していたようなことも、作る側には実は大変であることも体験できたなど、専門知識を得ること以外にも気づきや学びが多くありました。」と西村氏は語る。

監査法人出身の会計士は優秀!?-会計士の魅力は基礎知識、スケジューリング能力、そして知識に貪欲なこと。

監査法人を飛び出して活躍する会計士がいる一方で、会計士を採用する側は彼らをどう評価しているのだろうか?

平成会計社には総勢39名の公認会計士や会計士試験合格者が所属し、公認会計士の中途採用も積極的に行っているが、西村氏の上司であり、同社パートナーとしてこれまで多数の若手会計士を指導・育成してきた三品氏(税理士/事業本部長)は、若手会計士の持つ魅力として

  • 「基礎知識」
  • 「スケジューリング能力」
  • 「知識に貪欲である点」

という3つの点を挙げてくれた。

税理士法人平成会計社 パートナー・税理士 三品貴仙

三品 貴仙(みしな たかのり)

税理士法人平成会計社 パートナー・本部長 税理士

1998年日本大学大学院卒業後、同年8月、税理士法人平成会計社に入社。大手不動産会社を入社後から担当。不動産証券化や不動産投資信託などの業務に携わる。

「当社の中途採用ではこれまで監査法人出身の会計士を多数採用していますが、総じて優秀な印象があります。 まず、会計士は会計に関するひと通りの知識があり、税金計算までの一連の流れを理解しているので指導する側としても教えやすい印象があります。

また、当社ではクライアントの連結や開示実務を支援するサービスも行っていますが、監査法人出身の会計士は監査を通じて様々な企業の決算や開示を見てきている経験があるため、決算や開示のスケジューリングに長けています。

そして、何より魅力的なのが、知識を得ることに対して貪欲な点です。自分の持っていない知識に対して貪欲なため、未経験業務への好奇心も強く、新しいプロジェクトにも積極的に手を挙げる人が多いと思います。」

会計士のポテンシャルを最大限に発揮する“お客様に対して「できない」と言わないスタンス”

連結売上高1兆円超!大手不動産会社の税務・会計支援プロジェクト

また、西村氏は、クライアントに対して税務・会計・FASを総合的に提供する平成会計社のスタンスも会計士としての能力を最大限に伸ばせる環境だと感じているという。

西村氏は、三品氏のマネジメントのもとで携わった、連結売上高が1兆円を超える大手不動産会社のプロジェクトを例に語ってくれた。

現在もその大手不動産会社の連結決算支援に携わっている西村氏だが、同社に関するプロジェクトは開始当初と現在では業務範囲が大きく広がっており、そこには会計士の専門性の広さや、平成会計社のビジネススタンスが大きく影響しているという。

税理士法人平成会計社 パートナー・税理士 三品貴仙/公認会計士・税理士 西村和朗

始まりは連結決算の実務サポート

西村氏が同プロジェクトに入った当初、クライアントである大手不動産会社からの依頼は、経理部門のマンパワー不足を補うために連結決算のサポートをお願いしたいというものであった。

それは平成会計社から公認会計士2名がクライアントの経理部へと出向し、連結決算の現場で実務をサポートするという内容で、SPCを含む多数の連結子会社からのデータを吸い上げ連結清算表を作成するという実務支援に西村氏も従事することとなった。

西村氏は、この連結決算を支援するプロジェクトに携わってみて「連結や開示支援の業務には、監査法人での経験が活かせる部分が多分にあった」と語る。

税理士法人平成会計社 公認会計士・税理士 西村和朗

「監査法人で経験した開示や連結など会計関連の知識はすぐに活かすことができましたし、監査人がどこを意識してチェックするのかをわかっている点もクライアントにアドバイスする際に活かせると感じました。

また、監査調書を誰にでもわかりやすいように作成するといった経験が、クライアントへの資料をわかりやすく作るというコンサルティング業務のベースとなる部分で役に立っているとも思います。」

このように連結決算支援の業務に携わることとなった西村氏であるが、その過程においてクライアントから連結決算に限らない様々な質問に答えていくこととなる。

一般的な税務に関する質問や、匿名組合に関する考え方といったものから、

  • 連結決算に関連した組織再編に関する会計処理
  • 税務パススルーであるSPCを連結する際の税効果の考え方
  • 在外子会社に対する融資から生じる為替影響を回避する方法

など、その中には、時に自身が未経験の内容や事例として稀有なものもあった、

また、クライアントも大企業であるがゆえに経理メンバーの異動があるなど様々な要因によって人員状況が変化していく。

それにより、当初は連結決算の支援がメインであった先方のニーズも刻一刻と変化し、開示書類やCF計算書の作成といった実務支援の依頼、そして、会計や税務スキームに関する相談などへとプロジェクトの範囲も広がっていくこととなった。

なぜ平成会計社には様々な業務が依頼されるのか?-お客様からの相談には何でも対応するスタンス

なぜ平成会計社には上記のように追加での依頼が舞い込み、業務の幅が広がっていくのだろうか。

三品氏は「平成会計社ではお客様目線を常に意識し、監査以外のすべてのサービスを提供するというスタンスがクライアントからの評価につながっていると思う」と語る。

税理士法人平成会計社 パートナー・税理士 三品貴仙

通常、会計事務所やコンサルティングファームでは、規模が大きくなると、サービスラインごとに部門やチームが分化し、また、業務プロセスが標準化・定型化されることによって一部の専門性や効率性が高まっていく。一方で、それによって、専門外の業務や定型外の依頼を受けにくくなるケースもある。

しかし、平成会計社ではクライアントに対して自社の都合による杓子定規な対応にならないよう、相談された内容に対応できるできない問わず「まずはクライアントの話を聞く」ことを重視しているという。

「ビジネスということだけ考えると、工数や手間のかかる業務はなるべく受けないというスタンスもありかもしれません。けれども、当社はクライアントを大事にしており、また、当社の成り立ちとしても当時未開だった不動産証券化分野にチャレンジしたところから大きく成長してきた背景がありますので、当社の風土の根本には積極的にチャレンジをしていく気質が残っています。

そのため、当社ではクライアントに対してノーという姿勢は原則としてとらず、まずは話を聞き、会計監査以外の要望は何にでも取り組む姿勢を大事にしています。それによって、始めは対応が難しいと思うような内容でも話を聞いている過程で良い方法を思いつくケースもあります。

もちろん、時に難易度の高い相談も来ますが、会計業界が成熟した今の時代では、誰もやっていないようなことをやらなければビジネスは広がりませんから、むしろクライアントが困っている難しい問題にこそ積極的に取り組んでいます。」

三品氏は同社のスタンスをそう語る。

会計士という資格の強みを最大限に発揮する

三品氏や西村氏の話からふたつの点が浮かび上がってきた。

税理士法人平成会計社 公認会計士・税理士 西村和朗

平成会計社のように会計、税務、FASなど様々な相談にワンストップで答えられるということは、クライアントにとっては非常に利便性が高いということ、そして、会計士という資格が持つポテンシャルが最大限に発揮されているということだ。

西村氏は今回のプロジェクトに関して「仕事に対して真摯に取り組むことによって、信頼が積み上がり仕事が広がっていったと感じている」と語る。

会計、税務、財務、そして、会社法などの各種法律、日々の実務において様々な疑問が湧いてくる中でひとつの部門やひとりの担当者が広範な知識と経験でアドバイスをくれるのはクライアントの経理担当者にとってもやりやすく、大きな助けになるということは想像に難くない。

一方で、そういった様々な質問のいずれにも対応していくことができるのは、広範な分野をカバーする会計士試験の勉強、そして、多数の企業の実態を知ることができる監査を経て培われた、まさに会計士だからこその知見だとも言えるだろう。

何を聞いても応えてくれる西村氏の存在はクライアントの担当者からは頼もしく、その中で信頼も積み上がっていったのではないだろうか。

西村氏は、今回のプロジェクト途中で移動したクライアントの担当者が異動先から新たな仕事を依頼してくれたこともあった、という。

「ひとつ、またひとつと先方の質問に答えていると、気がつくと困った時にいつも私に相談してくれるようになっていました。先方が困ったときにいつも対応していたので、異動先でも困ったときに私の存在を思い付いて連絡をくれたのだと思います。

最初はどうなっていくかわからない仕事でも、お客様に対して一生懸命やっていけば自然に広がっていくのだと、目の前の仕事に真摯に取り組むことの大切さを強く感じました。」

会計士ができることは監査だけじゃない。いろんなことに挑戦したほうがいい。

西村氏のように平成会計社で活躍する若手会計士たちに対して、パートナーの三品氏は、 「プレーヤーとしては一流と呼んでも良い若手が増えてきた。今後は後進の育成などより高い目線での仕事を行っていって欲しい。」 と期待する。

税理士法人平成会計社 パートナー・税理士 三品貴仙

また、「チャレンジしたい会計士にはぜひ当社の中途採用に応募して欲しい」とのメッセージもくれた。

「チャレンジする気持ちのある方、変化に前向きな方にこそ当社に入社して貰いたいと考えています。人は自分の能力の限界を決めてしまうとその人の能力はそれ以上広がりません。

当社では従業員にいろいろなことに挑戦して良い意味でどんどん変わっていって欲しいと思っていますし、ひいてはそれが平成会計社自身の可能性も広げることにつながると考えています。」

そして、インタビューの最後に、西村氏に若手会計士へのメッセージをお願いしたところ 「会計士ができることは監査だけじゃない。いろんなことに挑戦して欲しいと思います。」 との言葉をくれた。

税理士法人平成会計社 公認会計士・税理士 西村和朗

「多くの若手会計士は監査法人で監査業務に従事していると思いますが、そこから飛び出していろんなことに挑戦して欲しいと思います。私も監査でいろいろなクライアントを見てきた経験が外に出てとても役に立っています。

また、“監査だけじゃない”という言葉は、コンサルティングや税務などの実務以外のことも指しています。

例えば、マネジメント。マネジメント能力は普通の会社では当たり前に求められることですが、監査法人では上司、同期、先輩や後輩とみな同じようなバックグラウンドをもった会計士ばかりですので、コミュニケーションもそれほど難しくありません。

けれども、監査法人の外に出てみればいろいろなバックグラウンドを持った人がいて、そういった人たちと一緒に仕事をしたり、自分と違うバックグラウンドの部下や後輩を指導・育成したりしなければならず、それは簡単なことではありません。

監査法人の外にはそういった部分でもやりがいや会計士としての能力を活かせる機会がたくさんあるということが、みなさんに伝えたいことのひとつです。」

税理士法人平成会計社 パートナー・税理士 三品貴仙/公認会計士・税理士 西村和朗

(終)

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